多分、物足りなく感じる最大の点は
【色数・色幅の少なさ】から来ていると思います。
折角の叙情的なモチーフなのですから、もっと表情豊かに
色の幅を持たせてみるのも楽しいと思いますよ。
ただ、単に色を増やすのではなく
この絵で言えば【赤と黒のみで描いてみる】と言うのはどうでしょうか。
何十種類の赤と何十種類の黒で描くのです。

あと、追加として
今迄の絵がほぼ100%【俯瞰】で描かれてるのも物足りなく感じて来ている
要因のひとつなのだと思われます。
ここいらでひとつ冒険して【アオリ】で描いて見ては如何でしょうか？
（アオリ：見上げる構図）
俯瞰だと、折角の主題である空よりも結局は地面に意識が言ってしまうと言うのも
現状の物足りなさの原因のひとつだと思われますからね。

こんにちは。
美しい絵ですね。つい惹きこまれて眺めてしまいます。
ご自身の世界観を確立されてますし、
人物の描き方も西洋人形ぽいですが、そこがいいと思います。

さて、アドバイス的なものですが…。
手前の人物と崖はよく描けていると思います。
ですが、雲が霧のように描かれていて、近くと遠くが曖昧過ぎるのかなと思います。
小さな鳥も特に入れなくていいかなあ。
気がついた時でいいので、
夕刻の空を日が沈んで星が見えるまで30分くらい眺めてみるといいと思います。
（今なら金星と木星が西の空に見えます）

俯瞰構図が多い…とのことですが。
「不安感」や「寂寥感」を表現するのに、俯瞰はよく使われると読んだことがあります。
なので、さち。 さんがこの構図で描かれるのはある意味正解だと思います。

さち。 さんがアップされてる絵では、逆さま構図のがぱっと見ていいなと思いました。
（水面に黄色い花と人物が映ってる？）
大事なのは、表現したいものに合った構図にするということだと思います。
（アオリでも人物の顔は影にしてしまって、
手に持っている花とかで気分を表すとかいう方法もありますが）

では夜の空も見事描き上げてください。
陰ながら応援しています。

人物がとても魅力的ですね。髪の表現が美しいです。

私見で恐縮ですが、この絵をぱっと見て受けた印象は
とても「暗いイメージ」でした。
夕焼けをバックに黒く影が落ちる崖の上に立つ少女？はこの後、
崖から身を投げてしまうのでは･･･という不安感を覚えます。
もしその「不安感」を表現するのが狙いであるのなら
本当にとてもよく描けていると思います。

「美しい夕焼けと人物」というイメージで描こうとするのならば、
人物が夕日を浴びながら穏やかな表情で陽が落ちる遠い稜線を眺めている、
という構図なら明るいイメージになるかなぁと思います。
あとは夕焼け空に重点を置いて、人物はいっそシルエットにしてしまう･･･
などもいいかもしれません。