可愛らしい絵ですね、男性向けの一般的な萌え絵に見えると思います。
塗りも綺麗ですが、ただ一つスカートの陰影が立体感が無くて勿体ないなと感じました。
自分がふわふわスカートが大好きなので気になってるだけかもしれませんが！
一言だけでごめんなさい

　どこかで見たことがあると思ったら「ペンタブ de コミック広場 キャラクターコンテスト」の優秀賞作品『わたしのせかい』の作者の方ですね。当該コンテストでは個人的にイチ押しでした。
　私はメカ屋で三次元屋なので二次元的に的確なアドバイスはできないので「需要があるか・今後の方向性」という点を中心にお話したいと思います。

　頭の幅と肩幅がほぼ同じか肩幅のほうが狭いというデフォルメ化がかなり高レベルで形になっています。
　こういった形態の絵は「萌え」という言葉が生まれる前からよく見かけたジャンルのものですが、いわゆる「萌え絵」と切っても切れないと言うほど必須条件ではないかと思われます。しかし、その要素は持っていると思います。例えば、ご提示の『おんなのこ！』よりは『ｷｬｯｷｬｳﾌﾌ（No.229418）』のほうが萌えジャンルの要素を強く持っていると言えます。ピンク髪・ツインテール・ツリ目に八重歯（キバ）、ネコ耳などがそれにあたるでしょう。
　正直言って今のままでもレベルは十分高いので強いて課題があるとすれば、いかにそういった見た目にわかりやすい「萌え要素」に頼らないで描くかという点になるでしょう。
　例えば、先に挙げたような追加オプションのような萌え要素ではなく、「上目遣い」のような独特の仕草に萌える人もいるわけです。TINAMIにアップロードされているものに限って言えば、ポーズや仕草に萌え要素を仕組んでいる絵は一枚もないように思われます。

　あるいは、逆に様々な「萌え要素」を選り好みせず可能な限り吸収してあらゆる需要に対応できるように自分の中で昇華させるか。「男性向け萌え」と大きくくくると相当多様な趣味に対応しなければならないので、かなり広範囲の守備範囲が必要になるかもしれません。守備範囲を狭くとって極めるか、広くとって万能タイプになるかの選択も場合によっては必要かもしれません。

　ポップな背景もキャラクターを引き立たせるのに一役買っているので、これはこれで十分に醸成されていて完成しているかと思います。特に、『わたしのせかい』ではポップ系の背景でないとその世界観を表現できていなかったと思いますのでポップな背景が林檎ゆゆさんの絵のレベルを押し下げているということはないと思われます。近年のマンガ・アニメ系の絵では奥行きのない効果背景や空白が有効に使われていることですし。
　その中で注目したのは『いちごミルク色（No.272982）』です。この絵には他の絵には異なる魅力があるように感じられました（支援数はいまひとつのようなので、そう感じた私は少数派なのかもしれませんが）。大半の絵が天地が描かれていないのに対し、この絵にはベッドシーツらしき「地」と窓という「天」が描かれています。ぬいぐるみのような小道具も私にとっては重要と思えました。
　『わたしのせかい』を見る限り立体の把握には問題がないように思われますので、「描けない」のではなく「描かない」だけだと解釈しました。
　絵に「状況」を解らせる何かを組み込むことが課題といえば課題かもしれません。

　なんか抽象的な話ばかりで申し訳ないですが、何かのヒントになれば幸いです。

こんばんは。キレイなイラストですので僭越ながらコメントいたします。
イラスト自体はキレイで、強いて課題を上げるとしたら、手の指。Vサインの指の付け根に違和感があるトコロや、靴の爪先が踏ん張っていないトコロくらいなんですけど、絵のクオリティを下げる程の点でも無いので単なるあら捜しですね。

私個人の印象としては、どちらかというと「女子向け」って言う感じです。男性が望む様な恋愛対象とかお色気とかの要素が若干薄くて、むしろ女の子が観て「カワイイ」と思う様なイラストだと思いましたが？他のイラストも観て、上品で女子ウケするかも？っと思いましたよ。
事実、女子小学生、女子中学生でも「萌え」系イラストは結構好むんですよ。本来は女児向けアニメから発展してきた様式ですからね。
ただ、需要と考えると今の少女漫画とかが、この様な絵を求めているかと言うと、どうなんでしょ？少女漫画では避けている様な気がしますが、果たして？

男性向け萌えジャンルを狙おうとするなら、先の２番の押野卓様のご意見にもありますが、具体系な背景も描いてみては？
教室内とか室内とか、５W１Hを設定した絵ですね。男性が観てキャラクターの置かれている状況がしっかりと伝わり、キャラクターの性格やら心理状況が想像出来る絵を描いてみれば？
このイラストの場合は仲良し２人と言う感じはあるのですが、別に百合っぽくもないし、どうなの？という感じになってます。

また本格的にお仕事にするなら、作家としての個性や特徴も必要と思います。
今の場合は突出した特徴とかが無いので、少々インパクト不足と感じました。

すいません。ちょっと誤解があるかもしれませんので再度コメントします。

>裏目に出ているのでしょうかね…

と書かれていますが、女子ウケする事が欠点だと書いたつもりはありません。むしろ長所だと思います。
女性ファッション雑誌を参考にしているのも絶対にヨイと思いますよ。

それにプラスαとして、男性にもウケる様な「あからさまに萌え系」要素を追加した方が良いと思いますよ。
一見ファッション雑誌の様に男女関わらずセンスがイイと思われて、なおかつ、萌え〜、となる様な作品を目指してみては？
こういうのは意外と少ないですからね。

度々すみません。分かりにくい説明だったのですみませんでした。

改めてTINAMIにアップされているイラストを全て拝見しなおしましたら、一つの特徴がありまして、ほぼ全てキャラを正面から描いた、ファッション雑誌の写真の様なアングルになっていますね。
これはこれで上品で良いのですけど、アオリや俯瞰の構図が無く、キャラクターの立体感が表現しきれていないのでは？
なんだかんだ言っても男性ウケを向上させようと思ったら、お色気の要素も必要になりますので、全身像を下からアオリで描いてみたり、上から見下ろしたりして、ボディラインの立体感を強調して描いてみてはいかがでしょうか？

もっともこういう具合に描いたら、少々下品に思われてしまうかもしれないので、上品さを保ちつつ描いてみては？
例としては、スポーツとか戦闘シーンとかアクションシーンを想定したら、下品にならないかも？

イラストそのものは大変上手でセンスもよく、支援数もあるので、動きのあるアングルやポーズも可能と思いますよ。

（やっぱアドバイスラウンジも質疑応答が出来易い形式にした方が良いなあ、、、）