こんにちは。匿名にて失礼します。
楽しく読ませていただきました。

どんな方を読み手の対象とするかでかなり感想の内容が変わると思いました。（だからこそ、色々な方へコメントを求められているんだと思いますが）
ですので、色々な側面からコメントしてみます。

１．アマチュア（同人）作品として
とっても話が盛り込まれていて、どんどん読み進められて楽しめました。絵もうまく、魅せゴマも決まっていて恰好いいです。

２．もし投稿作品にするなら
・主人公のキャラが弱いです。もっと主人公の魅力を引き出せるのでは、と思いました。（必殺技が超後半に出てくるのは、たぶん狙いがあると思いますが、惜しいです。読者ってある種ワガママで、序盤がたるいと初めの数ページで作品ごと飛ばしてしまう可能性があるので）
具体的には初めの数コマで、もっと読者を惹きつけるセリフやネタを入れると良いと思います。
・H×H？などの影響を受けているのかな、と感じました。投稿されるのであれば、特に少年誌は流行りの絵柄を意識されたほうがよいと思います。
・もうひとつ、ページ数が多いのでエピソードを取捨選択して36p程度にまとめられるとよいです。
・主人公の成長があまり見えません。というのは、けっこうチートな無敵キャラだからです。主人公の内面や外面に明らかな弱みを見せておくといいですね。
例えば、土下座シーンがありますが、あらかじめ主人公に人に頭を下げることはできないようなキャラ付けをしておけば、そのシーンで感情の落差を生むことができます。

３．絵描きの立場から
絵柄を今向けにするともっといろんな方に見てもらえそうです。
場面転換のシーンには、空が入った遠景があった方がいいです。
３人のナースちゃんがいましたが、後半全く出てこないので、最後あたり出すか、いっそいなくてもよかったかも？？
画面にバストアップが多く、背景がちょっと苦手傾向なのかな、と思いました。

４．その他
モーガンのキャラがとっても生き生き描かれていて、ここはたぶん作者さんの活かすべき部分！だと感じました。
世界観の説明が途中から唐突に出てくるので、せめてさわりだけでも冒頭にあるとよいですね。

長々と失礼しました。
編集部への持ち込みや、出張編集部などに行って色々な方の意見を直接聞くと更にステップアップできるかもしれません。（対面で意見を聞くのは参考になりますよ！！）

いずれにしても、中～長編の漫画を描き切るのは作者さんが思っている以上にすごいことです。
次回作もがんばってください！

あけましておめでとうございます。
(二たびコメント削除して、追記してます。ごめんなさい。編集機能が欲しいな)

良い点はアイデアとキャラ。
個々のエピソードは良いかと思います。

改善点はエピソード盛り込みすぎでしょうかね。
主役はたっているから読切り作品では無く、連載作品１話２話と言った感じにしたら読み易くなるかもしれません。
ソレゾレを36頁ぐらいに纏めた方が面白いかもしれません。

例えば
第一話主役登場
物語設定の状況描写とヤクザ同士の抗争。
ソレを解決する主役登場と実は医者だった。
生い立ちのハナシ云々を交える。
でもナースはお色気衣装。でオチ。

第二話モーガン治療

とか。

モーガン治療のエピソードが本筋なのですが、作品世界の状況描写が台詞だけなので、ヤクザ抗争のハナシを広げて状況描写そのものを面白くする事も可能だと思います。
ヤクザ抗争の解決は例えば黒澤明「用心棒」などを参考に。
大戦後の話ですが、科学技術医療技術の継承がなされていないけど、警察はかろうじて存在し、国家組織、政府は曲がりなりにも機能している状況で、農林水産業や簡単な工業などは一応存在する、とか背景描写がいるでしょうね。

その他の細かい状況描写も冒頭に遠景描いて分かり易く。
例えば11頁のホワイトマン家もニコちゃんマーク看板が小さいので見逃してしまいます。
病院の赤十字マークも入れておいた方が良いでしょう。

また、台詞多過ぎで無駄ゴマも多いかと思います。
例えば
２頁目の２コマ目や３頁目の2コマ目は不要では？
2頁目の
「なんだ!?あの白衣の野郎は？」「見ねェ顔だ！」「余所者か!?」
はドレか１個１コマで充分だと思います。
後の頁も同様。
ネームの段階で必要なコマ、台詞だけに集約し、一コマ一コマの絵を大きくして丁寧に描いた方が良いでしょう。
そうすれば、先の人が指摘した全身カットも入れ易くなります。
（多分、描けないのでは無くコマが小さいのが原因だと思います。）

「・読者置いてけぼり…。」
と言う不安感から余計に台詞やコマを割り込んでいるかもしれません。
説明は無駄を省いて簡潔にした方が分かり易いのです。

他に分かりにくい描写としては39頁目の葛藤シーン。
もう一個の人格（？）と会話してますが伏線とか無いので少々分かりにくく唐突です。

またエピソードの改善点としては、モーガンの悪性腫瘍が見抜けなたったのは少々まずいです。
無敵キャラとして最初から見抜くか、もしくは見抜けなかった事にもっとショックを受けさせた方が良いかと思います。
テンポアップの為に最初っから悪性腫瘍を見抜いた方が面白いかも？

質問で
「・デッサンが…。」
っとありますが、キャラや背景は丁寧に描いてあるので、ネームを修正してコマを大きくし、一コマ一コマ分かり易く描いたら良いと思います。
１枚イラストでは無く、エピソードで見せる漫画ですので、あんまり気にする事は無いと思います。
もっとも個人的にはアクションシーンに迫力が欲しいトコロではあります。

匿名で失礼します。
漫画読ませて頂きました。

モーガンの話が過去だと気づかず本を得てからの続きだと思ってしまいました。
他の方も言っているのですが話を分割にした方がもっといいように思えました。
本の収集を中心とした物語とモーガンさんの話を軸にした話とか。

ストーリーですが、これは好みの問題なのですが主人公が自分の信念のためなら何でも有りなのが私的にはちょっと違うかなって思いました。
ギャグとして怪我して治すならいいのですがシリアスとしては医者としてどうかと。
警察官が家に突入したら手術するとか（大事なメスをそんな事に使うの？）話し合って刑務所で治療するぐらいでいいように思えました。
そして何であんたはここまでするんだ？みたいな流れで過去の話をするとか。

漫画ってすぐに読めちゃうのに描くのはその何十倍の時間が費やされるんですよね。
その情熱って凄いと思います。
これからもがんばって描いてください。

アマチュア作品としては充分だと思います。
見るからに週or月刊少年誌向けの絵柄なので現在以上にデッサンを気にする必要も無いです。
（線の正確さよりもテンポや迫力が優先されるという意味で）

ではこのマンガが同人誌即売会で頒布されていたとして、お金を出して欲しいかというと…難しいところです。
やはりもう少しばかり物語の構造をシンプルにした方が立ち読みする読者を引き込めると思います。
ここら辺が創作ジャンルの辛いところです。

次に他の方も書かれていますが、主人公のキャラクターが弱いです。
なんと言っても治療するのが医者の矜持であるはずなので、それに相反する行動を取らせる理由があまりにも弱いです。
一例としては暴力シーンを過去の回想として
「かつて恐れられた殺人マシーンがあることをきっかけに医者となった（医者になってからは威嚇はしても暴力は振るわない）」
とするなどです。
また、人を傷つけたいと思う「本能」と人を救いたいという「信念」のせめぎ合いは主人公の「弱点」となります。個人的にはこれを中心にドラマを組み立てればより「良い話」となるように思えます。
私だったら助手をどんな傷を受けてもすぐに治る「死ねない身体」に設定して主人公の本能の捌け口にしたかも知れません。
主人公はそんな自分を嫌悪して…いや、それはさすがに話が重すぎるか。

そうですね、全部描きたいという気持ちが前に出すぎて逆に主張がぼやけてしまっているように思えますので、描きたい要素に順番をつけて一番描きたい要素に他の要素を肉付けしていくような組み立て方をすると良いと思います。

それから今後時間を掛けて克服していっていただきたい課題ですが、どうも苦手なアングルや表現を回避して作画しているように見受けられ、一部窮屈で性急な展開が散見されます。
また、背景は人物ほどお得意でないようにも見えます。
私自身修行中の身ですので人のことは言えませんが、表現のレパートリーを増やすと格段に画面作りが楽になります。
一朝一夕に出来るものではありませんが、是非身につけていただきたいところです。
エピソードとしては32P前後編で全64Pくらいの内容を一本に詰め込んでいるように感じます。

つらつらと挙げましたが、個人の趣味としては充分な水準である…という前提での話です。
そうですね、これら全部出来ればマイナー誌の即戦力レベルという話です。
肩肘張らず行き詰まったときの参考程度に受け取っていただければ幸いです。

再びこんばんは。（ココの機能に会話機能も欲しい）
他の人のコメントも二つに分かれてますね。
『（壊してから治す、という医者は好きなんですが…）』
と言う意見と
『なんと言っても治療するのが医者の矜持であるはずなので、それに相反する行動を取らせる理由があまりにも弱いです。』

まあ表現が弱いと言うのは共通した感想ですが、
『壊してから治す医者が好き』
か
『治療するのが医者の矜持。暴力シーンを過去の回想にする』
かは意見が分かれてますね。

さて、私はソコソコ主人公キャラが立っていると思ったのは、悪人を叩きのめしてから治療するという主人公が矛盾した事をしでかすから面白いと思いました。
コレがこの作品の面白さだと思います。
漫画は道徳の教科書ではありません。
多少破綻して読者がツッコミいれるくらいのギャグがあった方が面白いんですわ。
大抵の正義のヒーローなんて悪役を叩きのめして「完」ですが、その後に治療するなんて善人ですよ。
完璧なヒーローですね（笑）。倫理観がしっかりと確立しています。
この所をもっと膨らませた方が面白いと思いました。
冒頭のヤクザ抗争解決シーンも、主人公大暴れシーンが割愛されているので勿体ないし分かりにくいんですわ。

だから主人公のアクションシーンに迫力が欲しいのです。

それで、こういう破綻した行動をしでかす主人公の動機やら時代背景を描写したら面白くなるんですよ。
医療技術がかなり失われた未来のハナシですので医療倫理も少々乱暴になっていても不思議は無いのです。

これが暴力をふるわない真面目な医者の漫画だったら、あまり面白くないですよ。

また作品タイトルがどっちなの？との指摘もありますが、その通りだと思います。もっと単純で分かり易いタイトルの方が良いかも？

何となく、全体的に上品な感じで作り話っぽい感じがします。テンポが悪いのも、そのせいかなと思います。悪役はリアルにいるムカつく同級生とかを参考にするとか、作り話とは思えない要素を盛り込んで「実感」のある手触りのあるものだけで、作り話的要素は全部排してみてはどうでしょうか。

以下、感想です。

力に簡単に屈服する物分りのいいマフィア達とか、面目が潰れないようにと公然と主張する割には、部下の進言で素直に諦める所長とか、悪になりきれていない。

人が力に屈服するのは普通だし、表現で普通でなく魅せられるかもしれないけど、別に力で屈服させたという本質が変わるわけではない。主人公も痛めつけて治すとか、紳士だなぁと思います。本もあまり苦もせず手に入るし、本にある知識は借り物。主人公が自分を乗り越えるシーンでも自己完結しているし。良かった表現としては治療を続けてきたことで、警官を懐柔したとこです。これは、他力でなく、ものすごく現実的で、地道にやってきた結果なので。

敵はもっと下品で汚くて、ある意味羨むほど本能丸出しでいいし、主人公も自分で立ち直れないぐらい絶望して無様に本音を晒せばいいし、みっともない所をみっともなく助けられればいいかなと思います。