はじめまして。
漫画を読んで思ったのがこれは一般的に公開していいのかどうかがよく分からないというか疑問に思ってしまいました。

めくりの意味が分からず調べました。
最初のページが右とじか左とじかも分からないですしネット上だとページ風に見れないんですよね。
ただ背景が少ないのと人物が同じ（自分が描きたいしぐさやサイズでしか描いていない）のが気になりました。
人物の次の話で又人物で描いているので急に話が変わっていて状況を考えてしまいます。

ただ、ちゃすさんがこのストーリーをただエロさだけで描いているのであれば、このままでいいと思います。

禁断の兄妹の恋愛モノのを主人公の内面としてきちんと描いていきたいのであれば最後をどうするかまで真剣に設定を考えた方がいいかと思います。
（正直、一緒にお風呂が平気だとか下着を着けていないと言う所で妹が兄に気があるっぽい雰囲気があると感じました。）

また話を女装を中心として描きたいのか妹との恋愛を描きたいのかもハッキリさせた方がいいかと。

ターゲットは男性向けの成人雑誌だと私は思いました。

前回に比べるとかなり読みやすいように感じました。
ただ内容が前回が事件を描いていたのに対して、今回は事件に重きは置いておらず人物の内面の話になっているので前回の指摘事項が表面化しづらいテーマである点は否めません。

まずはその生産力は立派です。
数をこなさないと身につかない物はあるので数をこなせる人とそうでない人ははっきりと差が出ます。いまある勢いを大事にしてください。

ターゲットは中高生向けに思えます。
ジャンプでいうなら週刊以上ヤンジャン未満のジャンプスクエアとかあのあたりでしょうか。
成年向けにするなら茶化し誤魔化しを廃し、もう少し冷めた視点で淡々と且つ真摯に女装という性癖と向き合う必要があると思います。
昔ならいざ知らず、性同一性障害などが認知されている昨今で女装癖をギャグとして笑い飛ばすのは大人の目から見ると不誠実に映るからです。
中高生向けなら思春期特有の変身願望の一種として解釈できますのでこのくらいの軽さでも読めると思います。
性描写に対しても真っ向から描いているとは言い難いのでエロ漫画とも呼べないでしょう。

さて、本編中残念に思うのは
「重要箇所の説明をモノローグに頼っている」
点です。
長台詞もそうなんですがこれらは漫画を描く上でなるべく避けるべしとされる手法の代表格です。
回避できる分は回避しないと、所謂「上達しない」ことになります。
前回も申し上げましたが「趣味でやる分」には上手下手は関係ありませんのでわざわざ指摘するようなことでもないのですが不特定多数から高い評価を得たいならば克服しなければならないでしょう。

最後に感想ですけども、前回に比べるとキャラクターに思いを馳せる隙もあるし、総じて読みやすい印象はあります。
その上で、ですが私の第一印象である主人公の女装癖を主軸に兄妹の近親恋愛を絡める形の構成とするならば、
私だったら柳を男性にして、主人公の性別については気づいていないか気づいていても気づかないふりしているかにしたと思います。
どっちかというと妹視点のスピンオフが描きたい気になります。