アドバイスラウンジ - Henri-Françoisさんの質問

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投稿:Henri-François 13/06/30 00:56 100pt. 受付終了

たびたびアドバイスラウンジでお世話になっているHenri-Françoisと申します。
今回のご相談は変則的なものになるかと思いますが、よろしくお願いします。

自分の絵柄・画風は(イラストレーターや漫画家などで活躍している方だと)誰に近いのかということを以前からずっと知りたいと思っていました。
何人か目標としているイラストレーターや漫画家の方がいるのですが、自分ではその方々の絵柄などが反映されていると思っても、客観的に見た場合そうでないということも考えられます。
(最近はいくらか改善されましたが、私の絵柄・画風は癖が結構強いと身内から言われることが多いです)
そこで、このイラストを見て、絵柄や雰囲気などが似ている方を教えていただきたいのです。
深く考えずに、第一印象やぱっと見で構いません。
(検索しますと私が目指している方の何人かが分かると思いますが、それにとらわれない意見を頂きたいので、むしろ第一印象やぱっと見での意見を希望します)

このイラストの投稿日時はいくらか前になりますが、一番最近に着色まで完成させたイラストで、自分の中で納得がいく出来になっている(気に入っている)作品ということで今回投稿させて頂きました。
その他に、通常のデッサンなどのアドバイスも歓迎です。

よろしくお願いします。

回答一覧

1. 回答: 匿名希望 13/06/30 08:08 

絵柄・画風は癖が結構強いというのは、端的に絵として稚拙であることをオブラートに包んで表現されているだけかなと思います。身内なら、批判する表現は避けたいでしょう。どちらにしても、一番最初に目に付く特徴はバランスの欠如から来る違和感ですが、好意的な見方をすれば、その違和感こそが味であると言ってくれる人がいるかもしれません。

何が稚拙かというと、人体のバランスや構図でしょうか。人体で言うと、各パーツの長さの比率がおかしいですし、頭部や腕足が球体や円柱のように本来丸みのある立体であるものが、線画も塗りも平面的になっています。構図については、舞台挨拶的な直立不動で正面からポーズのみというのも、独自性があるというよりは、表現力が稚拙であるといわざるを得ません。同じ構図でもエジプトの壁画の方が表現力があるなという感じです。

現状、伝えたいものすべてを表現できていないと推測します。誰かと比較するのは、背景も含めて自分のイメージをすべて表現しきった後だと思います。そのため、人体を様々な構図から描けるように、基礎的な画力を磨くことをお勧めします。基礎的な画力が身に付けば、Henri-Françoisさんのオリジナルの発想が生かせると思います。

返信: Henri-François 2013-06-30 15:40:17

改めて考えてみたところ、癖が結構強いというのは、絵として稚拙だということを表現しているのはまさにその通りだと思いました。
人体のバランスなどは気をつけて描いているのですが、描いていてしばしばどこか変だなと思うことがあります。
線画や塗りなども立体感が出るように心がけているのですが、どうしても平面的になりがちです。
構図は自分が描いたイラストとしてはこの作品は動きが出ている方なのですが、まだまだ表現力が稚拙ですね。
そうなると今の自分に必要なものは、基礎的な画力を磨くことですね。
頑張っていこうと思います。

アドバイスありがとうございました。

2. 回答: 匿名希望 13/07/01 02:48 

絵にどういう物語を盛り込むのか、良く考えてから描き始める事も必要かと思います。

触手に陵辱されかかっている女性のイラストとして考えますとシチュエーションの練りこみ不足で、自分でツタを絡めてる女騎士くらいにしか見えません。

・鎧を外す、アンダーウェアを部分的に引き裂く、鎧やアンダーウェアの下に潜り込む等の描写が皆無。
 そこまでやるとR-15でしょうけど、選んだモチーフからして健全にはなりようが無いので、むしろ腹を括るべきかと。

・表情は放心している感じですが、正直この触手の本数や露出から見ると、くすぐったい程度でしょう。
 表情の説得力不足です。

・堕ちようとする理性と信仰の最後の砦っぽくロザリオに左手を廻しているように見えますが、その際はロザリオ本体を力強く握り締めているとか、もしくは逆に、失った信仰を示すように力なく手から滑り落ちるような描写が欲しいです。
 現状だといかにも半端で、伝わる物がありません。

・甲冑が色々残念です、これだけガチガチ着込んでるのに、手先の篭手が無いとか、スカート短すぎるとか、下に鎖帷子着ていないなぁとかです。
 それとも、スカートの下部は、既に外された後なのかな……
 史実に準じて描かねばならぬ、等とは言いませんが、全体的にリアリティ不足です。

 どうも細い女性の体のラインを維持したくて、無理に甲冑を歪めて描いているように見受けます。
 例えば腕の鎧などが顕著ですが、厚みが無いので、鉄のというより、布のアームカバーに見えます。
 それが、塗りだけでなく、鎧の質感の喪失につながっているように思います。
 
 個人の見解ですが、女の子が甲冑を着る姿を描くなら、無骨な鉄の鎧と、その隙間隙間から見える、元の体の細さという対比で、華奢さを演出した方がよろしいかと思います。

長々失礼いたしました。

返信: Henri-François 2013-07-01 19:04:50

このイラストの触手責めはマイルドなものを目指したのであえてそれほど過激な描写はしていません。
絵にどういう物語を盛り込むのか、そこまで良く考える前に描き始めたというのもシチュエーションの練り込み不足に見えてしまったのだと思います。

表情は放心した状態を描いたのですが、もう少し蕩けさせても良かったと思っています。
手に持っている物はロザリオではなくロレーヌ十字のペンダントで(描かれている人物がジャンヌ・ダルクだと分かるように普通の十字架でなくロレーヌ十字にしました)、力強く握りしめているという設定で描いたのですが私の力不足でそのようには見えなかったのだと思います。

甲冑は実際に使われていたものよりもデザイン重視で描いたため、違和感が出てきてしまっている箇所があるのだと思います。
具体的な作品名などを挙げると、こもりけいさんが原画を担当したPCゲーム(18禁美少女ゲームになります)『ワルキューレ・ロマンツェ』のメインヒロイン達が着用しているような感じのものを目指しました(こもりけいさんは自分が目標としている方の一人です)。
そのヒロインたちが着用している鎧はリアルさとデザイン性を兼ねたアレンジ具合が絶妙なのですが、自分の今の実力ではそのようなものを描くのは難しかったのだと思います。

細い体のラインを維持したくて無理に甲冑を歪めて描いてしまっているというのは思い返してみるとその通りだと思います。
他の方も仰るように、鎧の厚みが描けていないのでそこも今後の課題点の一つですね。

アドバイスありがとうございました。

3. 回答: 自考新(6) 13/07/01 21:50  お礼 100pt.

 素人目ですが一つ。

 絵の癖が強いのは必ずしも悪いとは限りません。独特の癖とはその人が持つ貴重な個性となります。初期の段階でこの癖を直してしまうとありきたりな絵になってしまって逆に面白みの無い作品に変わってしまうのはありがちだと私は思うのです。(そうした癖は変に上手くなるとついてこなくて悩みます)

 今はネット社会で多くの絵が生まれては消えていっています。その中で多くの方々に注目または好かれるには個性が必要だと愚考するばかり……

 直したほうが良いという指摘も御尤もかもしれませんが変にありがちな絵を描くよりは素敵だと思います。そうやってありがちな絵しか描けなくなって周囲と比べては絶望して絵から興味をなくした方々も少なくないと思います。

 最終的には個人が求める納得が全てなりますが、意見は意見として受け止めてくださると嬉しいです。

返信: Henri-François 2013-07-01 22:33:30

なるほど、そのような考え方もできますね。
基礎的なスキルを身につけてなおかつ個性を生かせるようなイラストが描けるよう、頑張っていきます。

ご意見・アドバイスありがとうございました。

4. 回答: 匿名希望 13/07/05 01:29 

人体のバランスに気をつけて描いている、との事ですが私にはそうは見えませんでした。

一つ前の女の子の絵もこちらも顔の輪郭が髪で隠れていますが、この顔の形では髪をなくしたらホームベースのような輪郭になってしまいます。

肩も紙人形のように頂点でしか繋がっておらず脇や胴体がありません、鎧の繋ぎ目ですからアンダーに隠れた脇が見えると思うのです。
そして上半身に比べて下半身の尻の部分が異様に小さく、まるで男性の体つきです。女性の尻は頭よりも大きいですよ。

一番残念なのは手です
手は女の子を描く上で重要なパーツです、その子らしさが出る部分であり顔以外で表情を出しやすい部分でもあります。

まず手の大きさですが、女性なら顎から眉毛までが隠れる程度の大きさです、下に下がった手は顎から頭まで届きそうなくらい大きいですね。

ロザリオを握っているらしい手は今季仮面ライダーのベルトに付いているような手になってしまっていて「握り締めている」という動作が全く感じ取れませんでした。
鏡の前でネックレス(適当な紐でいいです)をして握ってみると、握った拳がどんな形をしているかよくわかると思います。

なんでも想像で描かず、まずは事実を確かめてから絵をお描きになってはいかがでしょうか?
鎧に執着せず、まずは裸の女の子を違和感なく描けるようになるのが一番の近道かと思います。

返信: Henri-François 2013-07-05 23:27:18

人体のバランスは、以前(2011年)アドバイスラウンジで有名な絵画技法書の『やさしい人物画』(ルーミス著)を読んで学ぶのが良いという意見を頂いたので主にそこに掲載されていたものを参考にしています。
(以下投稿の最初の回答になります)。
http://www.tinami.com/lounge/advice/article/295

萌え絵の美少女キャラクターの輪郭の多くは、極端ではないもののホームベースのような形をしているので、このイラストでもそのような描き方をしました。

このイラストでは裸体を描いてからキャラに鎧を着せています(脇や胴体はちょうど鎧で隠れているor覆われています)。
臀部は描いていてなかなかしっくりこなかった部分の一つです。
今後女性キャラを描く時は大きさを意識していきます。

手はかなり描くのが苦手な箇所です。
そのため大きさが不自然だったり、動作が全く感じ取れなかったのだと思います。
(因みにこのイラストのジャンヌ・ダルクは手袋をしています)

今回のご指摘を受けて、参考になる資料や実物などを見ないで想像で描いていることが多いと実感させられました。
基礎的な画力を磨くことと合わせ、面倒くさがらずに可能な限り資料や実物などを見ながら描いていきたいと思います。

アドバイスありがとうございました。

5. 回答: 匿名希望 13/07/06 00:37 

私自身、絵がうまくないので話半分で聞いてもらえばいいと思います。

不思議とルーミスを薦めてくる人で、人体バランスの良い絵を描いている人に出会わないのですよね。あれは、基礎的な画力があることが前提の本じゃないかなと思うのです。

基礎的な画力というのは、形状の感覚があることだと思います。具体的には、立体物(ボックス、球体)などをイメージし、それを2次元に見たまま写し取る力です。あの本は、その形状の感覚などの基礎力をさらに高めるものという感じがします。高めるべき基礎力がなければ、見ての通りということです。

ちなみに形状の感覚を磨くのと形状の癖を覚えるのとは違います。前者は、脳に立体の感覚を把握する回路を作るため、実際に脳に実物(立体物)を見せる必要があります。そのため、実物以外で練習をすると習得にはより多くの時間を必要とします。

一方で、形状の癖を覚えるのは、誰かの描線をひたすら暗記する感じですが、当然のことながら立体感覚が身に付く訳ではないので、別の構図からみるとすぐにバランスが崩れます。癖で覚える人の限界はここら辺にあります。こういう練習が好きな人たちには、ひたすら描線を暗記したりトレースしまくってくださいとしか言えません。

見習うべきは下手な人の練習法でもなく、上手な人の作品をなぞることでもなく、努力して上手になった人の練習法だと思うのです。多分、下手なままの人のアドバイスはどこかに欠陥があるものです。そういう視点で、自分がやるべきことを見直してみたらどうでしょうか。

返信: Henri-François 2013-07-06 17:59:19

ルーミスの絵画技法書は絵を描くならば読んでおくべき本としてよく挙げられていますが、初心者向けではなく中級者向けに分類されていることも多いことに最近気が付きました。
基礎的な画力があることが前提の本だというのはもっともだと思わされた一冊です。

今回のご指摘で、自分は形状の感覚を磨くことが殆どできていないことに気付かされました。
自分のやるべきことをもう一度見直してみようと思います。

アドバイスありがとうございました。

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