投稿:ちゃくすけ 12/07/27 15:38 50pt. 受付終了
いつもお世話になっています。またアドバイスいただきたいと思います。
かなり時間と注意力と可能性を考えて描いてみたのですが、どうも素人くささが抜けません。・・・素人ではあるのですが。
塗り(主に服のしわ)が安っぽくしているしている気がするのですが、どうでしょうか?
髪の塗りに力が入ってしまうので、バランスを取るためにくどいくらいに他も塗る・・・というのは間違いではないと思いますが、塗りこみの方向性が間違っているのか?と考えたりもします。もっと微妙な色の変化で細かい塗りをしたほうが良いとか・・・。個人的にはスポイトで色を拾って・・・というのが苦手かもしれません。
今回もおかしいと思われる箇所を指摘していただければと思います。
宜しくお願い致します。
回答一覧
1.
回答:
じお(20)
12/07/29 03:48
お礼 50pt.
初めまして、とても気合いの入ったイラストに感銘を受けました。
ただそれだけにどうしても気になった事を書かせて頂きます。
まず一番引っかかったのはパースの曖昧さです。アイレベルがどこにあるのかわからないので背景と人物がかみ合ってないように見えます。
一応、どラフですが(汗)参考を描いてみたので確認してください…。かなり自分の好みが反映されたレイアウトになってるので意図と違う場合は無視してください。
ちなみに、人物だけのイラストを描くときも当然パースは存在します。自分は上手く描けないとき、大体パースの存在を忘れているので、思うように描けない時はおおよそのパースラインを引いてみます。
あと塗りに関してですが、陰と影を意識するといいと思います。
簡単に言うと陰は物体のディテールを表す為の明暗で、影は物体から他の物(地面に落ちるカゲも含む)に落ちるカゲです。詳しくは長くなるのでぐぐって下さいm(_ _)m
この陰と影の関係ですが、基本的に被写体から離れるほど影の方が強調されるようになります。
ざっとですが、自分が気になったところを書き出してみました。
もし参考になれば幸いです。
返信: ちゃくすけ 2012-07-29 13:56:01
ご意見ありがとうございます。
パースは独学で勉強しているのですが・・・理解が曖昧で正直悩みでもあります。
今回、描くにあたってとったパースがこちらになります。ELは少し高めに、2点透視でとったグリッドを座面に見立てています。
ELを高くしたのは少し傾斜っぽくなっていいかもと思ったから。あえて2点透視にしたのは、広がりが表現できるかもと考えたからです。
・・・パースの概念が間違ってますよね。これって。
じお様のラフと比べるとやはり違和感がありますね?どこがおかしいのでしょうか?
うーーん、わからないということはパースが理解できていないということですね。
少し勉強しなおしてみます。
人物のパースに関しては意識してはいるのですが、うまく表現できていません。
だいたいのイメージをラフにしてから、そのポーズや構図を3Dキャラソフトにとらせてみて確認するという工程を踏んでいるのですが・・・それが逆に小さくまとまったしまう原因なのかもしれません。
私の完成図よりじお様のラフのほうが完成度が高いし・・・頑張らなきゃ。
陰影は難しいですね。陰は陰で影は影でそれぞれを別々に描くようにしているのですが、それって問題があるのでしょうか?
まず線画に影をつけて全体のバランスとイメージををとってから、個別に陰をつけていくという作業をしています。
まだまだ陰影に対する意識が低いかもしれません。影も階調がついていませんし、陰も肌は3・他は2階調ですから。もっと柔らかいブラシで強弱をつける陰影の練習もしてみます。
パースは本でしか勉強していないのですが、やはり理解と言うレベルに達していないと思います。実践も足りていません。
写真を見てELとかVPとか探ってみたりはするのですが・・・何かいい勉強法はないものでしょうか?特に人物パースはわかりにくいです。
ごめんなさい、何か行き詰まり感満載のお返事になりました。
でもそれだけ意味のあるお言葉をいただけた訳ですから、大変ありがたく思います。
これでまた頑張れる気がします。ありがとうございました。
2.
回答:
じお(20)
12/07/31 00:56
お礼 50pt.
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度々失礼します。
前回の説明では不十分に感じたので、ご迷惑かもしれないですがまた説明させて下さい。長くなるので飛ばしてもらっても結構です。
まず、パースのアイレベルに関することですが、カメラ(観測者)が平面状に直角に立ち、地面に対して平行に視線を向けた時、アイレベルは必ず画面のど真ん中にきます。これはしゃがんだり脚立に昇ったりしても変わりません。最初に描かせていただいたラフがそんな感じになっています。
アイレベルの位置が変わるのは視線が平行ではなくなったとき、つまり少しでもアオリやフカンの状況になったときです。
前回との比較の為に新たにラフを描きました。
①の図は、地面が平面で少し視線を落とした状態(フカン)
②は、後ろの休憩所の辺りまで傾斜があり、人物より少し下がった位置から視線を上げた状態(アオリ)
二つとも画面内の人物、地面、木等の比率をあまり変えずにアイレベルを変えて描いてみました。
特に②は丘がアイレベルと平行ではないため、新たに丘の為のVPを取ってあります。
前回の返信で2点透視で広がりを持たせたかったと仰っていましたが、VPは無理に増やす必要はなく②の様に傾斜のついたものを描くときや斜めから見た様子を描きたいとなった時に始めて増やしていくものです。個人的には世の中のものがすべて平行垂直に並んでいることはありえないと思うので1点、2点と言うように限定するのは違和感があったりします。むしろ無限点透視だろうと(笑)
ただホントにすべてのVPを求めて描いていたら、一生終わらなくなるのでおおよそのラインを取ったら後は感覚でいいと思います。
パースの練習ということですが、やはり沢山見るのと描くのを繰り返すしかないと思います。ご自分で写真を撮ってみるのもいいかもしれません。雑誌などは見た目のインパクトの為にトリミングしていたりするので、
一応パースについてはこんな感じですが、自分のパース知識も完璧ということは無いので、なんとなくこんな風に考えるのかなぁという認識くらいでいいと思います。
あと興味がある場合はカメラのレンズによる違いなんかも見てみるといいかもしれません。
それと3Dモデルですが、正直自分はお勧めしません。やはり実際の人体では無いため、多少無理のある体勢でも取れてしまい、結果的に固いポージングになってしまう場合があると思います。
自然なポージングを目指すならば、クロッキーが一番良いと思います。30秒ドローイングも良いのですが、あれも3Dモデルなので出来れば実際の人を描いたほうが良いです。
自分は、周りの人に頼んだりもしますが、スポーツや格闘技を録画したものを一時停止してクロッキーをしたりしています。重心が崩れたポーズ、つまり今にも動き出しそうなポーズも描けるので迫力のあるポージングの練習にもってこいです。女の子を描きたいならグラビアのDVDとかでしょうか、、
1枚の時間を長めに取って陰影もつけるようにすれば塗りの練習にもなって一石二鳥ですヾ(*´∀`*)ノ
オリジナルのポーズを描きたい場合は、自分で鏡の前でポージングをするか人に頼むかして、3Dモデルを使うのは固いポージングを頭の中で修正できるようになってから、あくまで補助として使った方がいいと思います。
ここまで長々と書きましたが、正直話半分くらいに聞いてもらえればいいと思います。パースについてもあまりシビアに考える必要は無いと思います。なんと言っても絵なので(笑)
とあるアニメーターさんなど「パースはわざと崩した方がかっこいい」とさえ言っていました。
拙い文章で気分を害されたならば申し訳ありません。
どうか、ちゃくすけ様のかっこいい、かわいいを追及してくださいませm(__)m
返信: ちゃくすけ 2012-07-31 17:46:33
大変わかりやすい説明ありがとうございます。
あれからパースに関して色々調べてパース自体がしようとしている事ややっている事の意味は「なんとなく」わかってきました。そしていざ何かを描こうとした時・・・あれ?どうすんだ?となりました(涙)
ELが非常に大事なポイントであると認識できました。
EL=水平線(地平線)だと勘違いしていた事もわかりました。
でもELを設定してVPを決めて・・・どうすんだ?・・・と。
例えば、中心のキャラと地面を同じパースで描いても隣にある建物が地面とパースが違えば(平行でない)VPも異なる訳ですよね?となればVPを追加しなければならない。
・・・これくらいなら同じEL上の話なのでいいのですが、傾斜があればVPの鉛直上に新たな傾斜用のVPを追加しないといけないし、地面と平行でないもの(自然なんて山あり谷ありですよね)の数だけVPが必要になるわけですから、じお様が仰るとおり無限点透視なんですよね。
建築物のひとつひとつは基本的に全てが平行になるように作るので厳密なパースが必要なのでしょうが、その建築物の構造にないもの、例えば、うちと隣はきっと違うパースで家が建っているはずですし、四角い部屋の中の畳の上の座椅子はきっと部屋に平行ではないはずで、厳密にVPを設定しなければいけないとなると・・・限界もありますね。そこばかりに捉われるのももったいない気もしてきました。
あ、もちろんパースを疎かにするつもりはありません。あくまで基本的な原理をきちんと理解した上で、ゆるめるトコロはゆるめるという意味です。
で、説明いただいたトコで「アイレベルの位置が変わるのは視線が平行ではなくなったとき、つまり少しでもアオリやフカンの状況になったときです。」のところ。
ここに目からうろこです。
アイレベル・消失点・水平線(地平線)あたりの認識が非常に曖昧だったので、正直わけがわからなくなっていましたが、そのあたりの整理ができた気がします。
それと、②の構図だと私なら丘の上の休憩所のパースをどこにとればいいかわからなくなっていると思います。これは丘の上の地面がELの観測者の地面と平行であるからEL上のVPに収束しているということですよね。
やはりまだまだ理解が浅いみたいです。
VPはすべてEL上にある・・・わけではない・・・ですよね。傾斜のVPや同じ画面内の別平面の物体のVPとかありますから。これが恐らく私を混乱させている元凶だと思うのですが・・・だからELを同じ画面内に2つ設定したりしていたのですから・・・これは大間違いだとわかりました。視点の高さが2つあるのはおかしいですから。
あれ?自信なくなってきた。すみません、もう少し勉強してみます。
3Dモデルはやはり害になる事もあるのですね。確かに不自然にぎこちないポーズになることが多いです。このポーズの時にここから見たこの手のラインはどうなんだ?とかは参考になるので、参考程度に活用するようにします。
動画のキャプチャはやってみたいですね。グラビア写真をスケッチしてたりはしたのですが、写真は補正が入る可能性があるみたいなので、動画のキャプチャに切り替えてみます。・・・問題は見入ってしまわないかです(笑)
パースの理解だけはしっかりと深める。実践では基本だけは必ずおさえて、臨機応変に。
クロッキーを動画で陰影までやってみる。見入らない(笑)
やりたい練習がまたできたのは嬉しいです。とにかく貪欲に何でもむさぼっていきます。ワクワクしますね、こういうのは。
気分を害するなんてとんでもないです。貴重なお時間を私なんかに使わせてしまって、こちらが大変申し訳なく思っています。ありがとうございます。
またもや長い上に、理解しているんだか、いないんだか、わからないお返事になってしまいました。申し訳ありません。
そして、とても感謝しております。
本当にありがとうございました。頑張ります。
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