こんにちは。普段絵描きですが多少小説もたしなむので参考程度に。

六月の告白、読ませて頂きました。起承転結もしっかりしてるし物語の展開もしっかりイメージされているなーと感じました。
まとめ方が上手です。

物足りないとすれば、せっかくの一人称なのでお姉さんの感情をもう少し豊かに表現できていればなーと感じます。
題材が失恋と恋だし、彼氏が憎い気持ちとか、ウェイターにゆらぐ心境の変化とかを上手く取り入れればグッと物語に引き込まれますし、感情移入も出来ます。

あと、もう少し丁寧に書かれたらいいかなー。誤字脱字等があるので、ちゃんと読み直して推敲してないのかな？って印象があります。

短いなりに綺麗にまとめてあるのはスゴイです。展開も良い。
中身が充実してくれば面白くなるとおもいます＾＾

絵も小説も中途半端、かつ、これだけ上手く纏められない人間ですが、やっかみ混じりのタワゴトにお付き合い下さい。

今回は群馬、2000字以内という制限ありきで文章を書かれていますが、群馬要素はおきりこみという導入と海を知らないヒロインという要素で上手く纏まっているかと思います。

贅沢を言うと、おきりこみが物語に上手く作用してくれると、導入から全編を貫く伏流になるかなーとも思いました。
私が読んだ感じでは、彼氏の浮気により、上京してきた現在の自分の象徴である海への道が閉ざされる→現在の自分を否定された事による故郷（過去）への郷愁→桐生という名前を見てしまった事から、ふとおきりこみの名前が口をついてしまった……というように読めましたので、彼女の心は開始時点では若干故郷＝過去の方に傾いているように読める訳です。
それが、最後の方でやはり上京している現在から未来への自分を肯定する方に傾く訳ですが、その時にキーアイテムとしてのおきりこみに何か働いて欲しかったのですが……やっぱり難しいですね、これは字数制限故かとも思います、私もどうにか入れてみようかと思って挫折しました。字数があと200は欲しい（苦笑

後は、マスターの怒濤のネタバラシが、店のいい人間関係と雰囲気を感じさせて、良い味を出して居るのですが、ちょっと説明的過ぎるようには感じました。
　名札の件なんかは、マスターが「そうそう、そいつ名札も自分で……」と言いかけた所をウェイター君が遮る→ヒロインが彼しか名札を付けてない事に気が付く→そういえばこの子……みたいな感じで、ヒロインが彼が前から寄せていた好意の視線に気が付くような部分が有ったりすると、ラストに向けて、より盛り上がるように思いました。

後は、上の方も書いてますが、誤字脱字のチェックをなさって下さい……一読しただけで3カ所は有りましたので。

長々と重箱の隅を突いて参りましたが、全体にお題をクリアしつつ高いレベルで纏まった良い作品だと思います。

はじめまして、二次小説を専門としている者です。
小説の感想ですが、ストーリーは面白いと思います。失恋した女性視点で展開される、ウェイターの男子とのほのぼのした会話はなかなか味があると思います。
注意点としては、序盤の文章が箇条書きっぽくなり過ぎている感がありました。描かれているシチュエーションについてもう少し説明が欲しい気もしました。そういう表現方法も有り、とも取れますが、時間・場所・人物についての説明を分かりやすくすると良い気がしました。所謂、5W1Hというやつです。
あと、台詞ごとに改行をした方が良いです。女性視点で、自分以外の人物の扱いが軽く思われます。