まず文章が淡々と進んでいて主人公が無機質です。
もうちょっと人間味を出した方がいいですね。


内容ですが、オチがすぐにわかってしまいます。
その理由の一つは登場人物の少なさです。
王子は実質記号だったので、主人公と老女の二人だけ。
さらに最初に婚約者が継ぐ次と死んだと説明されているので、ね。


そしてミスリードの一つすらありません。
少し引用します。
>見目美しい城は、まるで牢屋のようだった。王子との初体面は、想像していたよりもあっさりと過ぎた。王子は私を一瞥すると、それから一度も顔を合わせる事はなかった。

ここを省略してしまったがために仕込む場所が無いんです。
逆に膨らませれば、このお話の表情はかなり変わりますよ。

読みましたー　見返りを求める女って･･･コワイね！

a.物語に対してのアドバイス
b.表現の誤り訂正、または、わかりやすい表現に直す　
という２種類ありますが、
前者は自分好みに物語を勝手にチューンしてあるようなものなので
無視してくださっても結構です

<大した身分でも～結婚する事になった。>　
a　この後に<しかし私の気分は決して童話のシンデレラのように
晴れやかなものではなかった>
などを付け加えると主人公の立場と心情がすぐに分かります。
例文の通りだと童話つながりで皮肉な感じも出すことができますし。

<当初、～選ばれたのは私だった>
a 王子は後で老婆の説明で分かるように美しい女性を探しています。
そのため、街一番の金持ちの娘も、次の娘も見目麗しい子にしちゃいましょう（笑）そして、身分がやや劣るものの主人公（この子も並の上ぐらいの美人にしておくと良いですね）が選ばれた理由のひとつとして読者を納得させることができます。

娘たちが次々と死んでいく描写がありますが、
ここでゼヒ書いておきたいのが
「王子が直接殺したという噂があるが、証拠はまったく無いこと」
でしょう。
読者には、王子は美しい娘たちを殺し、王族の権力によって
それをもみ消しさせているのか、
はたまた王子以外の犯行なのか･･･と
想像させる余地のある"らしさ"がだせることでしょう。

<大人達は娘を担保に命がけの賭けを楽しんでいた。>
b <身分のある親達はこの、娘を担保にした賭けを楽しんでいた。>
のほうが分かりやすいと思います。
「娘を担保に命がけの賭け」だと大人達が命を賭けているように読めますので。

<見目美しい城>
b　見目麗しい　が一般的です。
見目美しいは誤用？表現だと思います

＜王子は私を一瞥すると＞
a <「顔をゆがめ」、それから一度も･･･>　
と王子に何らかの反応を持たせたほうが　
後の老女との会話から考えると自然ですし
（自分を助けた女を探しているのだから失望した反応とも見えるし
この時点においては害意をもっているようにも見える）
読者には主人公が王子に何かされる！
というミスリードさせることができます

<逃げるように～逃げた>
b 二重表現ですね <駆け込むように部屋へ逃げた>が自然でしょうか

<未知への恐怖>
a 素直に<死への恐怖に震えていた>と書いてもいいんじゃないでしょうか。実際みんな死んでますし。

<結婚を自分の意思で選べるとでも思っているのだろうか>
a 中世？らしさが伺える主人公の価値観は
リアリティがあっていいですね。　
もう少し付け足すと<「王族との」結婚を自分の意思で～>
となるかと。　莫大な金が賭けられてますからね。

<地上の美しい～娘ではないと絶望しているのです>
b 見つけてきては、「自分を救った」娘ではないと～
と付け足したが自然かと思います。

<だけどあの人は～結婚しようとするんです>
a 自分が身分がある身だと知っているから、～から　
と「から」を２回続けており違和感を感じます。
<自分が身分～から>　のところを　<「王族のため」、早く～>　
に書き換えるとスッキリするはずです。

<そうなんです。>
a　そうなんです　と答えるよりも　「･･････。私はね、魔女と～」
と沈黙からゆっくり自分を語るようなほうが人魚の他人を省みない感じが恐ろしさを生むと思います。

以上です。長文ダラダラと失礼しました。

誤字が二箇所あったのできをつけて！（ほかにもあったらごめん）

あんまり詳しくはかけないけど、もし字数制限などが無いのなら情景描写を増やしてはいかがでしょう。雰囲気出ると思いますよ～（＞ｗ＜
あと、主人公の気持ちももっと濃く描くと感情移入できるかも？

素人意見ですみません！
でも無機質で淡々とした感じはいいと思いました。