No.198916

茜・恋姫無双 第三話 『邑にて』

狭乃 狼さん

茜さんが参加オッケーと言ってくれたんで、書いてみました。

護衛さんが誰にも振ってないんで、勝手に入りますけど、いいですよね?

じゃ、どぞ。

2011-01-31 10:21:06 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:17745   閲覧ユーザー数:14019

 

 じゃぶじゃぶ・・・。

 

 じゃぶじゃぶ・・・。

 

 茜「……ふう。……なんで、皿洗いしてんのかな?わたし」

 

 洗い途中のお皿を手に持ったまま、思わずため息をつく私。

 

 -あの後、近くにあった街についた私たちは、とりあえず目に付いた飯店に入って、ご飯を済ませました。けど、問題はその後でした。

 

 華陀「……ところで、茜?君、今いくらもってる?」

 

 茜「はひ?」

 

 華陀「だから、お金……もってるよ、な?」 

 

 茜「……華陀さんが、持ってるんじゃないんですか?」

 

 華陀「悪いが、一文無しだ」

 

 茜「ほへ?……って、ええええ~~~~~!!お金持ってないんですか~~~~!?」

 

 私の大絶叫が店内に響き渡る。で、当然のごとく、そんな声が聞こえればこうなるわけで」

 

 

 女将「おら、嬢ちゃん!そっちはまだ終わんないのかい!?こっちの仕事もまだたくさんあるんだからね?!」

 

 茜「はい!!すぐに終わらせます!!」

 

 

 ……この年で、無銭飲食して、その代わりにただ働きする羽目になるなんて、やっぱり、あたしってふこうだ~~~~!!

 

 

 

 華陀「よし、後は暖かくしてゆっくり寝ていればいい。なに、病魔というほどのものでもない。明日には治っているだろう」

 

 町人A「はい、ありがとうございます」

 

 華陀さんに頭を下げて出て行くその人とすれ違う格好で、私がその場に姿を現すと、華陀さんはなんだかとても元気に、

 

 華陀「よう、お仕事ご苦労さん」

 

 なんて言って来ました。

 

 茜「……ご苦労さん、じゃないですよ。はあ~、疲れた。なんで見も知らぬところでアルバイトしなきゃなんないのよ~」

 

 ぽて、と。

 

 椅子に座ったとたん、机に突っ伏す私。

 

 華陀「あるばいと……って、なんだ?」

 

 茜「……え?」

 

 華陀「だから、あるばいと、とはなんだ、と。そう聞いたんだが」

 

 茜「労働、のことですけど。……知らないんですか?」

 

 華陀「ああ」

 

 ちょっとまって。

 

 アルバイトを知らない?

 

 いや、まさかそんな。

 

 今の世の中にアルバイトって言う単語を知らない人なんて、どっかのおセレブぐらいでしょうに。

 

 ……でも、まって。

 

 そういえば、街の雰囲気、少しおかしくなかった?

 

 やけに古びた感じの町並みとか。

 

 街の人たちの着ている服とか。

 

 ……かなり、時代錯誤と言うか、何百年前のものでしょう?

 

 

 茜「……何百年前……?いや、そんな、まさか」

 

 華陀「どうした?」

 

 茜「……あの、ちょっと聞きたいんですが、今って、西暦何年……?」

 

 

 聞かなきゃよかったと。

 

 いや、まあ、それで現実が変わるわけじゃないんだけど。

 

 とりあえず、後悔しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 華陀「……せい……暦?なんだ?それ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       ~続く~

 

 

 

 おまけ

 

 

 

 

 

 「あ~ら、華陀ちゃんてば、うまいことやってるわね~」

 

 「うぬぬ・・・・・・だ~りんめ。漢女の嫉妬の怖さ、思い知らさねば気が済まぬ!ふんぬうううううううう」

 

 「ま、卑弥呼ったら、漢女ねえ。……んふ。私も久々に、ごしゅじんさまにあいたくなっちゃった。行ってこよっと。……ぶるわああああっっっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 てことで、

 

 

 ストーリー物リレー、書いてみました。

 

 

 ちょっとギャグおとなしめですが、まあ、今後の人に期待ってことで。

 

 

 

 じゃ、次の人がんばってくださいねw

 

 

 

 

 ・・・ね?関平さん?

 

 

 あ、拒否権はないですので。くすくすwww

 

 

 

 

 


 
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