No.140423

『偽・悲恋姫†異聞録』16

絶影さん

Gw企画!!

明日はNight様の方にも書いてありますように
日中いませんので今日は多く載せますよー

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2010-05-02 21:14:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:10052   閲覧ユーザー数:8172

 

 

 

あの服の中に1、2・・・6本、厄介なものを仕込んでいるものだ

 

兵を下がらせなければ無駄に死ぬだけ

 

 

「敵将に近づくなっ!敵兵を抑えることだけを考えよ、槍を構え地に足を固め仲間との隙間を埋めるのだ」

 

苦虫を噛み潰したような表情を一瞬で冷静な凛とした顔に変えると

 

秋蘭は蒼く美しい弽を敵兵達にかざし自軍の兵達の混乱を抑えた

 

秋蘭の声を聞き弽の叢の文字を目にした兵士達はそれを通し舞王の覚悟を見る

 

兵達をこれ以上混乱させては駄目だ、敵将をこれ以上好きなようにさせるわけにはいかん

厄介なのはあの6本の剣だけではない、あの戟が回転後の隙を消している。距離が勝負の決め手だな

 

「姉者の真名まで呼ぶとはっ!貴様に我が真名を許した覚えなど無いっ!!」

 

言葉では激昂しているが冷静に敵将を分析し、攻撃を繰り出す。横に走りながら矢を更に速射し

上空に二本の矢を放つ、その後また走りつつ矢を撃ち放つ

 

矢は一方だけから撃たれるものではない、上空から落ちる矢にその回転でどうやって弾く?

戟で降り注ぐ矢を払った時、がら空きの腹に矢を撃ち込むっ!

 

 


 
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