時は進み一刀の修行が始まって三日が経った………
一刀は基本が出来てきた為、凪達は次に応用を教え始めた
ここから一気にLEVELがUPする
五節 〜一刀の修行・応用編〜
凪「では………………隊長、今日から次の段階に進みますよ?」
一刀「えっ?もう?」
一刀が驚きながら聞いた
思春「元々貴様には響窃の存在能力が流れ込み、于吉のどーぴんぐ?とやらで気の扱い方はよく出来ていたのだ」
一刀「なる程………だからか……」
桔梗も頷きながら続けた
桔梗「それもあるのだが、次々と行かなければあっという間にひと月が過ぎてしまうのだからでもあるのじゃ」
一刀「ふむ……………稟の考えかい?」
一刀が顎に手を置きながら稟の方へ振り向きながら言った
稟「えぇ、そうです
先程思春殿が言ったように一刀殿はもう既に扱い方を理解しています」
一刀「分かった、じゃあ凪………何をするの?」
一刀は凪に修行の内容を聞いた
凪「貂蝉殿や卑弥子殿が自分達に教えて下さった『空走』や『龍走』、『癒療』などを教えさせて頂きたいのですが………」
凪がそう言うと稟が入れ代わって話した
稟「一刀殿は『気弾』や『吸気』、『空立』などの基本型の技は既にできていらっしゃいます
ですので今回はその修行を飛ばし自らの技の創作をしてもらいます」
一刀「技の創作?『斬蹴』とか『闇龍破』のこと?」
焔耶「その通りだ
皆自分自身の固有技を持っているんだ
私なら『獄炎破壊』という技がある」
桔梗「儂なら『山消砲』という技をお持ちですぞ」
一刀「ふむ………」
一刀が考え込み卑弥子に
一刀「卑弥子、響窃の技は俺の技として捉えていいのか?」
と聞いた
卑弥子「勿論じゃ
響窃亡き今、『死の閃光』や『真爆源花』といった禍々しい技を操れるのは同じ力を持ったご主人様一人だけ
問題はない」
一刀「了解」
思春「それでは…………卑弥子殿、『闇行』を頼む」
卑弥子「うむ、ぬぅわっ!!」
ズズズズズッ!!
卑弥子が気を送り込むと『闇行』が現れた
卑弥子「さぁ、入るがよいぞ」
一刀達は次々と『闇行』の中へと消えていった
その場に残ったのは卑弥子のみとなった
卑弥子「さて………儂も行くとするk………」
卑弥子が『闇行』の中へ入ろうとした瞬間
ムーーーーーーンッ……………
卑弥子「むっ!?」
微かに何か良からぬものを感じ取っていた
卑弥子「今のはなんじゃ………?
悪意に満ち溢れとる今の気は………」
微かだが感じ取れた不穏な気………
その気は…………………
卑弥子「何故今になって『邪闇気』が……………?」
一刀「卑弥子〜〜?どうかしたかぁ〜〜?」
稟「卑弥子殿〜?」
思春「おかしいな…………何故直ぐ来ないのだ?」
焔耶「確かにな…………直ぐ来る筈なのだがな…………」
桔梗「何かあったのかのぅ?」
五人それぞれの反応をして卑弥子を心配していた
『闇行』を通って『次元の狭間』に到着した一刀達は卑弥子を待っていたのだが……………
そのまま普通に来れば1分も掛からない場所なのにもかかわらず、卑弥子は5分してもまだ来ないのだ
焔耶「いくら何でも遅すぎやしないか?」
一刀「何かあったのかな?」
一刀がそう呟いた瞬間
ズズズズズッ!!
稟「っ!!来ましたよ!」
卑弥子が『闇行』の中から姿を現した
卑弥子「すまんのぅ、遅れてしまって」
稟「心配したのですよ……?
中々来ないのですから」
卑弥子「いやいや、すまん」
一刀「…………何かあったのか?」
一刀は恐る恐る卑弥子に聞いた
卑弥子は笑いながら
卑弥子「何もなかったぞ?
ご主人様、そこまで儂を心配してくれていたのかのぅ?」
一刀「そりゃ心配もするさ
『闇行』から1分も掛からないのにかれこれ5分以上掛かってたんだぞ?
心配するなって言う方が無理だぞ」
卑弥子「本当に何もなかったぞい
ご主人様の修行の準備に手間取っただけじゃ」
思春「それならいいのだが……」
桔梗「あまり心配をかけさせないでくだされ」
卑弥子「すまんすまん
これからは先に言っておこう」
一刀「頼むよ」
焔耶「それでは…………始めるか!」
……………一刀の技開発が始まって三日が経った……………
一刀「結構種類が豊富になったなぁ……」
稟「そうですね………しかし、これだけ種類があれば戦闘には有利になりますよ」
桔梗「そうですな
近距離攻撃や遠距離攻撃は勿論の事、補助系の技や回復まであるのですからなぁ」
焔耶「ここ迄くるのに一週間はかかっていないな……」
思春「一刀、ここからが本番だ……気を引き締めろ」
一刀「あぁ、確かにな」
凪「隊長……頑張って下さい」
一刀「勿論だ………卑弥子」
卑弥子「うむ………ご主人様、覚悟は良いかな?」
一刀「おう……………」
一刀「よろしく頼む!!!」
……終……
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一刀がいなくなってモチベーションが下がる華琳達……
その頃一刀達は基本を体に叩き込んでいた
そして基本を終わらせた一刀は
次の段階に進む事となるのだが………