闇より生まれし鉄鎚の騎士が安らぎを覚えた頃
海鳴市から少し離れた山岳地帯で戦闘が行われている
暗闇の中を駆ける二つの光
一つは相手の首を刈り取らんとす黄金の雷鎌
一つは全ての障害を断ち切り、焼きつくさんとす炎の魔剣
フェイト「はぁあああああ!」
闇シグナム「でぁああああああ!」
ガキィン!ジャギィ・・・ガガガガガッ!
視界の悪い夜の木々をすり抜け襲い掛かる鎌を迎撃する魔剣
左右からの連撃を鞘と刀身で弾き連結刃にて絡め捕ろうとする
迫り来る刃を持つ鞭を、鎌を風車の様に高速回転させて弾く
此処で二人は一定の距離と保ち互いの動きを見逃さないよう睨み合う
指一本動かない二人の間に風が吹き、木の葉が一枚ゆらゆらと空を舞って二人の視線を遮った瞬間
二人が立っていた地面が爆ぜ、二人の姿が一瞬消えた
・・・かのように見えた
ガキィィィィィィィ・・・・
金属が砕ける音と共にさっきまで二人がいた場所の丁度中間で、二人は背中を向けお互いのデバイスを振り抜いた姿勢で固まっていた
すると空から光る物体が落ちて来て。地面に突き刺さった
それは闇シグナムが降り抜いたレヴァンティンの切っ先だった
折れたレヴァンティンを見つめていたシグナムと、止まっていたフェイトの二人は構えと解いた
闇シグナム「私の負けか」
フェイト「はい」
闇シグナム「このような心躍る闘いは初めてかもしれないな・・・・名を聞いてもよいか?」
フェイト「フェイト・テスタロッサ・ハラオウン」
闇シグナム「フェイトか、強いな。私は闇の書の守護騎士烈火の将、シグナム」
闇シグナム「何時かまた手合せ願いたい」
フェイト「うん、私からもお願いします」
闇シグナム「ああ、ではな」
フェイト「さようなら・・・・・・・」
闇の欠片から生まれた将は、好敵手と刃を交わした後に
光と成り、空へと消えて行った
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
今回はかなり短くなりました
相変わらず戦闘描写や長文は苦手なようです
次回はクライドラヴァーズ筆頭(#▽#♪)のバトルです
では次回予告へ
次回 真・恋姫なのは? 消えぬ闇の欠片編 第十九話
闇の主と夜天の主
ではでは
再来~~~
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紅蓮の鉄騎が安らぎを覚えている頃
とある山の中でも、炎と雷がぶつかり合っていた