常にぐだぐだな状況で進んでおります。
注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。
色々あったが華琳のところに厄介になって2ヶ月後、魏の主だった武将の見送りにより華琳のところを出発。一刀達は胡蝶たちを雪蓮のところまで送り届ける際に合流した貂蝉とともにこれからのことを話し合っていた。
「それでご主人様、これから如何なさるのですか?」
「………貂蝉「はい、なんでしょうか」頼むから普通に?話してくれ。はっきり行って普段とのギャップで調子が狂う」
一刀の言葉に紅鳳達が頷く。貂蝉は、何のことか分からず首を傾げるだけだった。その動作を見た一刀は急遽、卑弥呼を呼びつけこの現象の説明を求めた
「…何簡単なことだ。ただ女性化するだけだと罰にもならん。そこで、女性化する前の記憶を無くした訳だ。無論、1月ほど経てば元に戻るし、女性化しているときの記憶もなくなる。どうじゃ、立派な罰ではないか」
「それにしても、卑弥呼の手際のよさには俺は感心したぞ。あっという間に性転換させたのだからな。それをみると俺もまだまだだと思い知らされたよ」
「……………ま、これならいい男が寄ってくるからな、それを覚えていないのはまぁ、あいつにとっては最高の罰なんだろう」
「しかし、こちらとしては調子が狂います。とっとと洛陽の戻した方がいいのではないでしょうか?」
「「「…賛成」」」 「フム、なら。貂蝉、ワシと共に洛陽に向かうぞ。なぁに、おぬしの噂が広まればこやつも飛んでくるだろうて」
はじめは一刀達についていく気満々だった貂蝉だが、その発言に態度を変え卑弥呼とともに洛陽に向かうことにした。その後、美と醜悪をともにした高名な医師が居るとの噂がなるが、どうでもいいことである。
「さて、次は劉備の覚悟を確かめるとしようか。他の王はその辺は問題ないし」
「そうね。噂に泳がされ、善を悪と決め付けるような人ですからね」
「嘘と承知で名声欲しさに来る方もどうかと思うけれど…確かに劉備はかなり問題よね」
「それで一刀。具体的にはどうするの」 「…また…劉備のところに…厄介に…なるつもり」
「それは無い、無い。そんな事しなくても、利用できるイベントがあるだろう。…さて仁徳の王よ、見据えるその先にあるのは言葉に踊らされる傀儡としての道かあるいは…」
「王としての道か…劉備は知らないのかしら。自分は仁徳があるといわれているけど」
「そうね。形は違えど雪蓮、曹操ともに持っていることを」
「さぁ、それよりも早く行きましょうか。交渉するにしても今回は時間は大いにこしたことは無いかもしれないわよ」
「…一刀…瑪瑙姉様言う通り…もう行く」
「ああ、それじゃ。行くぞ!!…益州に」 「「「「…はい!!」」」」
益州では急遽軍議が開かれ、激しくなるであろう今後の戦について話し合われていた
「皆に集まってもらったのは他でもない。これから国同士の激しい戦いが始まろうと思うが、わし等は益州はどうすべきか」
「そうね。戦いとなると民に負担がかかるものね」
「かといって、手をこまねいていれば他国に攻め込まれんとも限らん…やはり、防備は固めておいた方がよいじゃろう」
「やはり、それしかないかのう…しかし、お主はどう思っているのじゃ」
「それは…民を巻き込むことに賛成ではないが、今回はいたし方ない。彼女にはわしから報告しておく」
「…宜しくお願いします。後で、璃々を遊びに向かわせますわ。気晴らしになればいいのですが」
「…すまぬ…では、これで軍議は終了だ。みなよろしく頼む」
劉璋は疲れたようにその場を離れ、ある部屋に向かう。その姿を黄忠と厳顔は見つめながら溜息をつく
「しかし、本当に何とかならもんかのう」
「そうね……さて、私達も準備にかかりましょうか」
とある一室にて
「失礼します。楼香さま、先ほどの軍議の結果をお伝えにきました…………」
「そうですか…何とかならないものですかね」
「それは………誰だ!!」(チャキッ)
男は楼香と呼ばれた少女を守るようにしながら柄に手をかけたと同時に鋭い攻撃が襲い掛かるがそれを受け止める
「…誰だとは人聞きが悪いな。数百年ぶりの再会なのに…世界の理に縛られたというのに、腕は落ちていないようだな」
「だ、団長…」
「ねぇ、お…昊(こう)だれ、知り合いなの」
「か、彼は…」
「初めまして。お嬢さん、俺の名は北郷一刀。そこにいる昊の元上司だよ。実は、劉璋にお願いがあってきたんだ」
武器をしまいながら視線をさげながら少女の問に答え、事情を説明する一刀。それを聞いた昊は暫く考えた後
「しかし、団長「もう俺の部下じゃないだろう」…一刀殿、劉備の器を見るためとはいっても、この国を巻き込むのはどうかと思うが」
「…それは俺も心苦しいが、成り行き上仕方ないんだよ」
「……………わかった。けど、この国を離れるのは一時的だ。それでいいですね」
「問題ない。それでいいか劉璋ちゃん」
「…え、え、何で私に……昊」
「一刀殿何を勘違いしているのか分からないが、彼女は劉璋では…わかった。嘘は無意味だったな」
「ま、こんな子がこの国を治めていると知ったらいろいろと面倒だろうからお前が成り代わっているというわけか」
「まぁな///…」
それから各々におきたことを話しながら昔話に花を咲かせる。始めはつまらなそうにしていた劉璋だったが、次第に慣れてきたのか、自分の知らない昊の話を目を輝かせながら聞いていた…………一刀の膝の上で。その姿をはらはらしながら見ていた昊だが何か言おうとした矢先、扉が開き子供とその親と思われる人物が姿を現した
「あらあら、一体どうしたのかしら。先ほどの話を聞いて暗くなっていると思って、璃々と一緒に遊びに来たというのに…」
「楼香ちゃん、遊びに来たよ…お兄ちゃん誰」
「…ああ、俺は北郷一刀といって、昊の知り合いというかな」
「ふ~ん。………ねぇ、璃々も北郷のお兄ちゃんの膝に乗っていい」
「これ、璃々。初めて会う人に何てこと言うの。申し訳ありません。私、璃々の母親で黄忠と申します。それで、昊殿とは一体どういったお知り合いでしょうか?」
「ああ、こいつとは………話しても大丈夫か「問題ない」そうか。こいつの元上司といったところかな。ま、今はとある理由から部下というわけではないが、此処へはちょっとしたお願いがあってきたんだ」
「お願いですか…それは一体どのような」
「詳しくは、後でこいつにでも聞いてくれ…で、何で璃々ちゃんは俺の膝に乗っているのかな。別にかまわないが…(ゴンッ!!)いっつ…一体何なんだ…紅鳳、それに珠凰に月下、黒耀まで一体どうしたんだ。宿で待っているんじゃなかったのか」
黄忠との話している中、璃々と呼ばれた少女は当たり前のように一刀の膝の上に座っていた。しっかりと劉璋と半分個にしながら。その時、一刀は背後に殺気を感じたが2人を膝の上に載せている関係で、よけることも叶わないまま紅鳳による鉄拳制裁を受けた
「いえね。やはり一刀を野放しにしておくのは危険ということで…」
「やってきたわけだけど、来て正解ですね。早速、両手というわけでは有りませんが」
「両膝に花ですか…さらにもう一人」
「ねぇ…一刀…苦しんで白状…するのと…楽に白状するの…どっちがいい」
「誤解だーー!!」
紅鳳たちに状況を説明し、さらに紅鳳達のことを劉璋たちに説明すると今まで黙っていた昊が
「一刀殿、いくら貴方でも娘に手を出したら承知しないからな…それにしても、4人も婚約者か相変わらずだな…彼女はどうしたんだ」
「お前は俺を鬼畜にしたいのか親ばかも大概にしろ…あと、彼女は………死んだ」
「すまん。あと、親ばかなのは、ほっとけ」
「それで、一刀さんといったかしら。「何か」貴方方がこの世界を壊しに来たというのはわかりましたが、救う方法は無いんでしょうか」
「そうだな…望みは薄いが、3つほどあるかな」
「一刀いいの教えても、まぁ、貴方が決めたのなら別にいいけど」
「いや、ホントは駄目だが…まぁ、問題ないだろう。で、その方法が…」
「…一刀…ホントは…熟女好き…」
「…あら、毒炎さん誰が熟女ですか」ゴゴゴゴゴッ!!
「…ごめん…失言…だった」
「あらあら、何が失言だったのかしら」
「黄忠さん「何か」…いや、こいつは、口は悪いけどいい子なんだ。そのくらいで許してもらえないか」
一刀が紅鳳たちに弄られながらも救う方法を問いかけられその方法を答える一刀。その態度に黒耀が禁断の言葉を発すると反応した黄忠が恐ろしい威圧感を発しながら黒耀に詰め寄る。流石に失言だと築き直ぐに謝った。その後、場所を中庭に移しお茶を飲みながら雑談にふけっていた。相変わらず劉璋と璃々は一刀の膝の上だが
「一刀殿は相変わらずもてますね…娘が望むなら仕方ないと思うが…」
「…それよりも、先ほどの件の黄忠に伝えなくていいのか」
「ん、ああ。明日にでも伝えるさ。それまで此処にいるんだろう」
「そうだな。劉協たちからお呼びがかかるまで暇だしな」
「私も仕事柄、璃々に余りかまってやれないものですから、なついている貴方がいてくれると助かるのですが」
「どうする」「別にいいのではないかしら」「そうね。そんな急ぐわけでもありませんし」
「此処で少し落ち着けると助かるわね」「うん…最近…働きすぎた…此処でちょっと…休憩」
「だそうだ」
「…そうか、それじゃ。楼香と璃々の遊び相手よろしく…あと時々俺の手合わせ宜しく」
「気が向いたらな…あと黄忠さんも『じゃ、私も』見たいな眼で見られても」
「あら、残念」
その後、黄忠と昊は仕事に戻り、劉璋と璃々はそのまま一刀達と遊ぶことになった。一刀達は胡蝶たちからお呼びがかかるまで劉璋達のところにお邪魔することになった。そして、仕事を終えた昊と黄忠が一刀に仕合を申し込み、仕方無しにそれを受けることにした。
翌日一刀達は楼香(遊び始めて直ぐに真名を許された)と紫苑(その日の夜の食事のとき)達は朝食を食べながら昊の昔話に花を咲かせていた。その時、厳顔と が食事をしに食堂にやってきた
「随分と楽しそうじゃのう紫苑。ところでそこにいる者たちは誰じゃ」
「あら、桔梗おはよう。彼等は…」
「俺の名は北郷一刀。んで、彼女たちは俺の婚約者の…」
「扇姫といいます」「同じく弓姫」「その護衛をついでにかねている月下」「同じく…毒炎」
「それで何の用で此処にいるんだ」
「それは、後で昊が説明するはずだよ」
「お前!!何故その名を…」
「落ち着け焔耶、上司だったのだから知っていて当たり前であろう。しかし、楼香様も璃々も良くなついておるのう」
「しかし桔梗様、楼香様がこの変態に毒されでもしたら…」
「…うるさいわよ魏延さん。折角おいしい食事をいただいているんですから、静かにしてもらえますか。むしろ、薪のように火の中に放り込むわよ」
「珠凰。少しは行儀よくしなさい」
「珠凰様…それよりも…これを…飲ませて………氷漬けに」
「…ふぅ、ご馳走様でした。さて、昊のところにでもいくか…で2人とも降りてもらえるかな」
「「はーい」」
「おい、こっちを無視するな」
一刀は食事を終えると魏延と珠凰達のやり取りを無視し、珠凰たちと楼香、璃々と共にその場を離れる。当然、危ない発言があった珠凰と黒耀も一刀の後に続く。紫苑は璃々を見送った後、厳顔となにやら話し込んでいるようで結果的に助かった者のいろんな意味で置いていかれることになった魏延の叫び声が食堂にこだました。
それから暫くしてから昊の下に集まった紫苑たちは、昨日の一刀からの提案を伝えると
「…昊様まさか、その提案を呑むおつもりですか。そんなものそこにいる者の罠に決まっています。どうせ、隙を見て楼香様を殺す算段でも考えているのでしょう」
「そうかのう。わしは、のんでもいいと思っているが…ま、たまには親子水入らずで旅も良かろう」
「しかし、桔梗様この北郷一刀が楼香様や昊様を殺さないとも限りません」
「あぁ、焔耶そのことだが…「なんでしょうか」もし、一刀殿が俺達を殺す気ならとっくにやってこの場から消えているよ」
「そうね。昨日、一刀さんと仕合をしたけど手も足も出なかったものね…」
「ほう、それはぜひわし等も手合わせ願いたいのう」
「桔梗様、そうです。2人であいつ等を叩き出しましょう」
「……………死なないようにな。特に焔耶…成仏しろよ」
「ちょっと昊様まだ仕合していない勝手に殺さないでください」
楼香と璃々と遊んでいた一刀達は厳顔と魏延と仕合することになっていたことに対して昊に激しく抗議したが、聞き入れられるわけもなく、仕方なく相手することになった。そして、数分後にはズタボロになった厳顔とズタボロにされた挙句、磔にされ火炙りの準備をされていた。
「一刀殿、焔耶が何をしたのかは知らないが…火炙りは勘弁してもらえないか?」
「…一刀お兄ちゃんは強いんだね」「ホントだね」
「あらあら、一刀さんその辺で許してあげてください…桔梗、大丈夫」
「……………………ああ、何とか…しかし2人がかりで手も足も…いやまったく手が出ないとはな。よし、気に入った。儂の真名は桔梗という。これから暫くの間宜しく頼む」
「ああ、宜しく桔梗さん。珠凰、黒耀もう少し薪をくべるか」「…一刀殿、ホント頼む。娘の教育に悪い影響を与えかねん」
「………………………………はぁ、しょうがない。勘弁してやるか」
「……………………しょうがないわね。じゃ、向こうで遊びましょうか楼香ちゃん、璃々ちゃん」
「「うん」」
「桔梗と紫苑も仕事に戻るぞ」
「ええ」
磔のまま魏延はおいて、昊と紫苑、桔梗は今後のことを話しながら執務室に戻る。一刀達は楼香たちと遊ぶ為に部屋に戻っていった。そして、それから20日後に昊と楼香が予定通り旅にでることになった。それに伴い、一刀達はとある噂を流しつつ、胡蝶達の様子を見に雪蓮達のところに向かった。
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久しぶりに投稿します。
もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。
世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。
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