No.366393

恋姫無双~天の断罪者~25

ノエルさん

もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。

世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。

基本的に一刀に関わった女性は惚れますが、本人はいつものことなので相手からきちんとした気持ちを打ち明けられない限り気がつきません。

2012-01-21 18:42:48 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:1418   閲覧ユーザー数:1267

常にぐだぐだな状況で進んでおります。

 

注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。

 

 

 

 

「昊お父さんやりすぎだと思うけど……………」

 

「そうか?けど、確かにやりすぎたな。これじゃ、俺達を狙った理由が聞けないか……一刀殿に頼むか」

 

楼香達が旅にでてから約1年、袁紹と葵翠が華琳に敗北。国が落ち着いてきた頃、帰ることを伝書鳥を使い伝え、帰る途中に賊らしき集団(立ち振る舞いから軍隊崩れとも言い難い)、約500名ほどに襲われ返り討ちにしたが、急遽益州に戻ることをやめ一刀達に相談する為、一刀達がいるであろうところに向かうことにした。そこでは、一刀と紅鳳達がカード片手に真剣な顔をして向かい合い合っていた

 

「…で、俺に相談しに来たというわけか…俺も暇じゃないんだが…2枚」シュッシュッ

 

「そうですよ。いくら一刀の元部下でも頼みを全部聞くとは限りません…私は1枚で」シュッ

 

「そうね。劉協達も洛陽に戻って一段楽したのに…人に頼りすぎですよ…3枚」シュッシュッシュッ

 

「ええ、全く私達は何でも屋というわけではありません…1枚」シュッ

 

「うん…まだ…仕事も終って…ないのに…面倒…です…1枚…」シュッ

 

「…勝負、15」「あ、私は18」「私は……25」「残念、22です」「…21…」

 

「黒耀の20連勝か」

 

「…ズコッ!!……何真面目な顔して遊んでいるんだ」

 

「名に怒っているんだい。それにしても、こんなところが有ったとは驚きだねぇ。一刀他にもこんなところが有るのかい」

 

「………………ところで、馬騰殿達が何故此処にいるんです」

 

「3ヶ月ぶりです」

 

「そうだねぇ。それくらいかい。なに、あの後、曹操にちょっと負けてねぇ。ま、統治は任せられたんだが、折角だからこれを気に娘に家督を譲ろうかと思ったんだが、何を思ったのかあのバカ娘は、私が死んだと思っているみたいなんだよ」

 

「私は、折角なので一刀さんともっと親密になりたいと思って、母様に付いてきました」

 

「私は、姉様は心配ですけど…勢いって怖いですね」

 

本来は、部外者は立ち入ってはいけない場所に部外者のはずの葵翠、蕾、零がいることに驚いたが、最も驚いたのは、口では忙しそうにしている割に、空間に映し出されている映像を見ながら思いっきり紅茶(紅鳳達が持ち込んだもの)飲みながらブラックジャックをしている。その姿は思いっきりくつろいでいるように見えるが、本題に戻ることにした

 

「一刀殿…思いっきりくつろいでるように見えるんだが……まぁいい。それで頼みを聞いてもらえないか」

 

「あのなぁ、終着点が近いというのに、お前たちを狙った奴の素性を聞くためにその死体を修理しろって………俺を殺すつもりか。というか、相手はもう分かってるんだからその必要はないんだけど」

 

「いや、今の俺と違い死なないでしょう。それに、例え分かっていたとしても物的証拠がないと知らぬ存ぜぬで当されて終わりなんだが」

 

 

「…………今あれを使うと、黒耀や一花の薬を使っても終着点まで力が回復しないんだが……しょうがないか。で、何所に有るんだその死体は…」

 

「それは、此処から60キロほど離れたところにある。後、すまん…」

 

「一刀お兄ちゃん…ごめんなさい」

 

「貴女が気にする必要はないわよ。全部一刀が流されやすいのが悪いんだから」

 

「……………………さて、ちょっと死体を回収してくるから紅鳳、瑪瑙少しの間此処を頼む。珠凰、黒耀付いてきてくれ」

 

そういって一刀は珠凰と黒耀をつれ逃げるようにその場を離れた。この場を任された紅鳳と瑪瑙はとりあえずカードを片付け、再びカップに口をつけ紅茶を飲み始めた。そこへ、今までのやり取りの中で疑問に思ったことがあったのか葵翠が2人に質問を投げかけた

 

「ところで、此処から動いていないおぬし達が相手が分かっているといっていたが、それは何故だ?」

 

「…何故ってそれは見ていましたから」

 

「そうね。此処にいれば誰が何をしたかは直ぐ分かるものね」

 

「だから何故なんだい」

 

「馬騰殿、それは企業秘密だ。おそらく話すことは無いと思うおぞ」

 

「ええ、それにこれでも忙しいから、できれば余計な仕事は持ち込んで欲しくないわね」ギラッ!!

 

紅鳳と瑪瑙の言葉に昊が補足を付け足した後、紅鳳が一刀に余計なことを頼んだ昊を睨み付けた

 

「それは悪かった…っていうか、いまさらだが何所が忙しいんだ。思いっきりお茶しながら遊んでたじゃないか」

 

「…そうですよ。あれの何所が忙しいんですか」

 

「そういえばそうですね」

 

「忙しいわよ。今も各国の情報を見ながら、情報を整理しているんですから…(お陰で一刀と夜寝る機会がなくなったわよ)」

 

「ええ、この2ヶ月ろくに眠れないぐらい忙しいわね(一刀と一緒に寝る時間が減るくらい)」

 

「「「「「「????」」」」」」

 

昊をはじめそれぞれが疑問に思っているが、これ以上聞いてもろくな答えが帰ってきそうも無いので、質問をやめそれぞれが自由にくつろいでいた。

 

 

紅鳳達がくつろいでいる頃、一刀達は昊の言っていた場所までやってきてたが、その現場を見た瞬間溜息が漏れた

 

「…娘を守る為とは言え、いくらなんでもやり過ぎだろう。どれが誰の者かわからないだろうこれ………幸い、此処にある何人かの魂は此処に留まっているが」

 

「流石は一刀の元部下だけの事はありますね…尊敬はしませんが」

 

「どうする…これを…治すの…いくらなんでも……………無理でしょう」

 

「仕方ないだろう。とりあえず同じ氣同士でより分けていくぞ。その後鋼線でつなぎ合わせて傷を治し、残っている魂を入れれば大丈夫だろう…………………………………たぶん」

 

 

細切れ状態の死体の山を見ながらそれぞれより分けていく。時間が惜しいのでこのあたりの空間の時間を操作してできるだけ短時間で終らせようと努力したが結局、6日(外では1日)かかってしまった。とはいっても、3体以外はとても使える状態ではなかったがどうにか修復した

 

「さて、魂を入れる前に、あんた等に忠告しておくぞ…これから行なう術は、一時的に肉体に戻らせるもので、生き返らせるわけじゃない。条件が守られなければ問答無用で魂そのものが消滅するからそのつもりで」

 

「「「(コクッ)」」」

 

「それじゃ、やるぞ……………珠凰と黒耀は後処置宜しく」

 

「分かった」「うん…頼まれた」

 

「…………………気はすすまないけど、四神流治癒術奥義乃弐『塵人形』」

 

それに伴い、強大な氣が3人の魂を包み込むと同時に、それぞれの身体に魂が押し込まれていった。暫くすると、3人が起き上がるとそのうちの一人が武器を手に取り、一刀達に斬りかかる

 

「ふん、生き返ったらこっちのもだ、潔く劉璋達のところに案内しろ…おい、無視するな」

 

「一刀、大丈夫。本当に治癒術を使うと大きなダメージを負うのね。…これからは使わないようにしてね」

 

「はい…一刀…薬は…飲めるよね…」

 

「当たり…前だろう…奥義の壱…と違い…負担は…少ないからな…お陰で右半身だけですんだ」

 

「おい、無視するな。俺の話を…」

 

「貴方は黙っていてください。それじゃ、薬は私が飲ませますから、黒耀は薬をお願い」

 

「…いくら珠凰様…でも、こればかりは…譲れない…」

 

「薬は自分で…飲めるからいい…とっとこいつ等…を連行するぞ…ちなみにさっき…言った条件は…劉璋に手を上げようとする。こちらからする質問に対し嘘をつく。後一つは秘密にしておく」ゴクッゴクッ

 

「縛っておくますから」

 

「反抗したら…首を…刎ねる…安心して…首だけでも…生きて?…られるから」

 

「どういうことだ」

 

「ふう。もともとが死体なんだ。首だけだろうと残留する氣が尽きない限り魂が離れることは無い。ゆえに首だけになろうと死ぬことがない…というわけだ。体はサービスだと思ってくれ」

 

「というよりも、貴様こそどういう体をしているんだ。右半身が吹っ飛んだくせに回復するとは…さてはさっき飲んだ薬のお陰か」

 

「違うよ。あれは、減った氣を回復させるものだ。まぁ、氣が減っていたから回復は時間はかかるが半刻もあれば回復したが…仕事上、回復させないといけないから飲んだだけだ。さて珠凰、黒耀帰るぞ」

 

一刀達は3人を引きずりながら紅鳳達のところに戻っていった。治ったとはいえ引きずられていった。そして戻ると一刀達が出て行ったときと同じようにはたからみたら思いっきりくつろいでいた。

 

「連れてきたぞ。あと昊、切り刻みすぎだ。修復するの苦労したぞ」

 

「…すまん。さて、誰に頼まれて…俺を殺そうとしたんだ。あ、一人ずつでいいぞ。一辺に消えられたら困るんで」

 

「「「…分かった(どうせ消滅するなんて嘘だろう)」」」

 

「それじゃ、質問に答えてくれ」

 

 

「…………俺達はただの野党だ。そんなもんいるわ、け………(サラ!!)」

 

「おい、そいつに何をした」

 

「自爆しただけだろう…言ったはずだ。提示した条件が破られれば問答無用で魂が消滅するって…肉体が塵になったのは…魂が消滅したんだ、肉体も動揺に消滅するに決まっているだろう」

 

「そんな話聞いてないぞ」

 

「…言ったはずだ。条件が守られなければ魂が消滅するって…ま、聞き流しただけだろうが」

 

「…だ、そうだ。まったく、楼香には席をはずさせて正解だな。さて、もう一度聞くぞ、誰の命令だ」

 

「………………だ。」

 

「おい、正直に話したんだ。解放してくれ。これなら、死んだ方がましだ」

 

「まだ解放しない。そうだな、あと20日後に解放しよう。その前に、もう一仕事やってもらう」

 

「どういうことだ「なに、ある場所でそいつの名を言ってもらう」…本当だな」

 

「ああ、言ってなかった最後の条件がそれだからな。守られれば解放しよう」

 

「…いいだろう」

 

「という訳だ、昊。腹が立つだろうが、もう少し我慢してくれ…紅鳳、珠凰、瑪瑙、黒耀…面倒だから全員で胡蝶…劉弁達のところに行くぞ」

 

「チッ…分かったよ」

 

「ええ、ようやく終るわね」

 

「長かったわね。これで、一刀に近づく女性がいなくなる」

 

「そうですね。紅鳳様、珠凰様。本当に一刀はどうしてくれましょうか」

 

「…いまさら…一刀の…女性関係…をただすなんて…無理でしょう」

 

「「「…そうよね」」」

 

一刀達は葵翠達を連れ洛陽の胡蝶達の下に向かう。2ヵ月後、洛陽に到着すると早速、胡蝶たちに面会を求めると直ぐに面会を許された

 

「おい、いいのか。皇帝陛下がこんなにあっさりと面会を許して」

 

「そうじゃのう。ま、一刀に関わりがあると見たが」

 

「…………あっ、きたみたいだぞ」「「「「………逃げた」」」」

 

コツッコツッコツッ

 

「お久しぶりですね一刀。紅鳳さんも珠凰さんも瑪瑙さんも黒耀さんも久しぶりです」

 

「急にすまない。そういえば、恋と蘭は元気か」

 

「ええ、元気すぎるぐらいです…ただ、あなたの話をすると寂しそうになりますが無論私も………さて、馬騰殿久しぶりですね。劉璋殿…生きていたんですね」

 

「うむ、元気そうで何よりだねぇ」

 

 

「当たり前です。勝手に殺さないでください」

 

「あははは、それで今日は一体何の御用で」

 

「実は、魏、蜀、呉の曹操、劉備、孫策と主な武将全員を此処に招集して欲しいんだ」

 

「それはかまいませんが、一体何故です」

 

「終着点が近くてね。最後の選択をさせようかと」

 

「…そうですか。分かりました。では、それぞれに聞きたいことが有ると呼び出しましょうけど、今から届けるとかなり時間がかかります…それまでは此処にいるのでしょう。」

 

「いや、手紙を書いてくれれば後は俺が届けるから…それに1回戻ろうかと」

 

「此処にいるんですね、嬉しいです。胡蝶義姉様と恋ちゃん喜びますね。早速呼んできましょうか」

 

「…いや、戻ると」

 

「では、部屋に案内しますね。馬騰殿、劉璋殿も部屋に案内します」

 

「…蘭、胡蝶に似てきたんじゃ…はぁ、こうなったら暫く厄介になるか。それでいいか、紅鳳、珠凰、瑪瑙、黒耀」

 

「「「「…そうね」」」」

 

「なんだ、一刀殿。諦めろ…さて、楼香、部屋に行くか」「…うん」

 

「…わし等も部屋に行くとするかねぇ」「「はい」」

 

なし崩し的に劉協達のところにお世話になることになった一刀達。ちなにみ、昊と楼香を襲撃した生き残りは縛られたまま、牢屋で過ごすことになる。その夜、一刀たちに与えられた部屋に胡蝶と蘭、月、詠、恋と陳宮がやってきて、一刀の女性関係を洗いざらい聞いてきた。一刀がどう答えても周りからは白い眼で見られることになった。

翌日、恋の強い要望で一刀と試合をすることになった。

 

「…恋殿にかかればお前なんかいちころです」

 

「ねね…一刀…強い…油断できない」

 

「さて…恋、何所まで腕を上げたか見せてもらおうか」

 

「ひさしぶりです。一刀さんが戦うところみるの」

 

「ええ、それにしてもどうして一刀は私達のところに来てくれないのかしら」

 

「劉弁様、劉協様…あいつに期待しても無駄よ。どうせ、婚約者の人たちと毎日寝食を共にしているんでしょうから…全く羨ましいわね」

 

「詠ちゃん、どうしようか」

 

「一刀がもてるのは仕方ないけど…これ以上婚約者が増えたらどうしましょうか」

 

「姉様、もう流れに身を任せるしかないと思います」

 

「「…同感(ね)」」

 

外野から色々な声が聞こえるがとりあえず無視する形で、恋との勝負に挑む一刀。案の定、試合は数合打つ合った後、一刀の勝利に終った。そして、何時の間に用意したのか昊をはじめ紅鳳、珠凰、瑪瑙、黒耀が得物を片手に一刀に試合を申し込み、野次馬?からの要請で全員と試合することになった。

 

 

「呂布殿だったか、一刀殿と数合でも打ち合える人は初めてだ…さて一刀殿次は俺と試合してもらおうか」

 

「休ませてくれないのか…お前の後にやる気満々の紅鳳たちを相手するのは正直しんどいんだが」

 

「そんな事ないでしょう。いつもそういいながら」

 

「私たち4人相手に楽に勝ってるでしょう」

 

「だから大丈夫でしょう」

 

「うん…問題ない」

 

「問題なくないんだが………ま、なるようになるか。昊、腕が落ちてないか見させてもらおうか」

 

「………理に縛られているんだ無理はさせないでくれよ」

 

「…さて、やるか」ヒュン!!

 

「ちょっと待て」ヒュン!!ガキン!!

 

ゴォォォォォォォッ!!

 

一刀が昊に斬りかかり受け止めた瞬間激しい衝撃波が生じ、恋と紅鳳達は特に問題なかったが、胡蝶達はその衝撃波によって吹き飛ばされるが、とっさに恋と紅鳳たちに拾われ大きな怪我はなかった。

 

「ありかごう」

 

「別にかまわないわ…それにしても凄いわね」

 

「…お父さんは強いんだよ…でも、一刀さんも強いね」

 

「昊だっけ、一刀のところで隊長を務めていただけあるわね」

 

「ふ、ふん。あんなもの恋殿が本気になれば」

 

「…あそこまでは…無理…それに…一刀…強い」

 

ギンッ!! ギンッ!! ギンッ!!ギンッ!!ギンッ!!ギンッ!!

 

「ちょっと、凄いのはわかったけど、いい加減やめさせないと…」

 

「あら、私達が戦うよりも被害は軽微ですよ」

 

詠がこれ以上被害が広がらないか心配していると、珠凰が訓練場を見渡しながら自分達との戦いを思い出しながらそんな呟きを漏らすと、周囲が唖然としていた

 

「えっと、参考までに一刀と貴女達が戦うとどうなるの」

 

「そうね…どうかしら」

 

「前に本気でやりあったときは…周囲5里は破壊されたかしら」

 

「ちょっと待ってください。貴女達が試合するたびにそんな事になったら大変なんじゃ」

 

「その辺は一刀が何とかしてくれたから大丈夫だったわね」

 

「…うん…空間を…操作して…何もない場所…を作ってくれたから」

 

「では何故、今回はそうしなかったのですか」

 

「………たぶん、余計な力を使いたくなかったんだと思うわ」

 

 

 

「ただでさえ、余計な力を使ったばっかしだから」

 

「後のことを考えているんだと思うわ」

 

「後のことってなんですか」

 

「それは…「直ぐにわかるさ」あら、終ったんですか」

 

瑪瑙が答えようとすると一刀が答える。その後ろには破壊されつくされた訓練場とそこに気絶している昊がいた

 

「紅鳳、お前達の相手は仕事が終ってからにしてくれ。空間を隔離する力を使う余裕がないんだ」

 

「…しょうがないわね。そのかわり、夜はきちんと相手してもらうからね」

 

「そうでないと私達のこの欲求が収まりそうにないわ」

 

「そうね」「…うん…」

 

「分かったよ」

 

「分かった…じゃないわよ。一体どうしてくれるのよこれ」

 

「賈駆よ、少し落ち着け。しかし、これが試合の結果か…凄まじいねぇ」

 

「「……………はい」」

 

「詠ちょっと落ち着い…けるわけないか」

 

「蘭、当たり前よ。一刀どう責任とってくれるの」

 

「…あぁ、直しておくからそう睨むな」パチンッ!!

 

一刀は指を鳴らすと破壊された訓練場が瞬く間に修復されていった。それをみていた蘭は

 

「直すなら初めから他の場所で戦っても良かったのではないか」

 

「空間を隔離するよりこっちの方が力を消費しないんだ。それじゃ、俺達は部屋に戻るな。それと、華琳たちに書く手紙が書き終わったら教えてくれ、直ぐに届けるから」

 

「…………………はぁ」

 

後ろから溜息が聞こえたが一刀達はそれを無視して部屋に戻っていく。その姿を胡蝶、蘭、葵翠、恋は詳しい話を聞くため一刀を追いかけ、陳宮は一刀を追いかけた恋を追いかけ、月、詠、蕾、零はその場に立ち尽くしていた。楼香は昊を一度起こそうとしたが、起きないことを感じると、一刀達と遊ぶ為に追いかけていった。翌日、雪蓮、華琳、劉備にあてた手紙を書き終えた蘭はその手紙を一刀に渡す。一刀はそれを竹筒に入れ矢にくくりつけ、それぞれの所に向かって放った。

 

唖然と胡蝶たちはその場面を見ていた。そして、手紙がくくりつけられた矢はきちんと雪蓮、華琳、劉備の執務室の机に刺さったようである。それにより、華琳(他の2人は仕事を放棄していた為被害なし)から仕事に差し支えたと小言を言われることになる

 


 
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