すいません。東方のことはよく分かりませんので、純粋に小説としての感想になります。

会話文のテンポよく、楽しげな雰囲気のよく伝わってくる作品だと思います。
ただ、せっかくの宴のシーンですので、もう少し地の文で情景描写を補強されてはいかがでしょうか。たとえば、鍋で野菜が煮えて湯気が立ち昇る、食べ物を口に含む汁が滴り落ちる、お酒でほんのり頬が染まる、こういった情景描写を加えれば、宴の楽しさがより伝わるかと思います。

　まずは一般的なアドバイスを。三点リーダ（…）の使い方や重言がすこし目立ちます。以前TINAMIであったリトバスイベントの募集要項に大体のことは書いてありますので、一度目を通されてはいかがでしょうか。
　他に気になった点としては改ページ機能を全く使っていないことです。節目節目に入れてあげるとけっこう印象が変わりますよ。

　続いて自分が違和感を感じたところの指摘です。個人の感想とも言えるので「んなわけないだろ、バーロー」と無視してくださっても結構です。

>神社めがけて飛んできた普通の魔法使いが、その仕事を邪魔する様に落ち葉の山を吹き飛ばす。

　これだと魔理沙の目的が霊夢の邪魔にあるかのように取れてしまいます。他愛ない悪戯のつもりでしたら憎めなくなるような台詞の一つも欲しいですし、故意でないならそのように書くべきでしょう。

>空気も澄み渡っていて心地いい。そんな彼女達の顔をふっと一筋の風がなでたところで三人は我に帰った。

　「我に帰る」ためにはその前に何かに心を奪われる必要がありますよね？自然の美に陶然としている描写を入れてはどうでしょうか。

気になった所は二点ですが、makkou4さんやさむさんも仰ってる事ですね。
改行と地の文です。ただ、お二方とは理由が違う部分もありますので一応。

まずは改行。
一連の流れではなく、一つの区切りで改行した方が見た目も綺麗になります。
一連の流れや地の文とセリフの間等で改行によってスペースを作る。
これは紙媒体で書く場合には気にならない事ですが、紙媒体と違いPCで見る場合どうしても目が疲れてしまいます。
また、文章が詰まっていると、頻繁に小説を読まない方ですと敬遠してしまいがちです。
なので、PCと言うデジタル媒体では、見易さも意識すると良いかもしれません。

地の文に関しては、表現の幅と言う点で重要な物なので、しっかり入れていくのがいいのでは、と思います。
セリフに合わせて書く時でも、細かく書き込む事で状況描写、キャラクターの表情等、様々な部分で文章に厚みを持たせる事が出来ます。

細かい文章等は、WEB上に講座を開いてるサイトさんなんかもありますし、他の小説を読んで試してみるのが一番良いかな、と思います。