霊夢と静玉は不可侵条約を結ぶために”隠岐奈の家”に集まった。
隠岐奈は皆を出迎え、持て成した。
不可侵条約の話はどこへやら、ついて来た魔理沙・雨樋・変陽・空寝・炎天使の三人は大盛り上がりをした。
そういった事にまじめな霊夢と静玉だけ隅っこでその話をしていた。
話の途中で、
静玉「全く、気楽よね。あなた達って。」
その静玉の言葉に変陽と空寝がぎくっとするが、すぐまた騒ぎ始める。
きっと戦争の準備をするのにも息抜きが必要なのだろう。
霊夢「聞いた話だと、龍神様って波乱を望んでいるように見えるんだけれど、龍神様って平和を望む神様じゃないの?」
静「あなたの目にはそう見えるのね。巫女の勘って奴らしいわね。」
静「当然、龍神様は平和を望んでおられるはずよ。」
静玉は話をやめ、天を仰ぎ見る。
霊夢が病気みたいにまたひざまずくのかと思って見ていても、忘我の境地にいるようで一向にその様子はない。
その内、静玉の顔を見るのも飽きたのか、界面湖にただ一艘浮かぶ大きな船を眺める。
博麗霊夢
NORMALエンディング
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幻想郷の東方。
そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。
その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。
その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。
その界面湖と水源郷を巡る話。