No.80232

真・恋姫†無双 天の御加護を 【第一章】

GoriRAXさん

遅くなりました

序章に追加載せてますので読んでない方はそちらからお願いします

2009-06-21 13:26:44 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:3727   閲覧ユーザー数:3063

目が覚めたとき俺は広い荒野にいた。

 

「どこだ・・・ここ?」

 

俺、バンドの練習で学校行く途中だったよね!?

で、影に襲われて・・・

 

それからどうしたっけ??

 

ハッ!?夢か?夢を見ているのか!?

 

ギュッッ

 

「・・・痛い」

 

頬をつねってみるが痛い

 

「夢じゃない・・・」

 

・・・・・・・

 

「何だってぇぇぇぇぇええええぇぇぇ!!!!!!!!!」

 

夢じゃないだとぉぉぉおおおお!!!

現実!?現実なの!?これ!?

 

「じーざす・・・」

 

ぎゅるるるる・・・・・

 

「むっ?」

 

こんな状況でも腹が減るのかmy胃袋

 

とりあえず制服のポケットに入ってたカロリーメイト(フルーツ味)を食べる

 

「にしても・・・」

 

のど渇くなぁ・・・

 

って!!そんなゆうちょな事してる場合じゃない!!

 

「ここはどこだろう?」

 

辺りを見回すが、視界に入るものは山、山あとはマウンテン。

 

「山ばっかだな・・・」

 

少なくとも見たことの無い場所だ。

ってかここ日本か?こんな地形日本にはありえないと思うんだが・・・

 

「う~~~ん・・・」

 

持ってるものは財布、ケータイ、カロリーメイト(フルーツ)、カロリーメイト(チョコ)、カロリーメイト(チーズ)、ギターにあとは刀の蒼龍と緋竜。

 

「主にカロリーメイトだったな・・・」

 

身を守るもの刀だけじゃん!!

 

カロリーメイトもあと3食分だし・・・

 

「ケータイは・・・もちろん圏外か」

 

「どうしよ・・・」

 

途方にくれていると

 

???「おいっ!!」

 

「んっ?」

 

野太い声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

「策殿、そろそろ戻りませぬか?冥琳もそう気が長いほうでは無いので・・・」

 

「そうねぇ~、わたし的にはもうちょっと飲んでいたいのだけれど。まぁ仕方ないわね」

 

「仕方あるまい。それにしてもあの袁術とかいう小娘には腹が立ちますの」

 

「まったくよ・・・、飲まないとやってられないわ。なにか孫家にとってキッカケでもあれば、天下統一に乗り出せるのだけど」

 

「ふむ、キッカケ・・・。策殿、あの噂はご存知か?」

 

「どんな噂?」

 

「“乱世を治めし天の御遣い、東方より飛来する流星に乗りて現れん”・・・占い師の管輅の言葉じゃ」

 

「天の御遣いねぇ・・・、まさかそんなこと・・」

 

ピカッ!!

 

「っ!?」

 

「っ!?策殿!儂の後ろに!!」

 

「大丈夫よ・・・、これは?流星?」

 

東の空から一筋の光が飛来し、少し離れた山の麓に落ちた

 

「祭、見に行きましょ。」

 

「しかし危険では?妖の類かもしれませぬぞ」

 

「大丈夫よ、それにほら天の御遣いだったら孫家で保護するのが上策でしょ?」

 

「しかし・・・」

 

「いいの、いいの。天の御遣いだったら保護する。人間に害為す者だったら私の手で殺す。それでいいでしょ?」

 

「はぁ、わかった・・・」

 

「それじゃ、行くわよ~」

 

「御意」

 

 

???「おい!!」

 

気のせいじゃなかった。振り向いたら、いかつい男が3人いた

山賊?山だしな。

 

山賊A「兄ちゃん良い物持ってんじゃねぇーか。命が惜しけりゃその剣、置いてきな」

 

ざっと見た感じただのチンピラって感じだ。だけど腰にぶら下げてるのは真剣だ。

断れば斬りかかって来るだろう。だけど・・・

 

「これはダメだ。お前等なんかには渡せねぇよ」

 

山賊A「そうか、じゃあお前の屍の横に落ちてる剣を拾う事にするぜ!!」

 

来るか!?

 

山賊A「やれ!!」

 

山賊B「じゃーな、小僧!!」

 

ヒュン!!

 

山賊の一人が斧を振り下ろす

 

「うわっ!?」

 

咄嗟にかわす。ガードしたら刀が折れそうだ

 

「仕方ない・・・」

 

死にたくないもんな。蒼龍を鞘から抜く

 

山賊A「ほぅ・・・、やはり良い剣だな。ますます欲しくなったぜ!」

 

深呼吸して呼吸を整える

 

山賊A「死ね!小僧!!」

 

「ハッ!!」

 

俺は敵の斬撃をかわし、カウンターで相手の鳩尾に刀の柄で打突する

 

山賊A「グハッ・・・!?」

 

男は気を失ってその場に倒れる

 

山賊B「この野郎っ!!」

 

「せりゃ!!」

 

敵の踏み込みに合わせて峰で敵の手を払う。剣道で言う籠手

 

山賊B「っ!?」

 

敵はその衝撃で持っていた斧を落とす

 

「ハァ!!」

 

返す刀で後頭部に峰打ち。

 

山賊B「グッ!?」

 

前者然り気を失ってその場に倒れる

 

残った一人に切っ先を向ける

 

「今すぐこの二人を連れて失せろ。さもなければ・・・」

 

山賊C「わ、わかった・・・」

 

残った男は一人担いでもう一人は引きずって去っていった。

 

「ふぅ・・・」

 

殺さずにすんでよかった・・・

 

「んっ?」

 

なんか視線を感じるぞ・・・?

 

 

「策殿、バレタようじゃぞ」

 

「えっ?嘘?なんで!?」

 

・・・いた。めっちゃいた。隠れてるつもりなのかもしれないが、見えてるから!!

 

「え~と、ごめんね~覗き見するつもりじゃなかったんだけど」

 

そう言いながら岩陰から出てきたのは、美しい桃色の髪をもつ女性

 

「えっ?いや、それはいいんだけど・・・聞きたい事があるんだけどいいかな?」

 

「いいわよ?」

 

「ここってどこなのかな?」

 

「ここ?ここは荊洲の南陽よ」

 

「へっ?」

 

けいしゅー?なんよー?日本にそんなとこあったっけ?

 

「こっちも質問してもいいかしら?」

 

「あ、うん。答えられる範囲なら」

 

「あなたが天の御遣い?」

 

「はっ?」

 

天の・・・なんだって?

 

「だからぁ、あなたが乱世を治めるためにやって来た天の御遣いなの?」

 

「天の御遣い?」

 

「そういうこと」

 

「いや、そんな大それたもんじゃ無いけど・・・」

 

「でもねぇ・・・変な服着てるし、流星と現れたし」

 

「流星?」

 

「そうじゃ、おぬしは東の空からの一筋の光と共に現れたのじゃ」

 

今まで口を挟まなかった女性がそう言った

 

「占いどうりの状況・・・おぬし何者じゃ?」

 

「何者って言われても・・・、俺は北郷一刀。聖フランチェスカ2年、特技は早寝、趣味はギターとか音楽全般、彼女は現在募集中ってやつだよ。俺は」

 

「言ってる事の半分は理解できんな」

 

「北郷一刀・・・ね、変わった名前ね。姓が北で名が郷、字が一刀?」

 

「違う、姓が北郷で名が一刀。字は無いよ」

 

「字が無い?・・・そう、私は孫策。字は伯符よ」

 

へっ?孫策?

 

「儂は黄蓋じゃ。以後、見知りおけ」

 

黄蓋?

 

「どうしたの?」

 

「孫策ってさ、孫堅の娘だったりする?」

 

「そうよ。よく知ってるわね?」

 

「弟・・・いや、妹に孫権と孫尚香がいたりは・・・?」

 

「いるわよ?」

 

「もしかして今の皇帝って献帝だったり・・・」

 

「そうだけど?」

 

・・・冷静に分析した結果。ここは三国志の時代だ。タイムスリップか、パラレルワールドか・・・

武将が女の子ってことはパラレルワールドの線のが強いか?

 

・・・・・・・じーざす。

 

元の世界に戻れるのか?俺・・・


 
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