No.740466

艦隊 真・恋姫無双 9話目

いたさん

ごめんなさい! 義輝記は……まだ思案中です!
11/30 マルハチマルマル……鬼灯の台詞を修正しました。

2014-11-29 22:52:46 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2188   閲覧ユーザー数:1848

【 漢中を狙う者 の件 】

 

〖 益州 成都 成都城 にて 〗

 

『絢爛豪華』『豪壮華麗』………そんな四字熟語が浮かぶ成都の『謁見の間』に、壮年の偉丈夫が……玉座に深く腰をかける。

 

長く伸ばした白髭を片手で梳き、もう片手で頬杖を突くきながら、背凭れ(せもたれ)へ斜めに寄りかかる。 しかも……驚愕すべき事に、白髪混じりの髪を綺麗に整い、漢皇帝しか着用できない筈の『袞冕』姿で、臣下に対している!

 

礼儀に敏感な儒教が、正式な国教になっている『漢』で……このような傲岸不遜(ごうがんふそん)な態度を取る男。 こんな礼儀作法にかなっていない姿勢を、数段下に居る数十人の臣下達に見せるが、臣下は頭を下げ……ただ畏れ敬うのみ。

 

 

この男こそ……益州牧『劉焉』……その人である。

 

★☆☆

 

劉焉「趙韙(ちょうい)……。 趙韙! 聞こえんのか!? 趙韙!!」

 

段下に居る臣下達を、塵を見るような目付きで見下し、非常に面倒くさいというような顔を表情を浮かべつつ………臣下の一人を呼んだ。

 

趙韙「へ、へいっ!? 旦那様ぁ───ウオォォッ!?」ドタンッ!!

 

同じく壮年の年齢ながら、小太りの男が顔を上げ、急いで傍に駆けつけようとしたが……何も無い床で派手に転び、失笑を買う。

 

ーーー★

 

この男『趙韙』は……始めは漢王朝に太倉(穀物の管理)令の官を務めていたが、官を棄て劉焉に付き従い益州入りした者である。 今は、何故か……武官の長を命じられ、東州兵達の統括を任されていた。

 

ーーー★

 

劉焉「趙韙よ……東州兵達の働きはどうだ?」

 

趙韙「へっ、へへぇ! 手柄を立てれば褒美を! 失敗なんぞしたもんなら、即に罰を与えて……向上心を上げておりやす! 訓練も、夜に振る舞われる酒目当てに……精一杯励むに励んでおりやすぜぇ!!」

 

劉焉「当たり前だ!! 手柄を上げる事も出来ない糞虫共を、養うような財など儂には無いっ!! 漢中さえ取れれば、我が益州は、漢王朝の手から完全に離れる事ができる!! そうだな…………『董扶(とうふ)』よ!」

 

董扶「─────御意!」

 

劉焉は、拳を握り……先程とは打って変わり、高揚して饒舌になる! 

 

それと同時に……玉座の後ろから現れた男が……恭しく両手を組んで頭を下げた。 同じく壮年の男だが、頬も身体も、かなり痩せこけている。 

 

劉焉は、その男に………屈託なく笑顔で語りかけた。

 

劉焉「そうして、力を蓄えれば……お主の申す予言通り……漢王朝の現皇帝が禅譲し、儂が新たなる皇帝に迎えられると云うのじゃな!?」

 

董扶「………はっ! 巫覡の神託にも……出ておりまする故に……」

 

ーーー★

 

董扶は、益州出身で漢王朝の侍中(皇帝の傍に居て、質問があれば応える役割を持つ官)だったのだが、劉焉に益州へ向かわせるように進言し、一緒に付いてきた人物である。 

 

ーーー★

 

劉焉は、満足げに頷くと……今後の戦略を董扶に促す。

 

劉焉「儂には万の兵、万の兵糧、頼りになる武官が居る! しかし、漢中如きを攻めるに……全兵力を投入する必要があるのか? 確かに、五斗米道なる組織は厄介だが……数千の兵力があれば、充分に攻略可能な筈だ!」

 

董扶「その事に関しては……我が配下に新しく雇い入れた『巫』が……面白い考えを持っており……是非、御一考をと………!」

 

劉焉「ふむっ、董扶が申すのであれば、聞くだけ聞いてやる。 ところで……その者は既に待機しているのか? お前の事だ……儂がそう応えるように、話を持っていったのだろう!?」

 

董扶「………御推察……お見事。 『鬼灯(ほおずき)』! 陛下より許可が得られた……!! 御前にて……説明申し上げよ!!」

 

劉焉の玉座に対する場所に、贅を尽くした重厚な扉ある。 番を司る兵が命を送ると……重き扉が音を響かせ開き、一人の人物を招き入れた。

 

★★☆

 

鬼灯「………御尊顔、拝謁させて戴き誠に光栄で御座います。 私は『鬼灯』と申す者。 異国の者ゆえ、名前はコレしかございません。 平に御容赦を………」

 

劉焉「───────!?」

 

劉焉は、『鬼灯』なる者の容貌を見て驚く! 

 

全体を黒き被り物を身に付けてはいるが……その間から見える、白い肌、白髪、赤い目。 しかも、それらが絶妙な均整を取り合い、端正で妖艶な顔立ちを作り上げる。 この大陸には居ない……異国の美女であった!

 

董扶「………陛下、如何なさいました? 驚かれるのは……『鬼灯』の容姿だけでは……御座いません。 どうか、お尋ね下さい………」

 

劉焉「う、うむ! では……『鬼灯』とやら! 漢中の進撃に何故、万単位の兵が居るのか……応えてみせい!! もし、納得出来ぬ応えを出来ぬ場合、それなりの処罰を与えるぞ!?」

 

鬼灯「………御意」

 

★ーー★ーー★ーー★ーー★

 

〖 鬼灯の説明 〗

 

私は異国の者ゆえ、大陸の各地を巡りましたが……天災が続き、地が力を失い、人心が大きく乱れ……大陸の衰亡が著しい有り様に見受けられます。 

 

これは、今の皇帝を天が許さず、劉焉様の即位を望んでいる証だと……私は存じます! 現に、益州が大きく栄えているのは、劉焉様のお力が……天に喜ばれているからです!! ………ふふっ、お喜び戴き……何よりですね。

 

しかし、益州の人民は……凡人の悲しさ故、その事が理解出来ず、目の前の幸せにしか行き届かないため、劉焉様に恨み事を撒き散らすばかり。 非常に嘆かわしい事と申し上げましょう。

 

ーーー 

 

まず、策を上げる前に、私の収集した情報を整理して報告致します。

 

成都では《『白き服を纏った遣い』が『天の乗り物』に乗り……世を正す》と云う『天の御遣い』の噂が満ち溢れております。

 

そして、呼応するように……成都郊外で光の柱を確認され、折しも漢中に……不思議な身なりをした、若き娘達が多数現れたそうです。 

 

しかも、五斗米道との繋がりもあるらしく、長の華佗なる人物が頻繁に往き来している模様。 早めの討伐を進言致します。

 

そして、劉焉様は……董扶様の申し出により、東州兵を採用して成果をあげられました。 しかし、劉焉様の心が分からぬ人民達の軋轢で、新しき問題が起こり、お心を乱されている事と存じます。

 

ーーー ーーーー

 

そこで、この『鬼灯』が、愚策を献策致しますので、ご検討して下されば…………幸いで御座います!

 

まず、漢中攻略には……五斗米道なる集団、それに加わる謎の集団の排除が不可欠です。 しかし、被害は甚大になる可能性も大。

 

そこで、趙韙様率いる東州兵達を先陣にし、漢中を攻略を開始します。

 

東州兵達は、劉焉様直轄の庇護を逆手に取り、高慢で横暴が多く益州の民達とは折り合いが悪い。 また……多数の流民が流れ込んでる現実も踏まえ、『口減らし』……いえ、精兵集団に削減すべきかと。 

 

趙韙様の申し上げるように、鍛錬に汗を流す勤勉な者なら、生き残る確率も高まりますが……二日酔いで出陣などすれば、どうなるか結果は明らか。 そんな無用な輩は、他の精兵の働きに足を引っ張る愚か者、悔やむ事など不要。

 

その後に、劉焉様が益州兵を率いて攻略すれば、被害は少なめに済み、尚且つ益州の人民達に買う恨みが少なく済みます。

 

漢王朝には、『漢中で《天の御い》を偽装した反乱軍を殲滅した。 残党が残り、強行な反抗を繰り返して鎮圧に日数を要する』と伝えます。

 

ーーー ーーーー ーーーー

 

そして、これが重要。

 

漢中を攻略後、漢中から戻る際に……豪華な馬車を数百用意、中央に『五雲の車』を配置。 その車に、劉焉様が『特注の白い袞衣』で着飾って乗り込み、『天の御遣い』を演じればいいのです!!

 

その際の人数を考慮すれば……戦を行う者、準備する者、反乱軍に偽る者と数万は必要となりますわ。

 

しかし、これも劉焉様が皇帝に昇る為の必要経費。

 

皇帝になれば……すぐにも掛かった金など、回収出来ましょう。

 

このようにすれば、益州の民の混乱は、最小限に収まります。 後は……富国強兵を目指す政策を施し、伏竜となり機会を伺う。 

 

さすれば……近い内に……漢王朝は、自ずから倒れる道を歩む事に…………クスクスクスッ!!」

 

★ーー★ーー★ーー★ーー★

 

劉焉「な、なんと云う策だ! 趙韙! お主の申し出が間違いないなければ、東州兵達の活躍、さぞかし素晴らしい働きを見せてくれるだろう!!」

 

趙韙「…………はぁ、はぁ……!」

 

劉焉「董扶よ! 見事な策士を連れて来た! 『鬼灯』! 主の策が上手く行けば………主を我が専属の軍師と雇いたい! これからも頼むぞ!?」

 

董扶「……………はっ!」

 

鬼灯「……………」ペコリ

 

この時、頭を下げる鬼灯の口角が……ニヤリと……少し上に上がる。

 

★★★

 

劉焉「これより、十日の間に準備を整えよ! 儂の衣服、兵の鍛錬、武具の調達、馬車の建造! やる事なす事多くある!! 一刻も早く手を付けろ!」 

 

『───────はっ!!』

 

劉焉「………しかし、全部の作業期間には『休日』も入れておけぇ! 休日も……また仕事! 早く終われば休みも増えるぞ! 各々の働きに期待しておる!!  ─────これにて、解散! それぞれの仕事に向かえっ!!!」

 

一斉に臣下達が………頭を下げて………急ぎ退出する。

 

劉焉「………儂が皇帝。 儂が大陸の王! くっくくくくッ!! はーっはっはっは───ッ!!!」

 

残った劉焉は……一人玉座に座り……しばらく愉悦に浸っているのであった。

 

 

◆◇◆

 

【 ここの紫苑は、何故か未婚で若い! の件 】

 

〖 益州 成都 屋敷内 にて 〗

 

一刀「劉焉が……動いた?」

 

紫苑「はいっ! 漢中に東州兵二万を先陣、益州兵を合わせ約五万の大軍です! 漢中は要害堅固の地であり、五斗米道なる医療技術に長けた集団が治める自治領。 そう簡単には……落とせませんが……もし、落とされれば!!」

 

ーーー  ーーー

 

紫苑は────その次の言葉が言えない。

 

漢中には、一刀の配下であり仲間である人物が多数居ると聞いている。 東州兵達は、気が荒く乱暴者が多い! 男で若ければ……仲間に引きずり込み、子供、年寄りは殺され、若い女は慰め者にされる運命………!!

 

劉焉に『友』と何度も諫めたが……戦意向上の一環と称して、聴き届けられない! そんな光景を何度も見ては……止めれない自分を深く恨んだか……!!

 

あの光景を───二度と見たくない!! 

 

それに……一刀達に悲しみを、嘆きを……味あわせたくなかった。

 

そう……必死の願いを込めて……一刀に忠告をしたつもりだったのだが……!

 

ーーー  ーーー

 

一刀「よしっ! 情報提供、感謝するよ! 俺達は、成都を奪取する計略を立てるか! そうしないと……アイツらに文句云われそうだ!!」

 

実に……すんなりと……受け入れられてしまった………。

 

紫苑「えっ? 劉焉軍は五万なんですよ? 山岳戦においては、かなりの強さ誇る軍勢ですよっ!? ど、どうしてぇ! そんなに落ち着いて居られのですか!? 仲間の皆さんを………心配されないのですか!?!?」

 

一刀に涙目で抗議する紫苑! だか、すぐ傍では………。

 

ーーー

 

龍田「心配する事……多分……無いわよ~? 私より戦闘力が高い『一航戦』の二人もいるし~!」

 

長門「それに、私の主砲を……得体の知れない技で完璧に避けた……アイツも居る。 負ける要素を捜す方が難しい………」

 

天龍「羨ましいぜぇ~! リアル○国○双かっ!! 千人倒せるのに、どれくらいで達成できるか……挑戦したくなるじゃないかぁ!!!」

 

ーーー

 

貂蝉「そうねぇ~ん? 卑弥呼も居るからぁ、負ける事は無いわぁよぉお! 愛する男を背に背負った漢女はぁねぇぇ~! もぉおおぅ超絶無敵状態なのぉお! モ・チ・ロ・ン! 一刀ちゃんが私ぃの愛を受け止めてくれたら……」

 

一刀「だからぁああ! 俺は絶対的に嫌だぁああッ!!」

 

ーーー

 

その過分の自信が、どこから出るのか……全く不明の紫苑。 

 

紫苑「……えぇ~と……どういう事ですかぁあああ───!?」ズリズリズリ

 

雷「私達の仲間は、あのくらいの人数じゃあ相手にならないって事! ──って、何で後ろに下がるのよぉ!? こぉ~んな可愛い私を避けようなんて、幾ら何でも酷くなぁ~い!!?」プンスカ!

 

電「私達は、普通の人ではありませんから! 『艦娘』と云う………はわわぁぁあッ!? 何でぇ私からも避けるのです!?!?」オロオロ オロオロ

 

その質問に応えようと近付く二人に、ビクビクしながら退く紫苑。

 

紫苑「ふっ、ふたっ、二人の名前が………わ、私の……苦手のモノに………」

 

雷、電「「 あぁぁ────ッ!!! 」」ポンッ!

 

★☆☆

 

紫苑が落ちついた後、金剛と港湾棲姫が傍に寄る。

 

金剛「一つ聞きマース! 漢中へ戦を仕掛ける軍隊の中にぃ~紫苑のfriend(友達)は居ませんカ~?」

 

紫苑「ふれんどぉ………とは、何でしょうか?」

 

港湾棲姫「大切ナ友達! 大事ナ親友! ………何テ、意味ニナルノデス!」

 

紫苑「………い、居ます!! 喧嘩早いけど……曲がった事を嫌う友達と部下が……!!」

 

金剛「その子も、此方に来て貰うのは……ドウデショウ!?」

 

紫苑「──────!?」

 

唐突な申し出だが、確かに現政権に不満を持つ二人。 話せば、接点があるかも知れない。 そう思い……了解をする紫苑だった。

 

★★☆

 

一騒動が終わり……再度集まり相談する一刀達。

 

貂蝉「一刀ちゃんの考え通り……成都を奪って帰還できなくさせちゃいましょぉう? そうすれば、漢中を守れるしぃい、人の恋路を邪魔するお邪魔虫を潰す事も出来るわよぉん!!」

 

龍田「でもぉ~? 留守番の将と兵が、必ず残留する筈だから、その者達をどうにかしないと困ちゃうわね~!」

 

紫苑「そこは……私が何とかしてみます! お任せ下さい!!」

 

一刀「じゃあ……紫苑に任せよう。 ただ、危ないと思えば……俺達を置いて逃げるんだ! 家族も待っているだろうし……」

 

紫苑「……………私には………家族は居ないんです。 両親は早くに亡くし、結婚もしていません………」

 

一刀「そうか………申し訳ない! 余計な事を聞いた」 

 

一刀が……すまなそうに……顔を下に向ける。

 

紫苑は……その様子に慌てて、顔を横に何度か振る! 

 

そして、同じように下を向きながら……ボソボソと喋り出す。 小声過ぎて、よく近付けないと……聞こえない程。

 

紫苑「いえっ! 私も隠し事なんか……したく無いですから……。 ただ、昔から……この人と一緒にって、想い定めた人が居たんですよ? ですが……顔は分かっていても……名前が分からなくて……諦めていました……」

 

そう云うと……顔を上げて……一刀の顔を両手で掴み、自分の正面に固定した。 一刀が動かそうとしたが……ホンの少しも動けない!

 

一刀「えっ!?」

 

紫苑「ですが……あの日、光を見つけた時に、私は思い出しました! 前の世界で……私達を可愛がってくれた……『北郷一刀』様だと────ッ!!」

 

紫苑の真っ赤に染まった顔が……一刀の顔に近付いた。 

 

そして………紫苑の柔らかな唇が……一刀の口に重なろうとする時ッ!!

 

ーーー

 

港湾棲姫「ダ、ダメエェェ~~~ッ!!」

 

電「駄目なのでぇすぅぅ!!!」

 

雷「だぁれがぁ~許可するもんですかぁ──ッ!」

 

真ん中に割り込み阻止する三人

 

ーーー

 

天龍「あ、あぶねぇ~!?」

 

龍田「ふふふ~っ! 私を出し抜くなんてぇ~なかなかどうしてぇ食わせ者のようねぇ~~!?」

 

紫苑を止める二人。

 

ーーー

 

金剛「一刀提督の『first kiss』は、金剛が最初デ~ス!」

 

長門「止めろぉ!! そんな事は、ビッグ7の私が許さんッ!!!」

 

一刀を止める二人。

 

ーーー ーーーー ーーーーー

 

一刀を巡る騒動が再勃発する様子を……少し離れて見守る貂蝉。

 

貂蝉「うふっ! 今の状態だけでも、こんなに賑やかなぁのにぃ、この世界の子達がもっと参加したら……どうなるのかしらぁん!? 楽しみのような怖いような……そんな感じかしらねぇ……?」

 

貂蝉は、窓から見える空の向こうの中原を……仰ぎ見る。 

 

あの先の先には、洛陽が、天水が、陳留等がある。 方向を変えれば、建業、南陽の地が見えるのだろう。 この他にも……『ご主人様』と関わった地の娘が……一刀争奪戦に参加する。 例え、記憶を持っていなくても………。

 

貂蝉「……でもぉ……一刀ちゃんを……誰もが真剣に愛するのは、絶対に間違いないのよねぇん! 私ぃもおぉ……負けないように頑張らないとぉお!!」

 

一刀「ア、アンタは……頑張るなぁ─────ッ!! それに、誰かぁ!! 俺の意見も聞いてくれぇえええ!!!」

 

一刀は、そんな流れに抗うように叫び声を上げたが……運命は、乙女の願いは、一刀の小さな抵抗を……荒れ狂う大河の如く……押し流していった。

 

 

 

ーーーーーーー

ーーーー

 

あとがき

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

次回は義輝記に……と書いた矢先に……艦これになった事、お詫びします。

 

早い話が……コッチの内容が浮かんだので……書きました。

 

 

それと、艦これに全然興味がなかった作者を、物の見事にハメさせて、この作品を投稿するキッカケを授けてくれました銀匙様。 この度、無事に完結されたそうで、この場を借りて、お礼と感謝をさせていただこうと思いまして。

 

☆☆☆  ☆☆☆  ☆☆☆

 

銀匙様! 四百話以上投稿の末、見事に完結! おめでとうございます!

 

『艦娘の思い、艦娘の願い』 ハーメルン様にて掲載中です。

 

次回作品も、期待してお待ちしております。

 

☆☆☆  ☆☆☆  ☆☆☆

 

 

話が変わりますが……当作品の黄忠……紫苑は若干年を若くしています。 二十代前半頃。 未婚ですので璃々ちゃんは出ません。 勿論、アノ人も若くして出演してもらいますが……性格は変わりません。 

 

そんな具合で……義輝記共々出していきますので……宜しくお願いします。

 

 


 
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