レストランを出た2人は雷幻の家に向けて歩き出していた
「うぅー今日は恥ずかしいことだらけだったよ〜」
そう言葉を放ったのは理子であった
「確かにまさかあんなところに知り合いやこれまで護衛してきた人たちがいたとは俺も思わなかったよ」
そして、それに答えるかのように雷幻も言葉を放った
話続けて数分雷幻と理子は雷幻の住んでいる家に着いた
家の中に入った2人が見た光景とは
「「「おかえりなさ〜い」」」
燐香、聡子、隼人の3人であった
「どうして聡子姉と隼人兄がいるんだ?」
そう雷幻が聞くと2人は
「「そりゃ〜組織の裏のリーダーの雷幻に初めて恋人が出来たんだ祝ってやるしかないだろ〜」」
それを聞いて雷幻と理子は顔を赤らめた
ただ、この時理子と燐香は知らなかった雷幻がどれだけ辛く思い過去を背負ってきたのかを
「ごめん、俺少し外に行ってくる」
雷幻がそう言葉を放った時に理子が着いて行こうか?
と聞いたところ雷幻が一人にしてほしいというので1人にしてあげることにした
雷幻が外に出たのをみて
隼人と聡子が会話を始めた
「やはりあの時のショックが大きかったのか」
「そうかもしれないわね」
その2人の会話を聞いて
理子と燐香は彼の過去に何があったのかを聞くと隼人が口を開いた
「あいつは初めから1人暮らしでは無かったんだ、数年前まで母親がわりの人がいた、その人も俺らと同じエレメンタルサーヴァントだった、だが、ある日
まだ雷幻が今より強く無い時
突然魔族に襲われたんだそして、雷幻の母親がわりだった女性は雷幻を庇い自ら自爆のエレメントを使い自爆した
雷幻にとっては辛いじゃ済まされない話だ、生まれつき波動の力を身に宿し自分の親が前線で死に、自分が母親と慕っていた女性が目の前で死んだ、その時から雷幻は人が変わったかのようにひたすら魔族に戦いを挑んで勝利し続けただけど、やはり雷幻の心の傷は癒える事は無かったさっき出て行ったのも昔の事を思い出してまた、守りたいものが出来てそれを前のように失うかもしれないという恐怖に怯えているのかもしれない、あいつは人前とかでは強がってるが俺と聡子の前では自分の感情をさらけ出してくれるんだ、もちろん他人を信用してないわけではなく心配かけさせたくないからなんだあいつは昔から霊感も強くよく死者の声を1人で聞いていた今は安全になっている前線に行きそこで死んでしまった仲間たちの声を1人で聞いて1人で背負っているんだだから、人一倍仲間思いで誰も失いたくないって思っているからあの時の出来事を思い出して守りたいものを必死で守りたいって思うようになったんだ、でも、今のあいつには理子ちゃんがいるあいつの心の傷を癒せるのは恐らく君だけだ、あいつは今も苦しんでいる自分が母親と慕っていた女性の他に守れず目の前で魔族に殺された仲間や一般市民の人達を思い今と尚苦しみ続けているんだ」
隼人の話を聞いて理子と燐香は申し訳なさそうな顔をして伏せた
「とりあえず俺は雷幻のとこに行ってくる」
そうして隼人は家を出た
その頃雷幻は
家の近くにある展望台で1人寂しく泣いていた
「母さん、みんな、ごめんな俺が弱かったばかりにみんなを死なせてしまって」
そう泣きながら小声で呟いていた
「そんな事は無いと思うぞ」
ふと後ろから声が聞こえたので雷幻は振り返った
「やっぱここにいたか」
そこにいたのは隼人だった
隼人は雷幻に理子と燐香に雷幻の過去を話したことを話した
それを聞いて雷幻は驚いていたがいつかは知られることだからと思い納得していた
「隼人兄、ひとつ聞いてもいいか?」
雷幻が珍しく隼人に聞きたいことがあるらしく隼人は答えた
「あぁいいぞ」
それを聞いて雷幻は話し出した
「俺さ、初めて恋人が出来たのは良いんだがやっぱりこえーよ母さんやみんなみたいに守れなくて目の前で死んだのを見て理子を守れるのかどうかをなぁ、隼人兄俺はどうしたらいいんだ」
「お前は1人で抱え込むから駄目なんだよ時には恋人に甘えろよ
甘えることは恥ずかしいことじゃないお前の父氷炎だって辛い時は甘えてたんだ、だから、お前も強がって無理をせず恋人である理子ちゃんに甘えろよきっと受け止めてくれるさ」
そう隼人が言ったのを聞いた雷幻は
「そうかもな、1人で抱え込みすぎてそれで心配かけてたら意味ないよなありがとう隼人兄少し気が楽になったよ」
「そうか良かったな」
「悪いけど先に戻っててもらってもいいかな?父さんと2人の母さんに報告したいからさ」
「わかった、しっかり報告してから帰ってこいよ」
「あぁ、ありがとう」
2人の会話が続いた後隼人は先に戻り影が見えなくなるまで雷幻は見送り再び星空を見上げて
「父さん、母さん、俺、守りたいものが出来たよ前みたいに弱い俺じゃないこれからは守りたいものを守りながら奴らを一体も残らずに倒して見せるよだから、見ててくれよ」
そう言った後、後ろに気配を感じて振り返るとそこには三つの影が
「父さん、母さん」
「「「やあ、我が息子よ、お前のしようとしてることはとても険しくて辛い道のりになると思うけどお前なら大切な人や氷牙達と切り抜けられることを祈っているよ、そして、近々お墓参りに来て将来のお嫁さんの顔を見せてくれよな」」」
「あぁ、わかったよ父さん、母さん、必ず行くから」
そう言って雷幻は家に帰る道を歩き出していた
その彼を密かに監視するものがいた
「あれがサタンを倒した男か楽しみだな次にあいて合わせをする時が前の氷牙とかいう奴は弱すぎた次の獲物はあいつだ」
そう言って黒い影は消えた
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雷幻の過去が明らかに