黄巾党を撃退した、北郷たちは桃香と合流
するために啄県に戻った。
町のほうにはほとんど被害がなかったことを
説明すると桃香は少し思いつめたような顔で口を開く。
桃香「あのね・・・・・ご主人様・・町の長老が・・」
桃香がそう言うと一人の老人が北郷達の前に出てきた。
長老「実は天の御遣い様にお願いがありますのじゃ。」
北郷「お願い?」
北郷が長老の言葉に聞き首を傾げると・・
長老「天の御使い様にここの太守となって欲しいんじゃ」
長老がそういうと北郷は少し、驚きながらも平静を装い・・・・・
北郷「なぁー愛紗太守ってなに?」
北郷が愛紗にそっと尋ねると
愛紗「太守と言うのは、簡単に言うと町の支配者のようなものです」
北郷「なるほど・・・そういう言えばこの町の太守はどうしたんだ?」
そういうと村人の人達と長老が怒りと悲しみを込めた声で・・・・
村人A「この町の太守は黄巾党が攻めてきたときに逃げっちまったよ・・」
村人B「もう朝廷なんか信じられねーよ!」
長老「だったら、信頼できる御方にこの町を
納めていただきたいのじゃ・・・」
北郷「う~~~~~ん」
北郷は悩んだ自分にそんな大役が務まるかどうかを
そして、もし自分がこの話をけったらここの村人は
碌な抵抗もできぬまま黄巾党に襲われ、皆殺しにされてしまうだろうと
桃香「ご主人様この人たちの力になってあげようよ」
愛紗「わたしも桃香さまに賛成です。それに、わたしには
この町の人々を見捨てることはできません!」
鈴々「だいじょうぶなのだ!おにいちゃんならきっとできるのだっ!」
北郷「みんな・・・・・」
桃香、愛紗、鈴々がそういうと不思議とさっきまでの
わだかまりが消えような感じだった。そして・・・・
北郷「みんな俺に力をかしてくれるか?」
三人「「「ご主人様(おにいちゃん)!!」」」
北郷の顔がさっきまでの不安そうな顔とは違い。
覚悟と決意を固めた男の顔になり長老と村人たちの顔を見る。
北郷「長老・・・・こんな俺でよければ皆さんの御力になりましょう。」
北郷がそう言った途端、村人の顔が不安そうな顔から笑顔に変わり・・・
村人一同「「「「「「「「ありがとうございます!!!天の御遣い様!!!!!」」」」」」」」」」」」」
村人A「やったなー!これでこの町は救われる!!」
村人B「ああ、この人はいればきっとだいじょうぶだ!!」
長老「これで、この町は救われる」
村人たちの迫力に圧倒されたのか北郷は少しばかり後ろに下がってしまう。
この時北郷は心の中でこう思った。
北郷「(桃香・愛紗・鈴々のためにも力のない人達の
ためにも俺はやってやるぞ!!!。)」
心の中で新たにそう誓う天の御遣い北郷一刀であった。
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この間は少々弱気なことを言ってすいません。これからは前向きな気持でいこうと思っています。
少々、短いですが。公開します.
後、天然種馬根性ってどうかいたらいいのですか?なんか俺が書くと卑猥になるような気がするんですよね~~