No.578309

真・リリカルなのは 第五章 破滅を呼ぶロストロギア編 第七話 語られる秘密

ohatiyoさん

あの人に直撃インタビュー
………と言ってみただけです

2013-05-20 18:31:47 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:566   閲覧ユーザー数:550

今回の事態は、流石に不味いと思い、ある人物に会いに来た クロノ

 

?「よく来たね…………おいしいお菓子を出すよ」

 

クロノ「いえ、お構いなく…………………」

 

?「まぁまぁ遠慮なんかしないで」

 

クロノ「…………………………ありがとうございます」

 

?「それで? 態々この老いぼれに会いに来てくれて…………何が目的なんだい?」

 

クロノ「お忙しい所申し訳ありません ミゼット提督」

 

ミゼット「別に忙しくはないさ…………仕事は全部、午前中に終わらせる主義だからね」

 

クロノ「それでお伺いしたいことがあるのですが…………」

 

ミゼット「何だい?」

 

クロノ「ジュエルゼロについてです」

 

ミゼット「!!!」

 

クロノの予想外の発言に驚く ミゼット

 

クロノ「管理外世界の地球という所で………ジュエルゼロが目覚めてしまいました」

 

ミゼット「詳しく聞かせろ…………………………」

 

ミゼットの目つきが変わった

 

クロノ「スクライア一族がジュエルシードを発掘し、ある事故が切っ掛けで地球に落してしまったんです…………そのジュエルシードを破壊すると……………」

 

ミゼット「なるほど…………魔力が固まり、ジュエルゼロが蘇えったということか」

 

クロノ「はい…………………」

 

ミゼット「私に今一度アレは封印しろと?」

 

クロノ「いえ、提督が忙しいのご存知です………ですから………………」

 

ミゼット「情報が欲しいと?」

 

クロノ「その通りです」

 

ミゼット「仕方ないね……………………」

 

ミゼットは本棚から一冊の本を取り出し、

 

ミゼット「私が知る限りのジュエルゼロの情報が書いてあるよ………それを貸してあげる」

 

クロノ「ありがとうございます」

 

ミゼット「何としてでも止めるんだよ? アレは世界を滅ぼす」

 

クロノ「……………………………………………………………………」

 

ミゼット「永久に進化し続ける化け物さ…………リンカーコアをを食らってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~クロノ視点~

 

ユーノ「これがジュエルゼロについて記載されている本………」

 

クロノ「ああ、早速読んでみてくれ」

 

ユーノは本を開き、読み始める

 

ユーノ「停止しているリンカーコアをも感知できる能力を保持し、リンカーコアを持つ人間を襲う。ジュエルゼロはリンカーコアを食らうことで進化し続けるロストロギアである。時間が経つにつれ、ジュエルゼロはどんどん強くなっていくということだ」

 

クロノ「脅威だな」

 

ユーノ「人間を襲う時、ジュエルゼロは分身を生み出す。見た目は蛇のような形であり、倒しても本体には何の影響もない。魔力の無駄遣いである」

 

クロノ「そうか………………………」

 

ユーノ「私、ミゼット・クローベルが戦った分身の成長段階を記す」

 

クロノ「…………………………………………………」

 

ユーノ「まずは蛇のような形であり、色は白である。リンカーコアを食い、魔力を吸収することで、変化が訪れる。色が変色するのだ。これを第二形態と名付ける」

 

クロノ(ミゼット提督は犠牲者を出さずしてジュエルゼロを封印したという話はガセだな。恐らく管理局の隠蔽だ……………そうでなければミゼット提督がジュエルゼロの話を聞いた時、あそこまで動揺するはずがない。口で話さず、書物で渡してきたのがその証拠だ…………最高評議会にバレてはミゼット提督も…………………)

 

ユーノ「第二形態の特徴だが、色によって能力が異なる」

 

クロノ「……………………………………………………」

 

ユーノ「赤は炎熱、緑は暴風、黄色は電気、青は流水、紫は氷結」

 

クロノ「魔力変換資質か!?」

 

ユーノ「第二形態は魔力変換を駆使してくる、第三形態は再び色が変色し、黒になる。この状態は5つの魔力変換を使える」

 

クロノ「…………………………………………………」

 

驚き過ぎて、言葉すら出ない クロノ

 

ユーノ「しかし、忘れてはいけないのは、あくまでこれらは分身ということである」

 

クロノ「………………………………………………………………」

 

ユーノ「分身は本体なら無視するべきだろうが、人々を襲うため、放っておく訳にはいかない」

 

クロノ「では本体は一体…………………………………」

 

ユーノ「本体は分身と姿、形は変わらない。蛇のような姿である、色も真っ白である」

 

クロノ「……………………………………………」

 

ユーノ「相違点は、鋭い牙を持ち、何でも噛み千切ることである。プロテクションですらガラスのように砕かれる」

 

クロノ「ミゼット提督のプロテクションをガラスのように……………………」

 

ユーノ「本体は分身の最終形態より遥かに強い。私で無ければ勝てなかっただろう」

 

クロノ「それほどまでに………………………………」

 

ユーノ「また、先の記述で最終形態と記したが、忘れてはならない。ジュエルゼロの分身は永久に進化する。私が見た最後の姿だから最終と名付けただけにすぎないのだ」

 

クロノ「なるほどな」

 

ユーノ「最終形態を倒した後に本体を倒したって書いてあるね」

 

クロノ「そうか………………………」

 

ユーノ「でも場所は記載されていない」

 

クロノ(これは僕も地球に向かうべきだな)

 

ユーノ「クロノ?」

 

クロノ「ユーノ、僕と一緒に地球へ行くぞ!」

 

ユーノ「……………わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ミゼット視点~

 

ミゼット「やれやれ、参ったわね」

 

まさか、強力な封印魔法を掛けていたのに破られるなんて………

 

流石はスクライア一族といった所かしら………………

 

ミゼット「本来なら地球に行ってジュエルゼロを封印したいのだけどね……」

 

こんな下らない爵位の所為でミッドから離れられないなんて………

 

ミゼット「最高評議会の虫けら共が………………」

 

若い奴らは伝説の三提督なんて呼んでいるけど違うのよ

 

ミゼット「三提督は最高評議会の奴らが脅威と感じた人間を縛るためのものなのよ」

 

全く歯がゆいね………………………

 

ミゼット「元々、私は人々を救いたい一心で管理局に入ったというのに…………」

 

今では最高評議会の駒………………

 

ミゼット「しかし奴らに逆らうことはできない……………………」

 

奴らが隠し持っている戦力は異常だ…………………

 

海と陸が手を組んでも恐らく勝てない………………………

 

ミゼット「優秀な魔導師は全てあいつらの駒になる」

 

絶対的な支配から逃れることはできない………………………

 

私も含めてね……………………

 

ミゼット「………………………………………………」

 

でも何時かは………………………

 

ミゼット(奴らを粛清する魔導師が現れる………………そんな気がするねぇ)

 

このままでは管理局は腐る………………………

 

今ならまだ間に合う………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~カイト視点~

 

カイト「……………………………………………………」

 

カイトは悩んでいた

 

自分は地球を守るため、ジュエルシードを破壊してきた

 

しかし逆だった…………………………………………

 

カイトがジュエルシードを破壊したため、大勢の人々が襲われている

 

カイト「クソッ」

 

カイトはどうすればいいかわからないでいた

 

カイト「ジュエルゼロ…………………………………」

 

本体の居場所は不明

 

情報も一切無し

 

この状況で本体を見つけるのは不可能である

 

カイト(俺は……………………)

 

今まで何をしてきた?

 

俺が高町とテスタロッサの争いに介入しなければ……………………

 

カイトは初めて自分の行いを後悔していた

 

地球を守りたい……………その一心でなのは達と敵対してきた

 

殺そうとも考えてきた……………………

 

だが、なのはの行動の方が正しかったのである

 

カイト「…………………………………………………」

 

完全に堕落したカイトであった

 

思考などは大人びても、やはり10代の子ども

 

自分の所為で大勢の人が傷ついてしまえば、気持ちが病むの仕方ないことである

 

カイト「俺は………………俺は………………………」

 

目的があるわけではない

 

ただ無造作に飛びまわっているだけである

 

現在地も何所かわからない状態である

 

なのは「あっ!! カイト君なの!」

 

カイト「!!」

 

カイトが今、一番会いたくない人物に会ってしまう

 

なのは「どうしてここに居るの?」

 

なのはは近づいて、話しかけてくる

 

カイト「………………………………………………」

 

なのは「カイト君?」

 

カイト「…………………け」

 

なのは「え? 何?」

 

カイト「……こ………け」

 

なのは「全然聞こえないの」

 

カイト「そこを退け!!」

 

なのは「!?」

 

いきなり攻撃される なのは

 

意味がわからないまま撃墜されてしまう

 

カイト「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

俺は何をやっているのだ!!

 

カイト「無意味なことをやってしまった…………………」

 

他人に当たるなど、愚かしい………………………

 

カイトは飛び去る

 

なのは「何か…………扱いが悪いの………………」

 

何故ボコボコにされたかわからない なのはだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミゼット提督、格好良い!!

 

何て、勝手に自分で想像してしまった

 

 


 
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