はい、今日は2月13日。
え?飛んでるって?
だって、言っても意味はあまり無い内容だと思うから語らない。
さて、明日は世の中の女性が男性にチョコレートを贈る日。
つまり『バレンタインデー』である。
明日にそんなイベントがあるから今日は終始教室の中が緊張の雰囲気で満ち満ちていた。
かくいう俺も少しは期待していた。
あんな事があったから俺にもチョコが・・・
男子一同「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・(ゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッ)」」」」」」」」」」」」」
っ!?何だっ!?男子達の殺気が一斉に俺に向いたような・・・
俺はその日、肩身が狭い思いをしながら授業を受けた。
うう・・・俺は何もしていないのに・・・
遥SIDE
明日はいよいよバレンタインデー。
今日は物凄く緊張していた。
なにしろ、失敗は許されないのだから。
そう、
もう一度言うが
そう、なのは達も手作りチョコを作るのだ。
相手はもちろん、夕也だ。
でも、私は負けない。絶対に・・・!
アリサ「・・・ふぅ、こんなもんかしらね。」
すずか「うん、出来上がった。」
フェイト「私も出来た・・・」
アリシア「私も出来たー」
遥「へぇ、皆うまいわね。」
アリサ「でも、一つ問題があるわ。」
すずか「そうだね・・・」
チョコが出来たというのにアリサとすずかは険しい表情をしていた。
遥「どういうこと?問題って・・・」
アリサ「わかってるでしょ?神城の事よ。」
遥「ああ・・・そういえばそうね・・・」
そうだった・・・あいつの対策も考えなければいけなかった。
アリサ「あいつ、前に私とすずかが夕也にお弁当を作ってきたときに自分の物って言って勝手に食べたのよ!?あの時ほどムカついた事は無いわ・・・」
すずか「うん、そうだよね・・・」
すずかも同意している。
そういえば前にそんな事があったわね。
なのは「う~~~ん・・・学校で渡すと多分取られちゃうから・・・」
遥「だったら、いっそのこと・・・」
私は今、思いついた対策を皆に話した。
アリサ「ふんふん・・・それはいい作戦ね!!」
遥「でしょ?これなら安心して夕也にチョコを渡せるわ。」
はやて「そうやな。うん。その作戦で行こう!」
これで材料は揃った。
夕也、待っててね・・・!
SIDE OUT
~バレンタインデー当日~
今日は男子達の血が飛び散るであろうバレンタインデーである。
そして今は学校に登校中。
さっきからなのは達がずっとコソコソと小さい言葉で会話している。
なにかの会議みたいなんだが・・・一体何の会議なんだろう・・・?
そして下駄箱で靴を上履きに履き替える。
その間もなのは達は俺の靴箱を念入りにチェックしている。
一体、何なんだ・・・?
そして、教室に入る。
夕也「おはよう。」
男子一同「「「「「「「「「「「「「(ギロっ!!!!)」」」」」」」」」」」」」
うわっ!?怖っ!?
教室に入るなり皆して俺に向かって一切無駄の無い動きで同士に睨まれる。
さすがに怖すぎる・・・
そして俺の席に行こうとすると
そこに
神城「ようっ!俺の嫁達っ!!」
元気だな~~~その元気を他の方向に向ければいいのに・・・
神城「ん!?おいっ!モブ野郎!俺のなのは達に近づいてんじゃねぇぞ!!」
ほら、また・・・
夕也「もう説教するのもメンドくさくなってきた・・・」
神城「ふん・・・くそモブが・・・皆チョコを渡すなら今のうちだぜ(ニコッ)」
神城はいつもの気持ち悪いスマイルで遥たちに詰め寄る。
さて、遥たちはどうするんだろうな・・・?
遥「ええ、わかったわ。確かに渡すなら今のうちよね。」
おおう、遥はおもむろにバッグの中から包装紙を取り出す。
遥「はい、皆からの気持ちよ。」
神城「へっ!やっぱりな。ありがとうな、遥。皆もな(ニコッ)」
神城はご満悦の様子で教室を出て行く。
何だろう・・・あいつ・・・何か・・・起こりそうな予感が・・・
松本「お~~~い、席につけ。HR始めるぞ~~~」
松本先生が入ってきた。
さて、まあ学生の本分は勉強。今日も頑張りますか・・・!
~放課後~
ふぅ、今日も疲れた・・・
さて、家に帰って復習でも・・・
遥「ああ、ちょっと待って、夕也。」
夕也「うん?何だ?遥?」
帰ろうとしたら遥に呼び止められた。
その手は後ろにあり何かを持っているらしいがわからない。
よく見るとなのは達も残っている。
遥「ちょっと渡したいものがあって・・・」
?渡したいもの・・・?
夕也「何だ?」
遥「えっと・・・こ、これ・・・//////」
そう言って遥は後ろ手に隠し持っていた物を俺に差し出した。
その手には・・・
夕也「・・・?何だ?これ?」
可愛らしい包装紙に包まれた何かがあった。
遥「わかってよ!!恥ずかしいんだから・・・//////」
?恥ずかしいって・・・ま、まさか・・・
この包装紙の中身って・・・
夕也「ちょ、チョコ・・・?」
遥「~~~~~~~!!!!(ボンッ)」
遥は顔が真っ赤になっている。
え?もしかして・・・
夕也「お、俺に・・・?」
遥「う、うん・・・//////」
夕也「ってことは・・・なのは達も・・・?」
全員「「「「「「うん//////」」」」」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
遥「・・・?夕也?泣いてるの・・・?」
夕也「え・・・・・・?」
俺は頬に手を当てる。
そこに雫が当たった。
夕也「本当だ・・・何で・・・?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ああ・・・そうか・・・
夕也「前世でも貰えなくって・・・親からも貰ったことないから・・・うれしいんだ・・・」
全員「「「「「「「夕也(((君)))・・・」」」」」」」
夕也「ありがとう・・・皆・・・」
俺は泣きながらも皆から幸せを噛み締めながらチョコを貰った。
おまけ
夕也「そういえば、
遥「ああ、あれね。今頃、悶えてるんじゃないかしら?」
夕也「?悶えるって?」
遥「あれね・・・
中にわさびが大量に入ってるのよ。量で言うならチューブの奴半分くらい。」
夕也「うわあ・・・・・・」
俺はそれを軽く想像してしまい何となく鼻を押さえてしまった。
その日の夜、海鳴市に声が上がっていない悲鳴が響き渡ったという・・・
あとがき
今回はバレンタインデーの話を入れてみました。
こんな感じでどうだろうか・・・?実際私も親と姉以外からチョコ貰ったことが無いからもし貰ったら感極まって泣きそうだな・・・
そして前回の話のときのアンケートはまだまだ継続中です。
今の所ティアナが一歩リード・・か?
ちなみにティアナのレアスキルは霧を出す系です。
ここまで書いたら分かる人は分かるかな?
次回はちょっと飛ばして・・・ていうか結構飛ばして中学生編に行きたいと思っております。
・・・どうしよう・・・神城・・・更生させようかな・・・
まだ決めかねている・・・
次回もよろしくお願いします!!
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バレンタインデー