あれ?俺の頭がおかしくなってんのかな?目の前に遥が居る様に見えるんだけど・・・
しかし、現実は厳しく何度か頭を振ったり頬をひねったりして確認してもこれが現実ということを表していた。
俺はしごく当然の疑問をぶつける。
夕也「お前何、ゴホッゴホッ何でいんの?」
遥「ちょっとね、学校で諍いがあって、今日はもう帰っていいって言われてね。」
夕也「諍いって・・・何かあったのか?」
遥「・・・・・・・・うん。」
夕也「そうか・・・」
遥「・・・・・・・神城がね、夕也の事・・・バカにしたから・・・」
夕也「はあ・・・・あいつは・・・」
俺は内心、こうなるんじゃないかと考えていた。
なのは達に近づく奴は全て敵と考えている奴だからな・・・
俺がいないときに俺の事を悪く言って学校内で俺の評判を落とそうとか考えてんだろうな・・・
夕也「・・・・・・家には、帰ったのか?」
遥「うん、それで友達が風邪引いてるからお見舞いに行ってもいい?ッて言ったら「行って来てもいいわよ?でもあんまり遅くならないようにね」って言って快く送り出してくれた。」
夕也「・・・いい親だな・・・」
遥「うん・・・・・・それとね・・・」
すると、遥が乗り出してきて
遥「何で、この家にマテリアル達やユーリがいるの?」
と、言ってきた。
夕也「ん?マテリアルって?・・・・ああ、伽夜達のことか。」
遥「伽夜って?」
夕也「皆に新しい名前をやったんだよ。シュテルが伽夜、レヴィがライ、ディアーチェが美夜、ユーリはそのまま夕璃って名付けた。」
遥「そうなんだ・・・それよりもどうやって夕璃達のことを知ったの?」
夕也「アリスに言われたんだよ。「システムU-Dを止めて欲しい。」って・・・」
俺はあのときのことを説明した。
~数日前~
アリス「ねえ、夕也?話があるんだけど・・・」
夕也「うん、なんだ?」
アリスは俺の部屋に入ってきて話があると言ってきた。
俺はその話を詳しく聞くことにした。
アリス「実は闇の書と連結していた
夕也「うん。」
アリス「その
夕也「・・・何で俺なんだ?そういうことなら夜天の書の主であるはやてに言ったほうが・・・」
アリス「システムU-Dは一時期から人が変わったようになってな。まるであの時のリインフォースのように・・・」
夕也「おいっ!?ちょっと待てっ!?って事はそいつには・・・」
アリス「うん、夕也が言っている悪魔が宿っているんじゃないかなって思ってる。」
夕也「・・・・・・そうか・・・そんな事ならやらない訳にはいかねぇな。」
夕也「よしっ!さっそく準備に取り掛かる!」
~回想終了~
夕也「ってな感じで夕璃を助けるために奮闘したってことさ。」
遥「・・・・・・そういうことなら私にも言えばよかったのに・・・」
夕也「遥さん、あなたはわかってない。」
遥「わかってないって?」
夕也「まず、俺が仮にお前に伝えたとする。すると、変に思ったなのは達は私たちにも何かできないか?と考えてしまう。」
遥「私は喋らないと思うけど・・・」
夕也「違う、俺から何か話したら何かしらお前は反応がおかしくなってそれを長年の付き合いであるなのはに見破られると思う。」
遥「ま、まあ確かに・・・」
夕也「すると、なのは達の事をストーカーの如く監視している
遥「た、確かに・・・」
夕也「だろ?だから俺が1人でやったんだ。」
遥「な、何も言えない・・・本当に起こりそうで・・・」
夕也「まあ・・・言わなかったことは謝る。ごめっゴホッゴホッ」
遥「大丈夫なの?結構きつそうだけど?」
夕也「大丈夫じゃない・・・ゴホッ・水、飲みたい・・・」
遥「そう言うと思ってシュテル、じゃなかった伽夜に頼んで水を貰ってきたわよ。待ってて、コップにつぐから。」
トポポポポ・・・
コップに水を注ぐ音だけが夕也の部屋に響いた。
遥「はい、起こすわよ。」
俺は遥に手伝ってもらって起き上がった。
遥「はい、水。」
夕也「うん、ありがとう。・・・ゴク・・ゴク・・ゴク・・っはぁ・・」
俺は空になったコップを遥に手渡す。
遥「まだ、いる?」
夕也「いや、大丈夫、ありがとう。」
遥「・・・・・・・・・」
夕也「・・・・・・・・・」
俺と遥の間に無言の時間が生まれる。
な、何かきまずい・・・
夕也「な、なあ、遥?」
遥「えっ?な、何?」
夕也「お前、昼飯は食ったのか?」
遥「お昼・・・あっ・・・」
この反応。食べるの忘れてたな・・・
遥「で、でも弁当あるから平気だよ。・・・・・・病人にこんな事を言うのは駄目だけど・・・此処で食べてもいい・・・?」
夕也「え?でも、リビングで食べた方が・・・」
遥「私はここで食べたいの。」
その後、結局押し切られ遥は俺の部屋で弁当を食べた。
あ、その間部屋の窓は開けていたから換気は問題ないぞっ!
その後、夕方になってなのは達もお見舞いに来た。
遥がいるのは予想外だったのか遥の姿を確認した瞬間に全員して叫んでいたのは俺の耳にまだ残っている。
あれは、ホントにうるさかったな・・・
でも、そんな当の本人達はもう家に帰っている。
聞きたいことができたからとあまり病人の居る家でうるさくするのもあれだからといって帰って行った。
二つ目のはわかるが最初の聞きたいことって何なんだろうな・・・?
俺はそんな事を考えながら寝室に帰って寝ることにした。
遥SIDE
私達は夕也の家から帰っている。
皆、何も喋らない・・・
アリサ「ねぇ、遥?」
最初に口を開いたのはアリサだった。
遥「何?アリサ?」
といっても何を言われるのかは予想は出来ている。
アリサ「単刀直入に言うわね?・・・夕也の事、好きでしょ?」
やっぱりね・・・
全員「「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」
全員が私を見ている。
私の回答を待っている。
遥「・・・・・・・私ね、最初の印象は勉強が好きなんだな~~って思ってたの。でも恭也さんと戦っている所を見て、勉強だけじゃないってわかった。その後、色々助けてもらった。そして、なのはがヴィータに襲われた夜、私は夕也が変装していたマグスと戦って違和感があった。一瞬だけど躊躇ったの。そして私はそれが頭から離れなかった。その後に問い詰めたらあれは俺だって言ってくれたの。そして、私は拒絶された。」
全員「「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」
全員が私の言葉を一言一句聞き漏らさないようにしている。
私はそんな中口を動かすのをやめない。
遥「その時、わかった。夕也もつらかったんだって。夕也も夕也で傷ついていたんだって・・・その時までこの感情が何なのかわからなかった。でもその時私ははっきりと自覚できたの・・・私は
夕也の事が・・・・・・・・・・好きっ!!誰にも負けられないくらい夕也の事が好きっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アリサ「そうねっ!これで遥もライバルね!」
すずか「負けないよ、私。」
なのは「私もだよ!」
フェイト「私も・・・」
アリシア「私もっ!」
はやて「もちろん私もや。」
遥「皆・・・」
この時、私たちの間に新たな絆が生まれた。
私、絶対に負けないよ・・・夕也・・・!
心の中で、私は改めて誓った。
あとがき
・・・・・・こんなんでいいのだろうか・・・?と思ってしまうこの頃
って何か以前書いたような気が・・・
それよりも、どうしようかな?
この後・・・・・・・まあ、構想はあるけど・・・順番がな・・・
でもまっやってみるだけやってみるか!
次回もお楽しみに!
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