No.564652

魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者

はらっぱさん

テストと約束

2013-04-09 21:04:11 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5226   閲覧ユーザー数:4941

風邪が治って数週間、休んだ分取り返さないといけないため頑張って勉強をした。

 

そして、何とか追いつきその日を迎えた。

 

松本「よ~~し、HRを始めるぞ。」

 

松本先生がやってきた。また、すぐ終わるんだろうなと思っていた。

 

しかし、今日は少し長引いた。

 

松本「え~~みんな知ってると思うが来週から期末テストだ。だが、この期末テストを乗り切れば夏休みだ。みんな、気を引き締めて勉学に励めよ?もし、赤点を取ったら夏休みも使っての補習だからな。」

 

そういえばそうだった。

 

ま、赤点は取らないと思うから特に気にする必要もないかな。

 

ガ~~~~~ン・・・・

 

ん?何かこの世の終わりみたいな音が聞こえてきたんだが・・・

 

松本「今日の連絡事項はこれだけだ。じゃあ、みんな気をつけて帰れよ。」

 

そう言って松本先生は教室を出て行った。

 

さて、帰って今日の授業の復習でもやろうかな・・・

 

そうして机の中の教科書などをカバンに詰めていると

 

バタッ

 

何か音がした。

 

?今、倒れたような音が聞こえた気が・・・

 

音がした方向を見てみると

 

なのは、フェイト、アリシア、はやてが机に顔を突っ伏していた。

 

はやて「あ、あかん・・・完っ璧に忘れとった・・・」

 

なのは「う~~~~・・・」

 

はやては自分の行いを反省しているようだ。

 

なのはは唸っているだけだが・・・

 

ちなみに今の席はこんな感じ。

 

窓バ月

窓なア

窓夕は

窓フェ遥

 

つまり俺の周りの半分以上が机に顔を突っ伏しているという状態である。

 

俺は遥に何でこうなっているのか小さい声で聞いてみた。

 

夕也「なあ、遥?(ボソッ)」

 

遥「何?(ボソッ)」

 

夕也「何で、四人とも突っ伏してんの?(ボソッ)」

 

遥「簡単に言うなら勉強不足(ボソッ)」

 

夕也「ああ、なるほど・・・ってお前は大丈夫なのか?(ボソッ)」

 

遥「私は家に帰ってからも復習はしてるから(ボソッ)」

 

夕也「なるほど、状況は大体わかった。(ボソッ)」

 

つまり、こいつらは普段から勉強を疎かにしてきたと。

 

そして、その分のツケが回ってきたって事ね。

 

はやて「ああ~~~~どうすれば・・・・・・・・そうやっ!!」

 

っ!?何か嫌な予感!!

 

はやて「なあ、夕也君!勉強教えて~~!!」

 

はやては俺に泣きついてきたっ!!

 

夕也「何で俺に言うんだ?俺に教わるより俺より成績がいいアリサに教わった方がいいだろ?」

 

はやて「それはアリサちゃんに教わっとらん人やから言えるんや!!」

 

アリサはそんなに教えるのは下手なのか?

 

アリサ「あんた達がわからないからでしょう!!」

 

はやて「やからって間違えるたびに怒鳴るんはうちは堪忍なんや!!」

 

ああ~~~これは相当キツかったんだろうな・・・

 

夕也「といってもな・・・・・・・」

 

俺にも色々とあるんだが・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

しかたないか・・・・・・・

 

夕也「・・・・・・今度の土曜にでも俺の家に来い。勉強教えてやるから。」

 

俺は頭をかきながら言った。

 

はやて「ホンマかっ!?嘘とちゃうやろなっ!?」

 

夕也「本当だから・・・でもちゃんと復習もしとけよ。」

 

はやて「やった~~~~!!!」

 

はやては飛び上がりながら喜んでいる。

 

そんなに夏休みが消えるのが嫌なのかね?

 

すると

 

なのは「夕也君っ!」

 

なのはが大きい声を上げてきた。

 

夕也「な、何だ?なのは?」

 

なにやら先程と同じ感じがして一応聞いてみると

 

なのは「私にも勉強教えてっ!!」

 

と、先程と同じ意味の言葉が返ってきました。

 

夕也「はあ~~~~まったく・・・わかったよ。それとフェイトとアリシアもだろ?」

 

フェイト アリシア「「うん・・・・・」」

 

いつも結構なテンションが高いアリシアがしおらしくなっている・・・

 

これはそれ位ヤバイってことか?

 

でも、補習を受ければいいんだからそれでもいいんじゃ・・・

 

遥「夕也と一緒に勉強をしたいんだよね?」

 

遥がそう言った瞬間になのは達の顔が真っ赤になった。

 

遥「(それとね、もう一つの理由があるのよ。)」

 

すると遥がめずらしく念話で話してきた。

 

遥「(実はね、神城は補習の常連でね?それで以前、補習で近づかれたってことがあったらしくてね?)」

 

夕也「(わかった、もう言わないでいい。)」

 

つまり、神城(あいつ)と一緒の部屋で勉強をしたくないと。

 

その気持ちは痛いほどよくわかるな。

 

・・・・・・・・・・・・・そうだな。

 

夕也「アリサ、すずか、遥。頼みたいことがあるんだが・・・」

 

ア す 遥「「「何(よ)?」」」

 

夕也「さすがに俺1人じゃ四人に同時に教えるのは難しい。それで三人に臨時講師をお願いしたいんだが。」

 

アリサ「えっ?臨時講師って・・・」

 

すずか「それって・・・」

 

遥「私たちも行っていいって事?」

 

夕也「?そうに決まってんだろ?」

 

遥「・・・・・・そうね。じゃあ引き受けようかな。」

 

夕也「おっすまんな、遥。」

 

アリサ「私も引き受けるわ。復習にもなるし。」

 

すずか「そうだね。私も行こうかな?」

 

夕也「ごめんな、アリサ、すずかも。じゃあ、今週の土曜日に俺ん家に集合。いいな?あっそれと全員に言うことがある。くれぐれも神城(あいつ)に見つからないように。」

 

全員「「「「「「「うんっ!(わかってるわ!)(わかっとるよ!)」」」」」」」

 

夕也「じゃあ、俺は帰るな。じゃあ、また明日。」

 

そして、その日は終わった。

 

この時俺は知らなかった。

 

この四人があんなにもやばい状況にあることを・・・

 

あとがき

 

はい、今回はテスト勉強を約束する回でした。

 

いや~~~実際問題小学校のテストってどんなのやってたのか憶えてないんですけど相当にヤバイ点数を取っていたのは憶えているという俺。

 

そうなんでしょうか?そして最後の文章の意味とは・・・

 

次回もお楽しみに!


 

 
 
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