No.542423

IS〈インフィニット・ストラトス〉 ~G-soul~

動き出す世界

2013-02-10 11:53:15 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1212   閲覧ユーザー数:1153

「山田先生、診断の結果は?」

 

「目立った外傷は脇腹の刺し傷だけですが、失血のショックで昏睡しています。いつ目が覚めるかは…」

 

山田先生が簡単なメディカルカルテを見ながら織斑先生に報告する。

 

「あの大きさの刺し傷で、それだけ済む理由…桐野、わかるか?」

 

腕を組んだ織斑先生が俺の方を見てきた。

 

「紅椿のデータを見てみました。無段階移行。それが箒を助けましたね」

 

俺はベッドに横たわり、呼吸器をつけて眠る箒を見た。髪は解かれ、腹に包帯を巻いてピクリとも動かないその姿が痛々しい。

 

「ちゃんと話せよ研究者。でなければこの部屋からつまみ出すぞ」

 

「わ、わかってます。…紅椿は篠ノ之博士が開発した現時点で世界に一機だけの第四世代型IS。そのなかに無段階移行システムが組み込まれています。戦闘の度にパーツ単位で自己進化するっていうトンデモシステムが」

 

「で、それがどう篠ノ之を助けた」

 

「最後の戦闘…箒がこうなる要因となった戦闘の時に、紅椿が新しい武装を造ったんです」

 

「新しい武装………ですか?」

 

「武装って言うには、少しアレですが…これです」

 

俺はノートパソコンのキーボードを操作して先生たちに見せた。

 

「《癒童(いやしわらべ)》。紅椿が土壇場で造り上げたそれは、操縦者…箒が負傷した時に医療用ナノマシンを患部に送り込んで応急処置を施して戦線復帰を可能にさせる、まあ要するに箒をギリギリで踏ん張らせて戦えるようにする回復薬みたいなものです」

 

「不謹慎な言い方をするな。だが、確かにそれが篠ノ之を助けたとなると納得がいく」

 

「ですが…本当に、篠ノ之博士が学園に危害を加えていたなんて…信じられません」

 

「俺だって信じられませんよ山田先生。無人ISが博士の開発したもので、おまけにそれに箒を襲わせるなんて」

 

パソコンを閉じる。

 

「先生…博士との連絡は取れないんですか?」

 

「できることならやっている。奴とはもう携帯も繋がらん」

 

「ダメですか……」

 

博士はなにを考えているのやら。嘆息すると先生はドアを示した。

 

「…ここから先のことは私たち教員側で判断する。お前は部屋に戻って待機していろ。他の専用機持ちたちにも伝えておけ」

 

「わかりました…あの」

 

「なんだ」

 

「一夏を呼ばないんですか? アイツは俺たちのなかで一番箒を心配してました。せめて顔くらい――――――」

 

「戻れ。命令だ」

 

「ですけど!」

 

「戻れと言っている!」

 

「……………っ!」

 

先生の一喝に俺はそれ以上何も言えず、部屋から出るしかなかった。

 

(博士の目的は一体なんなんだ………)

 

自室に戻る途中、俺は博士について考えていた。

 

箒を溺愛しているはずの篠ノ之博士は自分が造った無人ISで箒を襲い、死の淵まで追いやった。その目的はなんなのか………

 

結局まとまった答えを見いだせないまま自室に到着。部屋には二年の専用機持ちが集結していた。

 

「瑛斗さん、箒さんの様態は?」

 

「命に別状はない。でも失血のショックで昏睡状態だからすぐには起きないそうだ」

 

「お兄ちゃん、箒大丈夫だって。お兄ちゃんってば」

 

「ああ…ありがとう瑛斗」

 

マドカが一夏の肩を揺すると一夏はぽつりと声をかけてきた。

 

「俺は別になにもしちゃいないぜ。ただ呼ばれてデータ解析しただけだ」

 

俺たちは箒を追いかけて飛び立って数分後、巨大な光の爆発を見た。

 

それは紅椿の大型射撃武装《穿千》のもの。その直後に一夏が飛び出し爆発が起きた空中の真下の川に飛び込んだ。

 

俺たちが一夏に追いついた時、一夏の腕の中では専用の白いISスーツに血を滲ませた箒がぐったりとしていた。

 

その時の一夏は見たことがないくらいに狼狽してた。泣きそうな顔して、箒の身体を揺すって。

 

(やっぱり、ショックだよな…)

 

幼馴染があんなことになったら、取り乱すのも無理はない。

 

「それにしても…無人IS、見つからなかったわね」

 

「探索用Gメモリーのパルフィスでも引っかからないとなると、ステルスでも搭載してるんだろうな」

 

「爆発の規模から考えてわたくしたちが追いついたときはまだ近くにいたはずなのですが…」

 

「かなりの…機動性を、持ってる」

 

「第四世代型の紅椿を圧倒する未知の敵……か」

 

「…ねえ、篠ノ之博士って箒のお姉さんなんだよね?」

 

一夏を心配そうに見つめていたマドカが俺に顔を向けた。

 

「ああ」

 

「どうして…こんなことをしたのかな」

 

「それは………」

 

それは俺にもわからない。おそらく、この場にいる全員が――――――

 

「わからねぇよ。束さんがなにを考えているかなんて、この世界で束さん自身以外いるわけない。千冬姉だってわからないさ」

 

「一夏………」

 

「束さんのことは……いろいろ不思議な人だとは思ってた。今回のことだって、きっと理由はあるんだと思ってる。でも…でもよ!」

 

一夏の拳が強く握りしめられていた。

 

「箒をあんな目に遭わせるような人だとは思ってなかった。俺は――――――!」

 

「ストップだ一夏。ここで博士への恨み言言ったって状況はなにも好転しないぜ?」

 

「…………………」

 

一夏はなにか言おうとしたようだけどそれをやめて黙り込んだ。

 

「…よし。とりあえず俺たちが勝手に飛び出したことについてのお咎めはないらしい。今日はみんなもう休めってさ」

 

その一言で俺は解散を促した。心配そうにマドカが一夏を見つめていたがラウラに目で説得されて退室した。

 

「……………」

 

「……………」

 

当然部屋は俺と一夏だけになる。

 

「その…さっきはああ言ったけどよ、博士のことは怒ってもいいと思う」

 

「じゃあ、なんで止めたんだよ」

 

「お前…気づいてなかったのか?」

 

「なにに」

 

「鈴たちの顔、少し怯えてたぜ」

 

「なんでだよ」

 

「お前の目…見たことが無いくらい怖かったんだよ」

 

「…………………」

 

「俺がとやかく言う立場にないのはわかってる。けどよ…」

 

「瑛斗………箒は…箒は本当に大丈夫なんだよな?」

 

一夏のその目を見ることができなかった。見てられなかった。

 

「……大丈夫だ」

 

「死んだりなんて…しないんだよな?」

 

「お前…しっかりしろ! 箒は死なない! お前が一番わかってるんだろ!?」

 

「俺は! 俺は箒を守れなかった!!」

 

「…!」

 

か細かった一夏の声がいきなり大きくなる。

 

「もっと早く駆けつけていれば…箒はあんなことにはならなかった! それなのに俺は!」

 

一夏の声が震えていた。泣きそうな子供みたいだ。

 

「俺は箒を守れなかった…! みんなを守るって決めたのに……ちくしょう…!!」

 

何かに憑りつかれたみたいに『ちくしょう』を連呼するコイツを、俺は、

 

「…一夏っ!!!!」

 

「な、なんだよ…」

 

「殴れ」

 

我慢できなかった。

 

「は?」

 

「俺を殴れ。一発な」

 

「な、何言ってんだよお前……」

 

「自分ばっかり責めるんじゃねぇ。箒がああなった責任は俺にもある。俺がべらべら説明してないですぐにみんなを連れ出してたらこうはならなかった。だから俺を殴れ」

 

「そ、そういう問題じゃ―――――」

 

「るせぇっ!! とにかく一発殴れ! ほら! 早くしろ!」

 

催促すると一夏はベッドから立ち上がった。

 

「…手加減なんてしないからな」

 

「おう。来いよ」

 

「……ふっ!!」

 

 

ドガッ!!

 

 

「ぐっ!」

 

一夏のパンチに一瞬グラッと来た。奥歯を噛み締めて堪える。

 

「一発は…一発だっ!!」

 

 

ゴッ!!

 

 

「うがっ!」

 

俺も一夏の顔に拳を叩き込んだ。吹っ飛んだ一夏はベッドに倒れ込む。

 

「お、お前も殴ってくるなんて聞いてないぞ!」

 

「でも、落ち着いたろ?」

 

「それは…まあ」

 

「ならいい。あーっててて…口ん中切っちまったじゃねえか。本当に手加減なしかよ」

 

ジンジンと顔の左側が痛くなってきた。

 

「お前が殴れって言ったんだろ?」

 

「それもそうか」

 

「…なんか、いつかもこんなことしたな」

 

「いつか…? ああ、楯無さんと知り合ったばっかのころか」

 

「楯無さんが俺の部屋にいて…」

 

「それでエプロンの下に水着着て裸エプロンっぽく見せてきた……ふっ」

 

「ははっ」

 

何がおかしいわけでもないのに笑ってしまった。一夏もそれにつられて笑う。

 

「…寝るか。明日になったら先生たちからなんか通達が出るだろ」

 

「そうだな。そうするか」

 

俺と一夏は就寝の準備をした。まあ、ただ各自のベッドに寝っ転がるだけだけど。

 

「瑛斗」

 

「ん?」

 

「ありがとな。頭冷やしてくれて」

 

「どういたしまして。俺ぁ寝るぜ」

 

部屋の明かりを消した。

 

 

「………………」

 

日付が変わりそうな時刻になっても千冬は箒が横たわるベッドの脇に立っていた。瑛斗が去ってからも箒は一向に目を覚ます兆しを見せないでいる。

 

真耶も部屋から出て行ったので部屋は千冬と箒の二人である。

 

「束…」

 

千冬は箒の傍に歩み寄り、箒の頬に触れた。

 

「お前は一体…何を考えている?」

 

千冬の目は、悲しげに揺れていた。

 

「これが、お前のやりたかったことなら…私は――――――」

 

唐突に、箒の手首の紅椿から映像が映し出された。

 

『あー、あー』

 

「!」

 

その声を、聞き違えるはずはなかった。その姿を、見違えるはずはなかった。

 

『全世界のみんなー』

 

椅子に腰かけ、朗らかな声で呼びかけてくるその人物は、

 

『やっほー、天才の束さんだよー』

 

束であった。

 

「束…!?」

 

驚く千冬をよそに、映像の束は話し始めた。

 

『電波の発信源を突きとめようとしてる人がいたら、やめておいた方がいいよ。逆にウイルスを送り込んでデータというデータを破壊しちゃうようにプログラムしてるからね☆ さて、突然の電波ジャックに驚いてる人が大勢いるんだろーけど、とりあえず、りっすん・とぅ・みぃだよ。白騎士事件を覚えているよね? ISが世界にその名を轟かせるきっかけになったあの事件』

 

一体どういうつもりなのか千冬はわからなかったが、尋常ならざる悪い予感だけは感じていた。

 

『それからあっという間に世界はISに染まったね。男女のパワーバランスが逆転して、女尊男卑なんて騒がれちゃったり』

 

束は流々と話し続ける。

 

『でも、それもこれもぜぇんぶこの束さんがISを発明したからだよねっ。私ってば凄い! 世界をひっくり返しちゃったよ!』

 

えっへんと胸を張る束。

 

『でもでも、考えてみてよ。今のこの世界を私が変えちゃったならぁ』

 

束の目が、すぅ、と細くなった。

 

『世界を元に戻したらどうなるのかなぁ?』

 

「………………!」

 

その言葉の意味を、千冬は直感した。

 

『今から24時間後』

 

束は右手の人差し指を立てた。

 

『ちょうど明日のこの時間。その瞬間に、世界中のISのコアは………』

 

束の次の一言は、世界を揺るがすこととなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『弾道ミサイルの数倍の威力を伴う大爆発で、地球上から消滅するよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マジかよ…」

 

某所。テレビから発せられた言葉にオータムは目を見開いた。

 

「スコール、これって」

 

ソファに腰かけていたスコールにオータムが顔を向ける。

 

「あらあら、大変なことになったわね」

 

しかしオータムとは対照的にスコールは笑みを浮かべていた。

 

「大変なんて騒ぎじゃないぜ! これが本当なら―――――!」

 

「オータム」

 

「―――――んっ」

 

オータムは沈黙した。スコールがオータムの口を塞いだのだ。自分の唇で。

 

「……んぅ」

 

オータムの表情は一瞬で蕩けてしまう。

 

「慌てないの。まだ篠ノ之博士の放送は続いてるわ」

 

「う、うん…」

 

スコールが唇を離して諭すと、オータムは切なげに頷いた。

 

スコールの言うとおり、束の放送は続いていた。

 

『でもでもでも、世界にはISのコアは確認されただけでも467個あるんだよねー。それが全部全部ぜぇーんぶ爆発しちゃったら、元に戻るどころか世界は滅亡だねっ! いっきに世紀末だよ! ゆわっしょーっく! そこで!』

 

束が指を鳴らすと映像は束の頭上を映した。そこにはコンテナが浮遊していた。

 

『今から束さんが発明したスペシャルなISを50機、世界中にばら撒きまーす! その中の一機に、破壊されたらコアの爆破プログラムを解除するプログラムを組み込んだのだ! あ、言っとくけど、どの機体もそんじょそこらのしょーもない戦闘機とか兵器じゃ太刀打ちできないから。目には目を、歯には歯を、ISにはISだよっ!』

 

コンテナの側面が開き、中からISを展開した女性のシルエットが覗いた。

 

『それじゃあ、よーいどんっ!!』

 

束の声と同時に、コンテナから黒い影が連続して飛び立った。

 

映像が再び束の姿を映す。

 

『今から24時間後が楽しみだね! それじゃあバイビー!!』

 

束が手を振り、無邪気にそう言うとテレビの画面は元から映していたドラマに戻った。しかしすぐにそれは臨時ニュースに切り替わっていた。

 

「スコール…」

 

「ふふふ、なかなか……いいえ、最高のタイミングだわ」

 

スコールはソファからゆっくり立ち上がった。

 

「スコール、上から任務の通達よ」

 

「あらジェシー、仕事が早いわね」

 

「どうやら上もそこそこ慌ててるみたい。ほら、チヨリ様。起きてください」

 

扉の傍に立つジェシーの横では小さな少女が目をこすっている。

 

「んにゅぅ…起きとるわい。むにゃむにゃ………」

 

「ご老体に夜更かしは厳しいみたいね」

 

ふらふらと冷蔵庫から『飲み物』を取り出すチヨリを見てから、スコールはクスリと笑うとオータムの肩に手を置いた。

 

「さあ、準備はいい?」

 

スコールのその眼差しに、オータムは心の奥底から湧き上がる熱を感じた。

 

「…! ああ!」

 

「んぐっんぐっ…ぷっはあっ! 気つけには一杯きゅぅ~っと飲むのが一番じゃな」

 

その後ろで亡国機業最高の技術者が覚醒する。

 

「で、どうするつもりじゃ? ワシとジェシーはバックアップするとして、おぬしら二人はどこから手を付ける?」

 

「そんなの決まってる! 片っ端からだ!!」

 

オータムはパンと自分の左の手のひらに右の拳を打ち付けた。

 

「いよいよ始まるのね…」

 

ジェシーがつぶやくとスコールはこう返した。

 

「ええ、始まるわ。でも、その前に世界が消えたら困っちゃう」

 

スコールを先頭に、オータム、ジェシー、チヨリが部屋から出る。

 

「まずは、一歩目を踏み出すわよ」

 

世界は、静かに、しかし確かにざわめき始めた。

 

 

瑛「インフィニット・ストラトス~G-soul~ラジオ!」

 

一「略して!」

 

瑛&一「「ラジオISG!!」」

 

瑛「読者のみなさんこんばどやぁー!」

 

一「こんばどやぁ」

 

瑛「本編も大分シリアス風味を帯びてきましたな」

 

一「そうですな」

 

瑛「まあでも? でも? でもでもでもでもそんなの関係ねぇ! そんなの関係ねぇ!」

 

一「ここでは確かにそうだけど、お前それ大分古いぞ!?」

 

瑛「と、いうわけなんで今日も張り切って参りましょう! 一夏、質問行ってみよう!」

 

一「お、おう。えーカイザムさんからの質問! 俺と瑛斗宛てだ。もしISではなくて、モンスター使いとして活躍できるなら2人はどんな幻想動物を駆ってみたいですか? だって」

 

瑛「ほう、幻想動物」

 

一「ちなみにカイザムさんはドラゴンに乗って空を飛びたいそうだ。うーん・・・そうだなぁ、俺は―――――」

 

瑛「待て一夏」

 

一「な、なんだよ」

 

瑛「家庭的な考えを捨てろよ」

 

一「え…」

 

瑛「お前のことだ。炎とか電気とか操るのがいいなー光熱費浮くし、とか考えてんだろ?」

 

一「な、なんでわかった!?」

 

瑛「ンなこったろうと思ったよ!! ダメな! 家庭的な考えダメな!」

 

一「わ…わかったよ。うーん……あ!」

 

瑛「お」

 

一「俺…それ無しだと、全然思い浮かばねぇ」

 

瑛「お前は…お前はぁぁぁぁぁ!!」

 

一「わー! 荒らぶるな荒らぶるな! だってしょうがないだろ!」

 

瑛「しょうがなくないだろ! あるじゃん! スライムでもスライム○スでもホ○ミスライムでもメ○ルスライムでもキ○グスライムでもよぉ!」

 

一「なんでスライムシリーズなんだよ!? あと最初のスライムのせいで伏字の意味なくなってるぞ!」

 

瑛「じゃあわかった! ドラ○ーとかタホドラ○ーとかドラ○ーマとかあるだろ!」

 

一「わかった! お前ドラ○エやってたろ! この放送の前にドラ○エやってたろ!?」

 

瑛「簪から借りた。面白いな」

 

一「はあ…じゃあお前はどんなのがいいんだよ」

 

瑛「ズッ○ーニャ」

 

一「地味! しかも至って最近だ!」

 

瑛「じゃあ次の質問。のほほんさんに質問今まで食べた手作りケーキで一番おいしかったのは誰のケーキですか?」

 

一「のほほんさんいないけど…いつも通りのことなら」

 

瑛「もちろん呼んでますとも。というわけでゲストののほほんさんこと布仏本音だ」

 

の「ど~も~。布仏本音で~す。好きなモンスターはモー○ンで~す」

 

一「あー、なんかそれっぽい」

 

瑛「でもアレ口開くとめっちゃ怖いよな」

 

の「それはいっちゃダメだよ~」

 

一「なんかいつの間にかドラ○エ談義になってっけど、とりあえず質問に答えてもらおうぜ」

 

瑛「誰の手作りケーキが一番美味かったかって話だな」

 

の「ん~…そだね~、やっぱりお姉ちゃんのが一番おいし~かも~」

 

瑛「ほぉ、虚さんの手作りケーキ」

 

一「ジャンルは?」

 

の「いろいろだよ~。チーズケーキとか~チョコケーキとか~」

 

瑛「虚さんも料理上手だよな」

 

一「学園にいたときもたまに自作したお菓子とか持ってきてくれたりしてた」

 

の「お店のにはない美味しさがあるよね~」

 

瑛「なんかまた食いたくなったわ、虚さんのお菓子」

 

の「じゃあ今度作ってもらうよ~」

 

一「おおー頼む頼む」

 

瑛「さぁて、そろそろお時間のようだ。それじゃあエンディング!」

 

 

流れ始める本家ISのエンディング

 

 

瑛「今回はえーっと…あれ? 声聞こえてこないぞ」

 

一「頼んでないのか?」

 

瑛「いや、頼んだけど……っかしーな」

 

の「きりりん、カンペ来てる~」

 

瑛「おお、えっとなになに? …ええ!?」

 

一「ど、どうした?」

 

瑛「今回歌ってもらう予定だった人の城に、勇者の一行が来ちゃったらしい」

 

一「ゆ、勇者?」

 

の「一行~?」

 

瑛「ついさっき変身して超特急で帰っちゃったってさ」

 

一「へ、へ~…ん? 勇者……城………あっ!」

 

の「どったのおりむ~?」

 

一「瑛斗…その、歌うの頼んだ人って………どんな人だ?」

 

瑛「え? そうだなー…白い長髪の若い男の人で、剣持ってた。特技は涙を宝石に返るとかなんとかいう手品かなアレは」

 

一「ピ○ロじゃね!? それピ○ロじゃねぇのか!?」

 

瑛「え~? そんなわけないだろ」

 

の「そ~だよ~。仮にピ○ロだったとしても、どうやってきりりんと知り合うの~?」

 

一「そ…それもそうか。いや、そうなのか?」

 

瑛「? 変なヤツだな。まあいいや。それじゃあ!」

 

一&の「みなさん!」

 

瑛&一&の「「「さようならー!」」」


 
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