No.501046

同居人5

きなこさん

アニメ「ローゼンメイデン」のサイドストーリ的なものです
暇な方はどうぞw

2012-10-27 22:08:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:394   閲覧ユーザー数:381

 

 

 

 

 

 

 

第五話 「階段」

 

 

その日の深夜2時

 

だめだ、寝付けない

理由はわかってる。

今日学校行ったら絶対噂の的にされてるからだ

今度から俺の名はカリオストロ公爵か、もしくはロリペドのどっちかだろう

そう考えると寝ることが出来ない。

 

――――ガチャッ―――

 

J 「ん?」

横を見るとカバンが開いてる

水銀燈 「みず~」

どうやら喉が渇いて起きたみたいだ

水銀燈はそのまま一階へ降りていく

まあ、そんなことどうでもいいんだが、このままじゃ絶対明日寝不足になるな

J 「くそ~、眠れねぇ~」

愚痴りながら寝返りをする

すると目の前に水銀燈の寝顔

J 「あれ?」

何で水銀燈が目の前にいるの?

ここ俺のベットだよな?

などと答えの返って来ない質問を頭の中でくり返す

 

もしかして寝ボケてるのか?

めっさ可愛い寝顔を見ながらその結論に至る俺

だがどうする、ただでさえ今の俺はロリコンに疑われてるからな

下手に起すと夜這いかけてると疑われる。

 

1、頭を叩いて起す

2、可愛いからこのまま寝かしとく

3、目覚めのキッスをする

4、揉んどく?

5、やっちまおうか~、し~お~だ~

 

う~ん、1と2はロリコンと疑われそうだな、3と4はばれたら死ぬし

5の塩田さんて誰だよ

仕方ない、こうなったら・・・

 

 

 

 

 

翌朝

 

水銀燈 「ふぁ~・・・」

大きなあくびをして起きる水銀燈

水銀燈 「ん?」

そして目を擦りながら不思議そうな顔をする

水銀燈 「ねぇ人間、なんで床で寝てるのぉ?」

うっさい、お前のせいじゃ!

 

そんなわけで俺は地味に寝不足だ

出来れば今日は学校休みたい、けど休むと

絶対あのエテモンキーが俺の噂を流しまくるだろう。

それだけは絶対に阻止しなければ

例え罪を犯そうとも・・・・

 

J 「じゃあ学校行ってくるから、おとなしく留守番してろよ」

水銀燈 「いや」

なにこの子、いきなり反抗期?

J 「出来れば理由を教えてもらえるかな?」

水銀燈 「留守番はもういやよ、私も学校行きたいわぁ」

ザケンナボケ!お前が来たら俺がロリコンだって言う証拠になるやん

J 「いいか?水銀燈、お前は目立ちすぎるからあまり出歩かないほうがいいんだよ

  もし誰かに正体がばれてみろ、速攻でどこかの研究所へ送られちまうぞ」

水銀燈 「大丈夫よ、気づかれない様に人間のカバンの中に隠れてるから」

J 「アホか!そんなことする奴はエスパー伊藤だけで十分じゃ」

まったくろくでもないことを考える奴である

すると水銀燈は頬を膨らませ怒る

水銀燈 「もういいわよぉ、馬鹿!ロリコン!甲斐性なし!」

そう言うと水銀燈は二階へ飛んで行ってしまった。

確かに休日にしか構ってやれないのは悪いとは思うが仕方ないだろ

などと考えながら考えていると、俺はあることを思い出す

J 「あっ、今日使う体操服干しっぱなしだ」

俺は急いで体操服を取りに行った

 

 

数分後

 

J 「じゃあ水銀燈行ってくるからな」

しかし返事はない

仕方ない、帰る途中でなんか甘いものでも買ってきてやるか

そう考えながら俺は学校へ行く

 

 

教室

 

岡田 「おはよー」

J 「おっす」今声をかけてきたのは友達の岡田

とてもいいやつで、みんなから慕われてる

普通に声をかけてくるということはまだ俺のロリコン疑惑は流れてないようだな・・・

と、その時

秀吉 「おっはー」

後ろの入り口から秀吉が入ってくる

そしてこっちに向って来た

秀吉 「よぉ、ロリh」

J 「ホアタァッ!!」

秀吉 「ぐほっ」

J 「せいッ」

俺の地獄突きが秀吉の喉を潰し、そのまま後ろへ回り

ジャーマンスープレックスをきめる。

 

---ごしゃっ----

 

秀吉は頭から鞄の上に落ちた

J 「ちっ、鞄のせいで殺れなかったか」

まあいい、これで奴の口は封じた

あとは何とかこの場を誤魔化してミッションコンプだな

 

岡田 「お、お前朝から何てことしてるんだ?」

J 「いやー、びっくりしたなぁ。秀吉の奴朝からバク中しようとして

  失敗するなんて馬鹿だな」

岡田 「いや、今のお前がジャーマn」

J 「バク中するなんてなぁ」

岡田 「ジャーm」

J 「バクチュウスルナンテナ」

岡田 「そ、そうだな」

俺の心ある説得で同級生は納得してくれたようだ

 

秀吉の周りには騒ぎを聞きつけた生徒達が遠巻きに見ている

梅岡 「どうしたんだい?」

俺の担任の空気を読めないティチャーが現れた

J 「秀吉の奴がバク中失敗して気絶したんで保健室連れてきます」

梅岡 「そうかい、気をつけていくんだよ」

J 「はーい」

ふっ、計画通り

 

俺は秀吉を保健室のベットに括り付けとく

J 「こいつの頭の中は脳みその代わりにプリンが入ってるから

  目が覚めたら昨日のことは忘れてるだろう」

そう考えてると保健室のおばちゃんが入ってきた

おばちゃん 「あらどうしたの?」

J 「いろんなことに疲れたから寝るそうです」

おばちゃん 「そ、そう」

J 「それじゃ俺は授業があるんで」

そう言って俺は保健室を出る

 

 

教室に帰ってきた俺は心配事がなくなってさっぱりした顔で席に着く

あとの気がかりは巴だがあいつはみんなに言いふらす奴じゃないから安心だろう

そう考えながらカバンを開けるとそこには

水銀燈 「んぅ・・・眩しいわぁ・・・」

カバンの中で寝ていた水銀燈の姿

 

 

 

誰か、俺を助けてください

 

 

 


 
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