No.478239

同居人3&4

きなこさん

久々の投稿です

2012-09-01 02:16:07 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:586   閲覧ユーザー数:575

第三話 「水銀燈」

 

 

 

 

 

 

 

朝、目がさめた。

別に目覚ましがなったわけじゃないのに目が覚めた

理由がすぐわかった。

いつもは目覚ましが鳴っても俺より先に絶対起きない水銀燈が

なにやらごそごそやってるのだ。

 

よく見ると手鏡をメイメイに持たせて髪を梳かしている

J 「なにやってるんだ?」

水銀燈 「見てわからないのぉ」

水銀燈は鏡から目をそらさず答える

J 「髪を梳いでるように見えるんだが」

水銀燈 「そうよぉ」

と、言うことは・・・・

J 「どっかいくのか?」

水銀燈 「そうよぉ」

さっきと同じ答えをする水銀燈

どうやら忙しいらしい

俺は水銀燈をほっといて朝食を食べることにした。

しばらくして今度は水銀燈が家の中をうろつきだした

一体なにやってんだあいつは

 

J 「じゃあ、学校行くけどお前は何時に帰ってくるんだ?」

俺はいまだうろうろしてる水銀燈にしゃべりかける

水銀燈 「わからないけど多分夕飯までには帰ってくるわぁ」

J 「そか」

そして俺がドアを閉めるとドア越しに声が聞こえた

水銀燈 「これならnのフィールドにいけるわぁ」

nのフィールド?エヴァが張ってたあれか?

いや、あれはATか・・・・

まぁいいや、学校行こ

 

学校へ行く途中メガネをかけた女子高生が

のり 「赤くて黒くてうにゅうってした食べ物・・・」

などと呟きながら歩いていたら電柱にぶつかってた

よしっ、早朝パンチラゲッツ!!

 

 

 

放課後

 

帰り道、帽子を被った少年が店に入って行った

どっかで見たことあんだよな、あの顔

見るとそこは俺が昨日苺大福を買った店だった

そして俺がその場で突っ立っているとすぐに誰かと一緒に出てきた

なんとそれは巴だった。

そして気まずそうな感じでどっかに歩いていった

まさか逢引?

J 「う~ん、ミステリアス」

中学生なのに進んでるなぁ

そんなことを考えながら俺は家路に着いた。

 

J 「ただいま~」

水銀燈 「おかえり~」

ドアを開けると不貞腐れた水銀燈が立っていた。

J 「出迎えご苦労」

水銀燈 「おばかさぁん、何で私があなたを出迎えなきゃいけないのよぉ

     私はただ人間が帰ってきたらどこか連れて行ってもらおうと思って

     待ってただけよぉ」

それを出迎えって言うんだぜ、おばかさぁん。

J 「って、お前さっき出かけてたんじゃないのか?」

水銀燈 「だってnのフィールドの行き来だから外に出た感じがしなかったのよぉ」

また訳のわかんない単語が出てきたな。まぁいいや

J 「つまりどっか連れてけと、そう言う訳ですな」

水銀燈 「そうよぉ」

はぁ~・・・確かにこいつ一人で外を出歩かせると、とんでもないことになりそうだ。

J 「わかった。明日学校休みだから明日連れてってやる。」

水銀燈 「本当!?」

いきなり笑顔になるとは現金なお子様じゃ

水銀燈は上機嫌で二階へ飛んでいった

J 「ま、たまにはいいか」

と、その前に、ここ二日風呂に入るの忘れたから今日こそは入らないとな

メシ食い終わったら風呂にでも入るか

 

 

J 「あ~・・・さっぱりした・・・」

やっぱり日本人はお風呂でしょ

J 「水銀燈風呂空いたぞ。お前も入れよ」

すると水銀燈は顔を背ける

水銀燈 「いらないわぁ・・・」

J 「なに言ってんだ。人形だってホコリとか付いて汚れるだろ。いいから入れよ」

水銀燈 「いいって言ってるでしょ!」

さっきよりも強い口調で言う水銀燈

こいつわぁ~・・・・こうなったら実力行使だな

俺は水銀燈に近づき首根っこを掴む

水銀燈 「きゃぁっ」

J 「いいから入れ」

このまま風呂場にぶち込んでやる

そう考えて風呂場へ向うと、その時

J 「いだっ!」

水銀燈が俺の腕を噛みやがった

J 「何しやがるこいつ!」

水銀燈 「へっはいにはいらふぁいわぁ」

なに言ってるかわかんないけどとりあえず抵抗してることは確かだな

服の上からだから何とか耐えれる。このまま風呂にぶち込んでやるか

J 「いいから風呂は入れよ。裸になって湯船につかると気持ちいいぞ」

そう言って俺が歩き出した瞬間、水銀燈が俺の腕を踏み台にして顔に近づいてきた。そして

 

----がぶっ---

 

J 「いってーーー!!!」

こいつ・・・・鼻に噛み付きやがった・・・・

水銀燈 「絶対に服は脱がないわぁ!」

俺が鼻を押さえてもがいてる間に水銀燈はさっさと逃げ出しやがった

J 「もういい!!好きにしろ!!」

俺はそう叫ぶと部屋に戻った

 

 

 

その晩、水銀燈は俺の部屋にあるカバンに入って眠らなかった

 

 

 

 

 

 

第四話 「翠星石」

 

 

翌日

 

J 「鼻痛ぇ」

鼻を摩りながら起きると水銀燈のカバンが開いたままになっていた

J 「あいつ昨日ここで寝なかったんだ・・・」

ったく、あそこまで嫌がることないじゃないか・・・それはさておき、とりあえずメシ食うか

そして俺が一階に下りるとソファーの上で水銀燈が体を丸めて寝ていた

昨日の仕返しに驚かしてやろうか

そう思って近づくと水銀燈の目が腫れているのに気づいた

J 「そんなにいやだったのかよ・・・」

俺は水銀燈を起こさないようにゆっくりと抱き上げるとそのまま俺の部屋へ持っていった

J 「この時期、ソファーの上は寒いだろうが馬鹿」

そう言って布団の中に水銀燈を転がす

J 「さて、メシ食べよ」

俺は静かに部屋を出た

 

 

数時間後

 

----がちゃっ、とたとたとた---

二階で音がする。おそらく水銀燈が起きたのだろう。そして

J 「・・・・・・・・」

水銀燈 「・・・・・・・・(じー)」

俺が今いるのはリビング

部屋のドアを少し開けて水銀燈がそこから覗いてる

ここは下手に刺激してまたどこかに逃げられたら面倒だな・・・・・・よし

俺はドアの前を素通りして水銀燈の死角に身を潜める

少ししてドアが開いて水銀燈が俺の後を追うようにこっちに来る。

J 「よっ」

水銀燈 「きゃっ」

物陰に隠れていた俺と鉢合わせする

水銀燈 「はぅあぅ・・・」

驚いて腰でも抜かしたのかその場に尻餅をついたまま動かない水銀燈

J 「さてと、準備はいいか?水銀燈?」

それを聞いて水銀燈の顔が青ざめる

 

----しばらくお待ちください---

 

 

J 「できたか?」

水銀燈 「これでいいのぉ?」

そう言って部屋から出てきた水銀燈はいつものドレスではなく

俺が小さいころ着ていた胸に大きなポケットの付いた袖なしのツナギを着ていた

J 「おお、似合うじゃん」

水銀燈 「なんなのよぉ、いきなりこんなの着せてぇ

      胸がキツイわぁ」

胸元を引っ張りながらつぶやく水銀燈・・・なんかエロいな

J 「だってドレス着たまま町に出たら目立つだろ」

それを聞いて驚いた顔をする水銀燈

水銀燈 「連れてってくれるの?」

J 「昨日約束しただろ?」

水銀燈 「だって昨日の夜、私があんなことしたから・・・・ごめんなさい・・・・」

そう小さく呟くとうつむいてしまう水銀燈

何でこいつはたまにメッチャ可愛いこと言うのかな、抱きしめたくらるじゃん

J 「気にすんな、それより早く行くぞ」

そう言うと俺は水銀燈に帽子を被せた

これで銀髪も目立たないだろ・・・多分

J 「それでは行きましょうか、お姫様」

 

途中電車に乗っていたら窓からカバンが空を飛んでるのが見えた

疲れてるのかな俺・・・

 

 

俺たちが最初に来たのはブティック

水銀燈 「ここはどういうところなのぉ?」

周りをきょろきょろ見ながら俺に聞いてくる水銀燈

ええ~い箱入り娘め

J 「ここは服を買うところだ」

水銀燈 「人間、服買うの?」

J 「いいや、買うのはお前のだ」

その途端、水銀燈の動きが止まる

水銀燈 「・・・」

??・・・・やべっ、そういえば昨日服を脱ぐのがいやだから駄々こねたんだった。

忘れてたー!

J 「えっと・・・その・・・なんだ、いやなら別にいいぞ。

  俺が服買うついでに買ってやろうかと思っただけだし・・・」

水銀燈 「買うわぁ」

J 「へっ?」

水銀燈 「買うって言ったのよぉ。大体ここ子供服用じゃない。

      あなたが買うには小さすぎるでしょぉ?」

はっはっはっ、気づいてたか

水銀燈 「やっぱり、レディーは服をたくさん持つものよねぇ」

J 「ほどほどでお願いします」

 

そして俺たちは数着の服を買った。

 

水銀燈 「あとはパジャマねぇ」

J 「まだ買うのか、もう金ねぇよ」

こんなに買うとは思わなかったからな・・・

水銀燈 「カード使いなさいよぉ、かぁどぉ」

まぁ!この子ったらどこでそんな言葉覚えたのかしら!?

J 「わかったよ、好きなのも選びな、ただしこれで最後だからな」

俺が折れると水銀燈は妖しい笑みで答える

水銀燈 「わかったわぁ、「服」はこれで最後にするわぁ」

今「服は」って言わなかった?「服は」って・・・・・・・・・逃げるか

俺がそれを実行しようとしたまさにその時

水銀燈 「これがいいわぁ♪」

はえーよ!もっと慎重に閉店まで粘れよ!

恐る恐る振り向くと水銀燈が、店の中心でスポットライトに照らされてるマネキンの

着ているものを指差していた。

それ展示品だろ、せめてそっちの山積みの980円SAILって書いてるやつにしとけよ

そんなことを考えながら水銀燈に近づく

J 「ど、どれにしたのかな?」

自分でも声が震えてるのがわかる

水銀燈 「これ♪」

 

ベルサイユお姫様ネグリジェ(ブラック) ¥39000

そんな天使の笑顔で悪魔のような値段のものを選びおって

 

 

店員 「お客様、何かお探しですか?」

営業スマイルで近づいてくる店員

J 「いえ、何でもありません。これ綺麗だなってこの子と話してたんですよ」

水銀燈 「これをいただくわぁ」

ちょっと待てこら、叶恭子ですか?お前は

店員 「お包みしますか?それとも配送で?」

さらに待て、ファッキン店員

J 「いや、お金ないんでk」

水銀燈 「持って帰るわぁ」

店員 「それじゃあお包みしますね。妹のために買ってあげるなんていいお兄さんね」

そう言って微笑む店員に水銀燈は首を振る

水銀燈 「違うわぁ、私の奴隷よぉ」

店員 「あら、最近の子供って進んでるのねぇ。愛の奴隷だなんて」

店員は顔を赤めながら奥へ行ってしまった。

愛をつけるな愛を

っていうか、14歳のガキにこんなの買えると思ってんのか。

俺がカード持ってたからよかったものの普通だったら絶対買えないぞ。

・・・・・・はっ!そういえばさっき会計する時、レジやってたのさっきの店員じゃん!

ということは財布の中を見られた可能性がある・・・

 

しまったぁーー!!!確信犯か、あのババアァァァァ!!!!!

 

 

俺がイスに座って人間不信になりかけていた時、急に頬に冷たい感触がきた

J 「うおっ」

水銀燈 「はい、人間の分よぉ」

そう言うと水銀燈は俺にファンタオレンジを渡した。ちなみにあいつはヤクルトを持ってる

水銀燈 「飲みなさい、服のお礼よぉ」

J 「これ買うお金持ってたのか?」

水銀燈 「前に家で拾ったのよぉ」

それって俺の金じゃん・・・まぁいいけどね

その後、大量の服を持たされることとなった。

 

 

水銀燈 「これおいしいわぁ」

鶏肉を口に入れて感激の声を上げる水銀燈

興奮しすぎて翼を揺らすのはやめようね、羽飛びまくってるから

J 「鶏肉がすきなのか?」

水銀燈 「だっていつもお昼は焼いてない鶏肉しか食べたことないんだものぉ

      だけど鳩は生でもあれはあれで結構おいしかったけど」

こいつの食生活どうなってるんだ?

確かに俺が学校行ってる日ってお昼は何も用意されてないけど

まさか現地調達とは・・・

J 「これ食ったら次はどこ行きたい?」

水銀燈 「そぉねぇ・・・」

 

 

水銀燈 「へぇ、ここが人間のよく来る所なのねぇ」

ここはトラの穴、ヲタクたちの聖地だ

珍しいものでも見るかのように品物を見ていく水銀燈

同人誌などの値段を見て首を傾げてる

水銀燈 「これってボッタクリよぉ」

確かに冷静に考えると高いな同人誌って

そんなこと考えてると水銀燈がエロゲーコーナーへ侵入していた

おーい、あんまり遠く行くとさらわれちゃうぞー

と、そこで後ろから声をかけられた

??? 「お前こんなとこでなにやってんだ?」

 

振り向くとそこには同じクラスで腐れ縁の友、秀吉が現れた。名前の通りサル顔だ

J 「よぉ、何だまたエロ同人誌か?買いすぎると金なくなるぞ。じゃあな」

秀吉 「お前は何しに来たんだ?」

ちっ、話題をそらして逃げようとしたのに・・・・

相手に気づかれないように少しずつ体を傾けて背中を向ける俺

J 「最近、俺好みの陵辱系が少なくてな」

秀吉 「規制のせいだろう」

J 「世知辛い世の中になったもんだ、

  それじゃ、なんか面白いゲーム見つけたら教えてくれ。」

秀吉 「で、お前は何しに来たんだ?」

ええい、がんばり屋さんめ

こうなったら48の必殺技を使うしかないか

そして、俺が覚悟を決めた時、再び声をかけられる

 

水銀燈 「ねぇ、見て見て人間、この箱に書いてる女の人みんな裸よぉ」

エロゲーを手に持って近づいてきたのは

言うまでもなくうちの馬鹿っ子こと水銀燈

秀吉 「知り合いか?」

J 「シラナイヨ、ワタシニカゾクイナイネ」

秀吉 「なぜ中国系日本語でしゃべる」

そうしてる間に水銀燈が俺の側にやってきて服を引っ張る

水銀燈 「ちょっとぉ無視しないでよぉ」

何でもいいがせめてエロゲー置いてこいよ。周囲の視線が痛ぇ

 

J 「まぁそのなんだ、ここじゃなんだから外に出て話そうか」

秀吉 「お、おう」

そう言って俺は秀吉を外に連れ出す

ちょうど後ろ向いてるから、今のうちこのメチャメチャ分厚い本、「LO」で殺っちまうか

などと考えていると水銀燈が後ろからついてくる

水銀燈 「ちょっとドコいくのよぉ」

J 「お前はまずそれを返してきなさい」

水銀燈 「ぶー、買ってもらおうと思ったのにぃ」

欲しいのか、お前はそんなのが欲しいのか

 

そしてトラの穴の入り口のちょっと横で止まる

 

秀吉 「まずはその子との関係を教えてもらおうか」

いきなり説明し辛いことを聞いてきやがる

J 「実はこの子は俺の親戚d」

秀吉 「あらかじめ言っとくがお前に親戚はいないって前に聞いたぞ」

ちっ!どたまのスペック低いくせになぜそういうことを憶えてる!?

秀吉 「で、誰なんだ?」

それを見かねた水銀燈が口を開く

水銀燈 「えっと、私とこの人との関係はぁ、あの、離れられない関係というか・・・

     私には必要な人間というか・・・う~んとぉ」

必死に誤魔化しながら説明しようとする水銀燈

仕方ない、ここは最後の手段だ

 

J 「こいつは俺の恋人だ」

水銀燈 「えぇ!?」

秀吉 「なにぃー!?」

驚きの声を上げる2人

秀吉 「だってまだ子供だぞ」

J 「知ってるさ!だからこそ好きなんだ!」

秀吉 「ま、まさかお前、ロリコンに目覚めたのか!?」

あ、やっぱりそうなったか・・・・・・上等だ、こうなったら毒をくらわば皿までだ!

J 「そうだ!俺はロリコンだ、幼児がすきなんだ!」

その言葉を聴いて水銀燈が俺を見る

水銀燈 「に、人間・・・」

ふっ、ここは俺に任せな水銀燈

すると水銀燈は俺から距離をとる

水銀燈 「そうだったんだ・・・変態・・・」

って、お前がドン引きかよ!?

 

そして秀吉はその場にへたり込む

秀吉 「なんてこった・・・我が校の「エロ伯爵」と言われ

   「保険体育の鬼」と恐れられた男がロリコンに走るなんて・・・」

誰だそんなこと言ったのは、しかも微妙に高い爵位与えやがって

J 「仕方ないだろ、幼児が好きになったんだから」

なんか言ってて辛くなってきたな、だがここでやめるわけにはいかん!

すると秀吉はコブシを握りしめて俺を睨む

秀吉 「目を覚ませ、このバカチンがー!!!」

J 「げぶろ!!」

秀吉の鉄拳を喰らい三回転半回って地面に倒れる

そこへ追い討ちのように秀吉が上に乗って胸ぐらを掴む

秀吉 「思い出せ!小学生のとき一緒に「町内一週ぶらりスカートめくりの旅」をして

    警察に補導されたことを!

    そして中学のとき好きな女子の笛を舐めてるところを見つかって

    付いたあだ名が「妖怪笛ペロ」だったことを!」

あの・・・それ、俺としては忘れたいトラウマなんですけど・・・ていうか黒歴史

あと大声でそんなこと言うなよ、回りから冷たい視線が集まってるんだけど

J 「もう遅いんだ!」

そう言いながら秀吉を引き剥がす

J 「俺はこの道を進むと決めたんだ!」

いまさらながら気づいたんだけど、結構人だかりが出来てるよ

もうなんか秘密を守るためとはいえ死にたくなってくるよ

秀吉 「ど、どうしても戻る気は無いのか」

J 「ああ、俺は小さい子が大好きだ!!」

と、その時人だかりの中で見たことのる顔を見つけた。それは巴

彼女はしばらくこっちを見ていたがすぐにどこかへ行ってしまった。

・・・家帰ったら死のう・・・

 

数分後、騒ぎを聞きつけた警察に連行されて

交番でたっぷり怒られた

 

 

俺が帰ったのは完全に暗くなったころだ

J 「ただいま」

水銀燈 「お、おかえりなさぁい」

こいつ、いつの間にか一人で帰ってやがった

俺は途中で買ったものを天井にセットする

水銀燈 「何してるのぉ?」

ロープを上にぶらさげて近くに椅子を設置

予め書いた遺書をテーブルに置き

そして椅子の上に乗って首にロープを巻く

J 「じゃ」

水銀燈 「ちょっと待ちなさーい!!!」

椅子から飛び降りようとする俺を水銀燈が足にしがみついて必死に引き止める

水銀燈 「いきなりなにしてるのよぉ!」

J 「うっさい、放せ!お前に俺の気持ちがわかるか!」

俺は涙を流して水銀燈を剥がそうとする

水銀燈 「死んだって何にもならないじゃない!

     生きてればきっといいこともあるわよぉ」

J 「うぅ・・・だってよぉ・・・」

水銀燈 「そ、そりゃあ、幼児が好きな人の気持ちなんてわからないけどぉ・・・」

J 「やっぱ死なせろぉぉ!!!!」

水銀燈 「きゃぁぁ、落ち着きなさーい!」

 

 

その後、数十分奮闘したあと水銀燈に説得されて俺は死ぬのを踏みとどまった

 

 

 


 
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