第五十三技 新婚生活その1「結婚祝い」
キリトSide
「それでは今回はわたくし、シャインが乾杯の音頭を取らせていただきます!
俺からしたらようやく結婚かこのバカップルとか思ったわけだが「ちょ、シャインさん//////!?」
まあ、ここで
俺がキリトに脅されるのでここらで終わりたいとおもいます、ってキリト!
刃先が、刃先が当たってる! で、ではキリトとアスナちゃんの結婚を祝って……かんぱ~い!」
「「「「「「「「「「かんぱ~い!」」」」」」」」」」
という感じで俺とアスナは結婚を祝ってもらっている。
みんなどちらかというと騒ぎにきたものがいるようだが、それでも祝ってくれているのは嬉しい。
ティアさんの作った料理を食べながらみんなそれぞれに言葉をかけてくれたりする。
しかし、意外にも質問などがないと考えた。
こういう時は大体シャインがなにかを言い出す。
「ではそろそろ、キリト&アスナちゃんへの質問コーナーへと移りたいとおもいます!」
「「「「「「「「「「いえ~い」」」」」」」」」」
「ええ/////////!?」
「やっぱりな…」
予想は的中し、シャインがそんなことを言ったもので皆がノリノリだ。
アスナは驚愕と共に顔を紅く染め、俺は呆れるしかなかった。
「では、質問のある奴は挙手をしてくれって、一瞬であがったな。んじゃあ、シリカちゃんどうぞ!」
最初の質問はシリカか…。
まあ、彼女なら良心的な質問になるだろう。
「は、はい。えっと、こ、告白はどちらからしたんですか?」
「「俺からだ(キリトくんからです//////)」」
反応は納得といったものが多かった。
俺は周囲にはアスナへの好意は伝えていたからな。
「お次はっと、よしケイタどうぞ」
「はい。え~プロポーズはどっちからかな?」
告白の次だからそうくるよな。これも大丈夫な質問だ。
「「それも俺からだ(キリトくんです//////)」」
「うんうん、これも納得だな。次いってみよう。今度は…ハクヤ、おまえだ」
「ああ。じゃあ、この家を買うと決めたのはどっちだ?」
シャインが進行を進めていく。ハクヤは新居の決め手か、こういうのをこいつは聞いてくるんだよな。
「それはアスナだ。不動産屋が紹介してくれて、アスナがここがいいってな」
「はい//////」
「なるほど、ありがと」
「ではでは、次は…サチちゃんいってみよう」
今度はサチか。俺、というよりアスナに聞きたそうだな。
「えっと、アスナに質問です。プロポーズしてもらった時はどんな気持ちでしたか?」
「あ、あの…す、すごく嬉しかったです。天にも昇る気持ちで…/////////」
アスナの答えにティアさんを除く女性陣は羨ましそうに、ティアさんは頷いている。
それぞれ好きな男がいるからな。
「乙女ですね~。じゃ、次…ん~、クラインどうぞ」
「おう!」
こいつはどんな質問をするのやら。
けれどちょっと真面目な顔をしているな。男性陣も結構聞き入ろうとしている。
「俺はキリトに質問だ。プロポーズするときは緊張、いや違うな…。覚悟は重かったか?」
この質問に女性陣は意外に思ったのかすぐに静かになった。
思い人がいる何人かの男性陣は質問をする前から黙っていたな。
「……そうだな、緊張はなかった。覚悟は確かに重かった。でも、不思議と心は軽かったよ。
緊張や覚悟よりもなにがなんでも守るっていう気持ちのほうが大きかった」
「そうか…。ありがとな、答えてくれてよ」
「俺はキリトの覚悟が聞けてよかったよ。ナイス質問だクライン…。
さてお次は…お、それじゃティア、いってみよう」
俺の答えにクラインは珍しく静かな笑顔でそう言った。シャインも喜んでいるな。
次はティアさんか…。なんか、不安があるんだが気のせいだろうか。
「では、僭越ながら。お二人はどこまでやっちゃいましたか?」
「っ~~~~~///////////////」
この人は…それを聞いちゃうのか。
アスナは一瞬で茹蛸になってしまうし、女性陣は「キャー」などといったり、男性陣は「おぉ」といっている。
皆、興味津々のようだ。
「言っていいのか?」
「ふぇ!? だ、だめ…だめだよ~/////////」
「だ、そうだ」
「「「「「「「「「「ええぇぇぇ~」」」」」」」」」」
俺がアスナに聞くと必死に首を振った。皆は残念がらずに声を出している。
とまあこんな風な騒ぎが夕方まで続き、宴会は終わったわけだ。
ちなみにその夜、俺とアスナは一緒のベッドで寝た。
ナニをしたかは察してくれるとありがたい。
キリトSide Out
To be continued……
後書きです。
宴会はこれで終了です。
物足りないと思うかもしれませんがご勘弁を。
そしてクライン性格変わってねぇ?と思った方が多いはずですが、このクラインはカノン一筋ですから。
それでは次回で・・・。
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第五十三話になります。
今回はイチャラブというほどではないです。
少し真面目なシーンもありますのでご容赦ください。
ではでは・・・。