No.474437

IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 奇襲ーSurprise attackー

ザルバさん

一夏に恋したセシリア。食事を共にしてたが・・

2012-08-23 22:57:47 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3836   閲覧ユーザー数:3685

 試合を終えてセシリアはシャワーを浴びていた。

「今日の試合・・・負けてしまいましたわ。」

(-織斑一夏―)

 セシリアは小さい頃のことを思い出していた。

(父を、母の顔色ばかり伺う人だった。私はそんな父を見て『将来は情けない男とは結婚しない』と言う思いを幼い頃から決めていた。母は強い人だった。私の憧れだった。三年前に事故で他界した。どうして両親があの日、一緒だったのかそれはいまだにわからない。手には莫大な遺産が残り、それを求めてたくさんの金の亡者達が私の元に寄ってきた。私はそれを守るために努力した。第三世代装備ブルー・ティアーズのテストパイロットに選抜され、稼動データと戦闘経験を得るために日本にやってきた。そして・・・)

「織斑・・・一夏・・・」

 トクン・・・・トクン

―彼を・・知りたい

「本当に・・・負けてしまいましたわ。」

 シャワーの出す水音がその部屋にひびいた。

 

「では、一年一組代表は織斑一夏君に決定です。一繋がりでいい感じですね~。」

 ま、当然の結果か。

 休憩時間、セシリアが一夏に話しかけてきた。

「あ、あの一夏さん。」

「ないんだい、オルコットさん。」

「セシリアでいいですわ。それとすみませんでした。」

「いいよ、こっちも悪いんだし、お相子だよ。」

「そう言っていただけるとありがたいですわ。」

 カシャ

「え?」

「ごめん、今いい顔してたから。」

「あ~、セシリアだけずるい。」「織斑君、私も撮って。」「私も私も。」

「静かにしろ馬鹿ども。授業を始めるぞ。」

 その日、セシリアが素直になった日になった。

 だが、そんな微笑ましいときに、ペドレオンクラインが一ヶ所に集まっていた。

 

 夜、一夏は箒とセシリアと一緒に食事を摂っていた。

「相変わらずよく食うな。」「そのお腹のどこに入るのですの?」「まあよく動くからな。」

 そのとき、コップの水が波と立てる。波は次第に大きくなりやがて・・・・

 ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 あまりの衝撃に生徒達は悲鳴を上げる。

「なんだ!」「一体何が。」

 まさか・・・来たのか!奴らが。

『生徒の皆さん、シェルターに避難してください。』

 放送が流れ、生徒達は避難する。

 


 
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