No.462582

英雄伝説~光と闇の軌跡~  196

soranoさん

第196話

2012-07-30 22:43:21 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:884   閲覧ユーザー数:843

~旧校舎・地下・奥~

 

「みんな、行くわよ!」

「おう!」

「はい!」

「フッ………」

「はーい!」

戦闘開始直後、エステルは掛け声をかけて全員の闘志を高めた!

「せいっ!」

「フッ!」

そしてアガットとオリビエはストームブリンガーに攻撃した!

「……………」

ダメージを受けたストームブリンガーだったが、あまり効いている様子はなく、そして持っている大型の剣で攻撃して来た!

「おおっと!?」

「ぐっ!?」

攻撃に気付いたオリビエは回避し、アガットは武器で受け止めたが

「ぐ………おおおおおおお!?」

相手の攻撃は重く、アガットは苦悶の声をあげながら防御していた。

「………冷気の雨よ、降りそそげ!………ダイヤモンドダスト!!」

そこにクロ―ゼのアーツがアガットを攻撃している剣を持っている腕に命中し、ストームブリンガーは次の標的を攻撃するためにアガットから剣をどけた。

「時よ、早まって!クロックアップ!!」

「風よ、かの者に加護を!シルフィスウィング!!」

そしてミントとオリビエの援護アーツがエステルにかかった!

「行くわよ~!……………剛震撃!!」

身体能力が上がったエステルはストームブリンガーの身体にジャンプして着地した後、ストームブリンガーの頭に攻撃した!

 

「……………………」

エステルの攻撃にのけ反ったストームブリンガーだったが、気にせず、持っている両手の剣を地面に叩きつけた!地面に叩きえつけられた衝撃によって、衝撃波が生まれ、それらがアガット達を襲った!

「かはっ!」

「ぐっ!」

「やん!?」

「うぁっ!」

衝撃波を受けたアガット達は苦悶の声を上げて、傷ついた!そこに頭に攻撃した後、エステルが落下しながらオーブメントを駆動させ、着地した瞬間アーツを放った!

「みんな、今回復するね!……ラ・ティア!!」

エステルが放ったアーツはアガット達の傷の一部を回復し

「んっふふ~、愛と真心を君たちに!それっ!」

さらにオリビエが放った回復クラフト――ハッピートリガーでアガット達の傷は完全に回復した!

「そこだぁ!ドラグナーエッジ!!」

「落っちろ~!サンダーボルト!!」

そして回復したアガット、ミントは反撃代わりにクラフトや魔術を放った!

「大地よ………母なる加護を!クレスト!!」

クロ―ゼはアーツを放って、自分の身を固めた!

「せいっ!!」

「そぉれっ、クイックドロウ!!」

さらにエステルはクラフト――捻糸棍を放ち、オリビエもエステルに続くようにクラフトを放った!

 

「……………!」

エステル達の攻撃を受けたストームブリンガーは傷ついたが、ダメージに気にせず、両手に持っている剣をクロスさせてエネルギーをチャージした!

「やばっ!?はっ!!」

「喰らいやがれっ!スパイラルエッジ!!」

「やぁっ!えいっ!」

ストームブリンガーの動作を止めるためにエステル、アガット、ミントは攻撃を行ったが、意味はなく今にもエネルギーが放たれようとした!

「オリビエさん、私にアースガードをお願いします!」

「了解!大地の盾!……アースガード!」

クロ―ゼに言われたオリビエはオーブメントを駆動させ、クロ―ゼに絶対障壁をはった!クロ―ゼに絶対障壁が貼られると同時にストームブリンガーの剣からチャージしていたエネルギーがエステル達を襲った!

「きゃああああ!?」

「ぐあああああ!?」

「があああああ!?」

「いやああああ!?」

ストームブリンガーの大技にエステル達は悲鳴をあげ、大ダメージを受けた!

「ごめん、みんな…………」

「助けて、ママ………」

「ボ、ボクとしたことがぁ…………」

そして大ダメージに耐えられなかった、エステル、ミント、オリビエは戦闘不能になり、地面に跪いた。

「ぐっ………」

また、アガットはよろよろと立ち上がって武器を構えたが、大ダメージにより身体が震えていた。

「今だ…………光よその輝きで傷つきし翼達を癒せ…………リヒトクライス!!」

パーティーの全滅の危機にオリビエのアーツで無事だったクロ―ゼが慈愛溢れる祈りによって戦闘不能さえも回復させるSクラフト――リヒトクライスを放って、アガットの傷を癒し、エステル達を復活させた!

 

「フ~。助かったよ、姫♪」

「ありがとう、クロ―ゼさん!」

「……ま、礼を言っておくよ、姫さん。」

戦闘不能から回復したオリビエとミント、アガットはクロ―ゼにお礼を言った。

「フフ………お役に立てて、幸いです。」

お礼を言われたクロ―ゼは謙遜しながら答えた。

「ありがとう、クロ―ゼ!………それにしてもさすがに手強いわね………攻撃役もそうだけど回復役も増やさなくちゃ!………ニル!テトリ!」

エステルもクロ―ゼにお礼を言った後、戦闘を有利にするために万能な戦いができるニルと援護が得意なテトリを召喚した!

「フフ………ここはニルの出番のようね。光よ、傷ついた者達に癒しを!………癒しの風!!」

召喚されたニルは魔術を使って、戦闘不能から回復し、まだ傷が残っていたエステル、ミント、オリビエの傷を完全に回復した!

「みなさんを援護します!風よ、我らに癒しの祝福を!………再生の風!!」

そしてテトリは自動治癒させる魔術を自分やエステル達にかけた!そしてストームブリンガーは再び片手の剣を振り上げて、衝撃波を出そうとしたが

「大地の力よ!我が仇名す者の力を我の元に……!地脈の吸収!!」

エステルが放った魔術によって、動きが鈍くなり、剣を振りおろせなかった。そして動きが鈍っているところにアガット達が攻撃を仕掛けた!

「ふおらあぁぁぁ!フレイムスマッシュ!!」

「水よ!アクアブリード!!」

「時の刃よ!ソウルブラ―!!」

「あったれ~………!ストーンフォール!!」

「光よ、降り注げ!……爆裂光弾!!」

「大地よ………我が呼びかけに応え、真なる猛りを!ベーセ=ファセト!!」

アガット達の総攻撃によって、ストームブリンガーはのけ反り、そして傷つき、さらにエステルの魔術によってエネルギーの一部が吸い取られ、後退した!やられっぱなしだったストームブリンガーだが、剣を震って衝撃波による竜巻でエステル達を攻撃した!

 

「よっと!」

「!!」

「わっと!」

「ハッ!」

「おっとと!?」

「わわ………!」

「当たるものですか!」

しかしエステル達はそれぞれ回避して、攻撃を受けなかった。そして回避行動で空に逃げたニルは連接剣に雷を宿らせて、ストームブリンガーを強襲した!

「たぁっ!電撃剣!!」

「みんな、ニルに続くわよ!」

ニルの攻撃を見て、好機と見たエステルは全員に声をかけた。

「はい!水流よ………吹きあがれ!ブルーインパクト!!」

「ハァァァァァ!暗礁!雷波!無双撃!!」

「ミントのとっておき、見せて上げる!ソードファング!!」

「お見せしよう!美の真髄を!ハウリングバレット!!」

クロ―ゼのアーツが始動となり、エステル、ミント、オリビエはそれぞれSクラフトを放って、大ダメージを与えた!

「うおぉぉぉぉぉぉ、だぁぁぁぁぁっ!!」

アガットは咆哮をして体力と引き換えに闘気を高めるクラフト――バッファローレイジを使って、闘気を高めた後Sクラフトの構えをした!

「これで決まりだっ!らあぁぁぁぁぁぁ…………!」

「これで決めます!猛る大地よ、我が矢に力を!」

「行くわよ!光よ、裁きの雷と共に我が剣に宿れ!」

そしてアガットは力を溜め、アガットに続くようにニルとテトリもSクラフトを放つためにそれぞれの武器にかなりの魔力を込めた!

「くらえっ!ファイナルブレイク!!」

「大地の援護射撃!!」

「極光電撃剣!!」

3人のSクラフトを止めに受けたストームブリンガーは身体の到る所から大爆発を起こして、崩れ落ちて二度と立ち上がらなくなった……………!

 

 

 

 


 
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