第4話裏 少女はこの時何を思う?
私の名前は「雪蓮」これは言っておくけど真名だから
気軽に呼ぶと殴るわよ?
今日は大親友の「冥琳」これも真名だから気軽に呼ぶと蹴るわよ?
その冥琳と一緒に冒険の旅に出た
といっても、近くにある「人食い虎」が出るって噂されてる山に行くんだけどね
なんか、貢物あげてると山から下りてこないっていうんだけど
実際その姿を見た人は誰もいないけど昔からのふーしゅーってやつらしい
そんな食べ物とかをいるかどうかも分からない奴にあげるなんて勿体無い!
そう思った私は冥琳を強引に引っ張ってここまできたのだ!
「さぁめーりん!いくわよ!!」
「しぇーれーん、危ないからやーめようよー・・・」
ええい、冥琳め諦めの悪い子ね・・・
今からそんな心配性じゃ絶対将来病気になりそうで怖いわね・・・
「ねぇ、めーりん?私の勘が大丈夫って言ってるし
それに何かわくわくしそうな事が起きそうな気がするから平気だって」
「(それが一番怖いんだけど・・・今までろくな目にあってないよぉ)
ほ、本当に大丈夫?ちゃんと帰れる?」
そんなこといいながら、私の腕をぎゅって掴んでくる冥琳・・・
うん、この子は絶対守る!誰にもあげない!!と心に誓う私
そんな冥琳に私はありったけの笑顔でいってやった
「母様(かあさま)直伝のパンチとこの木刀で冥琳を虐める奴は
みーんな私が倒しちゃうわよ!」
「う、うん!しぇれんの事信じてるからね!」
そんな感じで私達は山の中へと探索に行った
意気揚々と私達は山に入っていった・・・
木には果実やキノコがなっているし、川には魚がたくさん泳いでた
他にもなんというか空気がとても綺麗
でも・・・
「しぇーれーん、ここどこー疲れたよー・・・」
そうなのだ、私達迷子なのだ!
「私の勘がこの先に何かあるっていってるわ!」
「しぇれん~それは私もう聞き飽きたよ~、さっきもそういって同じ場所に出たんだよ?」
や、やばい冥琳が拗ねてきた・・・早い所帰らないと後が怖いわ!
ネチネチと本の話をされる恐怖・・・考えただけでも鳥肌でちゃう!
「こ、今度は大丈夫だって!さっきとった果実食べながらいきましょ!」
私はそういいながら、ずんずんと歩き始めた
「も~待ってよ~おいてかないでってば~」
冥琳が後ろで何かいってるけど大丈夫でしょう、ついてくるって分かってるから
でも、私の勘は間違ってなかった・・・無かったんだけど
まさか野盗がいるとは思ってもみなかった
「官軍に追われて逃げて山の中に入ってみれば、とんだ上玉がいるもんだな」
「そうですね御頭、こいつらを売ればまたどっかで仲間集めれますよ」
く・・・私が冥琳を守らないとっ
「しぇ、しぇれん」
「めいりんはわたしが守るから・・・安心してね」
振り返り笑顔でそう言ってみるけど
やっぱり・・・大人は怖い・・・
手と足の震えが止まってくれない、御願い止まって!止まってよぉ!
野盗の一人が私に向かって手を伸ばしてくる
あ、駄目母様!誰か助けて!!
思わず目をぎゅっと閉じてしまった私に
頭の上の方から男の人の声が聞こえた
「この山の中でそのような狼藉、万死と思い知れ」
おそるおそる目を開けると
私よりも大きい男の子が野盗の背中に降りたと思ったら野盗が倒れ
私達の前に立つと、もう一人の野盗が男の子に向かっていった
あぶない!と思ってまた思わず目をぎゅっと閉じちゃった
でも、聞こえてきたのは「げ、げひゅぅ・・・」と情けない声だった
え?え?どういうこと?
私はかなり混乱してたんだと思う
それに冥琳守らないと!って気持ちが強かったし
その男の子が振り返った瞬間に思わず・・・
「お嬢さん達だいじょう・・・げはぁ!」
母様直伝の一撃必殺の拳をお腹にいれてしまったのだから
その事にさらに気が動転しちゃって・・・
「どうめいりん!あの大人たちを倒したこの人を倒した私が最強よ!」
「しぇ、しぇれん!? すいませんすいません大丈夫ですか!?」
分けが分からない事を口にしちゃってた
命の恩人の人に対して何をしてしまったんだろうと・・・反省してると
冥琳がその男の子に近寄って、私の代わりに謝っている
わ、私も謝らないと・・・と思っていたら
その男の子が母様が見せる笑顔みたいな顔で冥琳の頭を撫でている
この時私は冥琳に嫉妬してたんだと思う
だって、あんなに素敵な笑顔なんだもん
「ずるいずるいずーるーい!」
私もしてほしいに決まってる!当然でしょ!だって私は・・・・・だから!!
これが私と冥琳が最初の厳白虎(げんはくこ)との出会いである
~あとがきっぽいもの~
あまりにお馬鹿な子と言われてたので、これはいかん!?と思い
なんとなく書いてみた、雪蓮サイド・・・
今後妄想ができればなるべくかけたらいいなぁと思いつつも
そういう展開に話をかけるかどうか悩み所です・・・
こんな駄文で良ければ、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
そして、書いて気づいた・・・またボリュームが薄い!!!
中々、難しい・・・降りて来い文才と妄想の神様!
追記・ちょっとだけ文を修正しました、それでもやっぱり変わらない・・・orz
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この作品は#5でのとある少女側の話です。
なんとなく思いついたので書きましたが、毎回書けるとは
思いませんのでよろしくお願いしますm(_ _)m
今回も駄文ですので申し訳ないです・・・