~第5話~ 少年期11歳~14歳編
森の中で助けた桃色の髪の子の名前は
孫策(そんさく) 字:伯符(はくふ)真名は雪蓮(しぇれん)
黒髪のメガネっ娘が
周瑜(しゅうゆ) 字:公謹(こうきん)真名は冥琳(めいりん) というらしい
助けたという事で真名を預けてくれたんだけどいいのかねぇ?
それよりも
まさかの名前に俺は焦りまくった、だってなぁ・・・小覇王様と美周郎様だぜ
てっきりこの世界でも男だと思ってたのに女性だからな
もしかしてと思い、孫堅(そんけん)を知ってる?と聞くと母様だといわれた
やっぱり女性なのか・・・とこの外史がどんなのかある程度の予想がついた
そして、これで確信ができた
俺が「男」だったから捨てられたのだと
この世界は「女」が非常に優位な女尊男卑の世界なんだなと
まぁいきなり捨てられた人生だけど
その代わりに雪華(せつか)さんに拾われたからいいかと思う事にした
とりあえず、目の前の二人を近くの村まで送っていった
送っていったんだが・・・
そこにはやけに物々しい雰囲気で村を警護してる兵士の方々
その兵士達に指示してる薄い紫がかったロングヘアーに
ふとももまでぱっくりと開いた濃紺色のチャイナ服を着た大きいマシュマロ持ちのお姉さん
その隣で椅子に座り孫策を大人にした感じで髪型がポニーテールに桃色の髪
これまたふとももまでぱっくり開いて胸なんてほぼ出てるやん!みたいな
黒に近い赤色のチャイナ服を着たお姉さんがいた
その姿を見た、孫策はかなり震えているし周瑜も俺の服の袖を掴んだまま震えてる
あれ?もしかして椅子に座って不機嫌そうに酒飲んでるのが孫堅さんですかね
今の現状明らかに俺がこの子達を連れまわってたようにしか見えないな
冷や汗が背中を流れるのを感じる・・・やばいなー
「孫策、周瑜悪いけど俺はここでお別れだ・・・命の危険を感じるからな」
そういって、二人の頭を撫でて、いくんだと背中を押そうとしたら
俺の真横を矢が通り抜けていった
「そこの御主、その二人が誰の子供と友人か知っておろうな!」
薄い紫がかったロングヘアーのお姉さんが怒鳴りながら弓を撃ってくるじゃないか
やべぇ、超怖い
必死で矢を避ける俺に、救いの女神が手を差し伸べる
「祭やめてええええええええ!」「祭様やめてください!」
孫策と周瑜が泣きながら俺の前に立ってくれた
「なっ!二人ともそこをどくんじゃ!じゃないとそやつを射抜けぬではないか!」
「どかない!だって白(はく)は命の恩人だもん!」
「祭様、お願いしますやめ・・・てくださ・・・い」
「ええい・・・!分かった分かったわい!泣く子には勝てぬわ」
俺は助かったのか?
ため息もつきながらも祭さん(多分真名だろうな)と呼ばれた人は弓を下げてくれた
俺は助けてくれた孫策と周瑜に目線を合わせるようにしゃがみこみ
頭を撫でながら、笑顔で「ありがとう、助かったよ」とお礼を言った
すると、泣き笑いの顔で孫策が「えへへ♪」と抱きついてきて
周瑜の方は俺の服の袖に顔を隠しながら「当然です」と言ってきた
それを見ていた椅子に座っていた孫堅さん?と思われる人が近づいてくると
「ひぅ!」と二人がまた怯えて、俺の後ろに隠れてしまう
こんなに綺麗なお母さんなのに怖いのかなぁ・・・怖いんだろうな
とか思っていたりすると
孫堅さん?が俺の前に来て、俺の顔をちらりと見て
俺の後ろにいる二人を見て・・・
「心配したんだからね!二人とも!!うえええええええん!」
と俺を突き飛ばして、二人を抱きしめて号泣している
それに対して二人は
「「ごめんなさい!!母様(孫堅様)!!」」
とこれまた号泣してる二人
突き飛ばされた俺は尻餅をついたままそれを呆然と見ていた
そんな俺を気遣ってか
「少年よ、さっきはすまんかったな」
と手を貸してくれた祭さんと呼ばれたお姉さん
「ありがとう」と笑顔でお礼は言っておく、礼儀は大事だしな
「う、うむ」応えてるがちょっと顔が赤くなってる気がするが気のせいだろう
さて・・・いつになったら泣き止むのかなぁ
あー晩飯早く作りに帰らないとやばいなぁと気づいた俺は
「あーお姉さん、俺早く帰らないと不味いんで帰りますね!じゃ!!」
とダッシュで山に帰る事にした
後ろの方で「おーい!またんか!!」と聞こえたが無視だ無視
早くご飯を作らないと、拗ねた雪華さんは手がつけられないんだ!!
結局、拗ねた雪華さんの機嫌を直すのに俺は暫く抱き枕になるのだった・・・
それから数日が過ぎた頃
孫策と周瑜が孫堅さんと黄蓋(こうがい)さんを連れて山に来ていた
どうやら、この間のお礼ということみたいだ
ここで正式にちゃんとした紹介をお互いした
ただ、孫策や周瑜にも言ったが
俺には真名が無いので、真名を受取れませんと言ったが納得してくれなかった
孫堅さんと孫策は二人して涙目になって
「受取らないと帰らない!」
と駄々までこねはじめた、黄蓋さんに助けを求めると
「堅殿に、策殿その辺に・・・」
「祭、禁酒1週間ね」
「うん、素直に人の好意は受取るべきじゃよ少年」
とにっこりと微笑まれた(涙まじりに)ので、まだ小さいけど周瑜に助けを!とか思うと
俺の袖を引っ張りながら・・・
上目遣いで「駄目ですか?」と言われた
それにあっさりと俺は陥落してしまう、しゃーないやん?
そんなわけで4人の真名を受取った俺は、今度からそう呼ぶ事にして
今日の所は解散をした
これがきっかけじゃないけど、真剣に真名を考え始めたのもこの辺りだったと思う
ちなみに孫堅さんの真名は「黄蓮(おうれん)」
黄蓋さんの真名が「祭(さい)」
そんな感じで、時々雪蓮や冥琳が遊びにその護衛で祭さんがお供
暇を見つけてはこっそりお酒とご飯を食べに黄蓮さんが遊びにきた
いつの間にか、雪華さんと会って意気投合を黄蓮さんがしてたのにはびっくりした
祭さんからは弓技術や気の扱いなどを、黄蓮さんからは武道全般と覇気への耐性などを習いながら
15歳位まで過ごした
まぁここからが俺の本格的な人生が始まったともいえるんだよな・・・
あとがきっぽいもの
夏場なのにエアコンが無い環境でグロッキー状態なのと
PCがピーと音を立てたりする障害の為に、いつも以上に投稿が遅くなってしまい
本当に申し訳ないですm(_ _)m
こんな駄文ですが、これからもよろしくお願いしますっ!
追記・「白」の真名について
今後の展開の中で名前は厳白虎にするのは確定です。
真名についてはコメント欄にもありますが、考えてますが全くもって出てきません
ただ前世での「龍臣」というのをそのまま使う予定はありません・・・
一文字だけでもという考えありますが、全く思い浮かびませんorz
よければ読者の皆様の知恵を貸していただけると助かりますm(_ _)m
Tweet |
|
|
30
|
5
|
追加するフォルダを選択
この作品はオリジナル主人公が恋姫の世界に転生をし
チートな能力で駆け抜ける外史です
オリ主・チート・ご都合主義が苦手という方はごめんなさい
大丈夫な方は駄文ですがよろしくお願いします
作者は暑さでまいってるので、いつも以上に今後は更新が
続きを表示