愛紗SIDE
今、我らは汜水関の前に居る。
連合軍のうちでも一番弱小な部類に入る我らの軍に関の攻撃を任せるということは、連合軍の連中が我らがここで潰れることをお望みなのであろう。
でも、私は桃香さまの理想のためにもそんなことにならないように精一杯頑張らなければならない。
「愛紗よ、行くぞ」
「ああ」
今、私は星と共に汜水関の守将、猛者と呼ばれる華雄を挑発するために出向かっている。
朱里たちの話によると、華雄は良将であり猛者である一方、その己の武への誇りが裏目にでてしまい、直ぐ挑発などに乗ってしまう性格らしい。
我らの挑発で華雄が城から出てきさえすれば、こちらの勝機が見える。
「雲長」
出陣しようとする私たちの後ろから、あいつの声がした。
軍議中にもどこかに行って顔を出さなかった奴だ。無視して行ってしまっても良いが、それでは後で桃香さまに仲良くしなさいと怒られるであろう。
ここは素直に適当に返事をしてさっさと行くのが上策だ。
「なんだ、これから私たちは朱里たちの『策通り』に出陣するんだ。用があるなら後にしろ」
「……そうか、分かった」
うん?
何だ、なんか直ぐに引き上げる感じが逆に気色悪い。
「貴様、何を企んでいる」
「………」
だが、奴はそのまま後ろを向いて陣内に戻ってしまった。
なんだったのだ、一体。
「愛紗よ、少しやりすぎではないのか?」
「は?私が何をしたっていうのだ。私はいつもどおり普通に当たっただけだぞ」
「はぁ……愛紗、お主彼の話に付いて朝の軍議で聞かなかったのか」
「……軍議で?」
軍議でいつあいつのことなんざ話したというのだ。
「………」
「何だ、何故そのような哀れみな顔で私を見るんだ!」
「いや、お主が聞かなかったのならそれで良い。さっさと行くぞ」
曹操SIDE
半日間消えていた流琉が戻って来たのは、朝頃だった。
流琉が消えても私や他の皆が慌てなかったのは、あの娘がどこに行っただろうか勘づいていたからだった。
その後直ぐに劉備軍から流琉を預かっていることと、明日には送らせるという伝達を受けて私は自分の臆病さを後悔した。
自分の立場なんて考えずに彼を連れ戻しに行くことも出来なくはなかった。己が望んだ人材のためには手段を選ばないこと。それが覇者としての私の嗜みなのだったから。
でも、彼を前にしてもどうしても行動が必要以上に慎重になってしまう。
そういう意味では、流琉であったからこそ、何も考えず一刀の所へ行けたのかもしれない。
そして帰ってきた流琉が私に持ってきた手紙を見て、私は自分の代わりに一刀からの罵倒と怒りにぶつかれてきた流琉に礼を言わなければならなかったわ。
「それで、彼はこの内容を信じているの?」
「はい、華琳さま」
流琉が持ってきた手紙は、一刀が『私からもらった』という『絶縁状』。
「良いことです、華琳さま!これでアイツも二度と華琳さまや流琉に手を出したりしないでしょう。言葉通りにアイツとの縁を完全に断ち切ったのです」
「姉者!」
「…ごめん、春蘭、手が滑ったわ」
「か、華琳さま」
回りながら飛んでいった『絶』が春蘭の頸の手前でくるっと回って後ろの柱に刺さった。
春蘭の頸の前には、私の大鎌の刃が殺気を立たせながら陣取っている形となった。
春蘭の顔が青くなってその場で座りこんで、季衣がそんな春蘭を介抱する姿を見てから、私は隣の桂花に聞いた。
「桂花、あなたはこの手紙、どう思う?」
「流琉の言う通りだと、この手紙は華琳さまが私財で劉備軍にお金を貸した時に一緒に届いた手紙とのこと。あの時確かに華琳さまは手紙を送りましたけど、内容はまったく別物です。しかも、流琉や凪からも手紙を送ったはずですが、それに関しては全く分からないようですし」
「はい、兄様はこの手紙以外のものは知らないようでした」
「なっ!じゃあ、一刀様は私の手紙を読まれていないというのですか?」
流琉の話を聞いて状況は明らかになった。
誰かが私たちの手紙をすり替えたのだ。
「お金は奪わず、手紙だけをすり替えたということ、そしてそれを送った使者から何も話がなかったことを考えれば、やはり北郷のことを心良く思っていなかった軍内の勢力の仕業としか考えられませんね」
「しかし、一刀様に敵対していた勢力は、一刀様はご自分の手で全て断ち切りました」
「そもそもや、何で隊長はこの手紙が嘘だって気づけへんかったん?」
「そうなの。いつもはとても難しい状況も簡単に先読むのに、おかしいの」
凪たちの意見も一理はあった。
もしかすると、一刀はまだ私たちの軍の中に、自分に反する勢力が残っていることに察して戻ってくることを拒んでいるのでは…?
「華琳さま、少しその手紙を詳しく読ませて頂けるでしょうか」
「…ええ、良いわ」
私は秋蘭にその竹簡を渡した。
そして、
「私が北郷であれば、この手紙の本物であると疑わないでしょう」
秋蘭の話が私の頭を打った。
「どういうこと、秋蘭?」
「華琳さま、北郷は理性的な人間です。常にその人がどうすれば一番得をするか一番良く知っているのが北郷です。そんな北郷だからこそ、この内容を見てこの内容が嘘であると考えることはできないのです」
「…………なるほど、そういうことね」
桂花も何か感じたのか頷いた。
「どういうことなんですか?」
「良い?アイツが消える以前にもアイツが既に多くの官吏たちから警戒されていたわ。そんな状況で華琳さまや私が彼らの不満をうまく抑えていたけど、そんな彼自身が居なくなってしまえばどうなるの?直ぐに彼を嫌う者たちから北郷を怪しいものだと論じる動きが始まるはずよ。実際には私たちが先に手を回して状況を抑えたけど、最初の時は下から北郷が間者であると追跡し殺すべきたという書簡が次から次へと上がってきたわよ。そんな状況で厚顔無恥にもまた奴が手紙を送ってきたわ。華琳さまが最も早く状況を終わらせる方法が何かしらね。簡単よ。奴との縁を切ってしまえばいいのよ。さすれば奴を嫌っていた下の連中も敵対者が消えたことで静かになるでしょうし、どうせ最初から居なくなった奴もう普通に信用出来るはずもないからこっちには不利なこともない。全部うまく解決するってわけよ」
「そんな…!」
「…まぁ、あくまで奴の頭の中ではそうだということだ。実際に奴の立場を考えなければ、そうする方が最も早く軍の混乱を静められるのからな」
軍を安定させるために、混乱の源なる自分との縁を早く断ち切るべきであると、一刀本人がそう考えていたということね。確かに理には適っているわ。
相変わらず自分に関しては一切考えない一刀のことなら尚更ね。
「なら、もう一刀様は私たちの元には帰って来ないのですか?」
「……自分の考えに誰よりも自信を持っているアイツのことよ。こっちから誤解を解こうとしても、手紙が嘘であることを証明出来なければアイツの考えを覆すことは出来ない」
「文字とか比べたら華琳さまが書いてないってわかると思うの」
「……文字は私のとまったく同じよ。まるで本当に自分で書いたように」
確かに私の書体だった。
それでも、私が書いたわけではない。
「となると、手紙を送った時の使者に問い詰めたら何か分かるかもしれません」
「そうね。確か今の進軍に付いてきて居るでしょうから、直ぐに捕縛して審問しましょう」
「私が行きます。沙和、真桜、行くぞ」
「あいわかった」「りょーかいなのー」
「私はこの文をもっと綿密に見てみます。何か分かるかもしれません」
「私も手伝います、秋蘭さま」
各々自分たちの無実を証明するために軍議場を出て行った。
「……桂花」
「はい」
私は残っていた桂花に、一つ質問をした。
「もし、あなたが一刀のように消えて、突然私からあなたに縁を切るという手紙が届いたら、あなたはどうするの?」
桂花は何の迷いもなく答えた。
「私ならそれ以上華琳さまの迷惑にならないように自害します」
私は桂花の返事に絶句した。
一刀SIDE
「………」
劉玄徳の夢は、ある意味夢と呼ばわれるに相応しい位置にある。
その夢の儚さが、必ずや君主の敗亡へと繋がるわけではないとしても、一つ、君主に欠けていてはならないものがある。
それは根性だ。
言い方が悪いが、簡単に言うと打たれ弱ければ夢は直ぐに壊れてしまう。
特に、玄徳のような実現が危ういものなら尚更だ。故に、玄徳は今からその心を鍛えなければならない。
これから何があるとしても、彼女自身の夢を自ら壊すような不祥事を止めなければならない。
……だが、
「……はぁ…」
今の俺は、そういうことに果てしなく興味を失せている。
こんな無気力だった時はあまりない。
興味があるものがなければ、ありそうなものを探して行けばいい。
玄徳の所でもう興味を持てないというのなら他の軍にでも、戦に興味がないのならこの無駄な戦場からさっさと消えて他の興味深そうなものを探しに行ってしまえばいい話だ。
……だが違う。
俺が今望んでるのはここを去ることではない。
確かに玄徳の理想には興味がある。現にそれを実現させるに、彼女にとって俺の手伝いは必要不可欠だろう。
でも、にも関わらず今は何かする気にならない。
新しい感覚だ。
「……」
「一刀さん」
ふと我に戻ると、部屋にはいつの間にか玄徳が居た。
寝床で横になった状態で頭だけぶら下げたまま見上げていると、玄徳はふと気付いたのかスカートを隠した。
別に見えてなかったが。
「何をしに来た」
「別に何かしに来たわけではないんだけど」
「じゃあ帰れ」
「…何か用がないと来ちゃいけないんですか?」
「…俺は見ての通り忙しい」
「……そうですか?」
「………」
「…忙しくないですよね」
「………」
「じゃあ、居ても大丈夫なんですよね」
最初から帰る気などなかったかのように玄徳は俺の隣に座った。
「………」
「ねえ、一刀さん」
「何だ」
「ここに来たの、後悔してる?」
「そんな馬鹿な話をしに来たのならさっさと帰れ」
「……」
俺は誰かのためになんて行動しない。
全ては俺自身のためにやるのだ。
俺の興味が沸く方向に話を進めるために行動する。
「しかも玄徳、君は今、俺が肯定したら俺を孟徳の軍に行かせるつもりその質問をした」
「そ、そんなことは……全然ないとは、言えないけど…」
「………」
「確かに、私は一刀さんがここに居て欲しいし、曹操さんが一刀さんを返して欲しいと言っても、それに応じる義理はないと思うよ。でも、一刀さん本人が帰りたいと思うのだったら……」
「…帰らせたいと」
「…………ううん」
「?」
予想外にも、玄徳はここまで来て頭を横に振った。
「それでも、私は一刀さんが私の側に残っていて欲しい。というか、他の所に行くなんて絶対に許さない」
「………」
「一刀さんはもう私たちの仲間だから…今はまだ弱いし、こんなでたらめな戦略の犠牲されなければならない立場だけど、一刀さんと一緒だったら、きっともっともっと強くなれる。曹操さんの所よりも。だから、一刀さんのこと、ここで手放したくないの。私の理想のために」
「俺が帰ると行ったら」
「…強引にでも引き止めるよ。私には他の皆と同じように、一刀さんも大切な仲間だから…必要な存在だから」
……玄徳は、
俺が初めて見た時より強くなったようだ。
それに比べて俺は何をやっているのやら……
「玄徳、一ついいことを教えてやろう」
「良い事?」
俺は寝床から立ち上がって、卓子に置いておいた矢を一本持ってきた。
その矢には矢尻がなくて、代わりに胴体に細い紙を巻いてあった。
「これを持って行って、城壁の上の将に向かって打ち込め」
「え?でも華雄さんなら今愛紗ちゃんたちが挑発してるよ?それに、こんな短い矢じゃ関の上にまで届かないよ」
「だから、関の近くに行って、この特別な弓で矢を打つ必要がある」
そう言いながら俺が玄徳に見せたのは、石弓、所謂ボーガンだ。
普通の弓よりやや凝った造り方なため、あまり良質のものではない。出来もあまり良くはない。だが、少なくともこの時代の弓より射程は長い。今はそれだけでも十分だった。
「これが、弓?変な形だね……うーっ、あれ?これ引っ張れないよ?」
「君は普通の強弓でもろくに引っ張れないだろ」
「あ、酷い!でも、これじゃ打てないよ?」
「貸してみろ」
俺は玄徳からボーガンをもらって力を入れて弦を引っ張って固定させた。そして、さっきの弓を入れて一応装填完了だ。
「ここの安全装置を外して打つと関まで届くだろう。ただし、打つのは玄徳、君だ」
「え?私が?」
「出来ないというのなら構わない。だが、これから俺が君に求めることの危険さ、そして、君が成し遂げようとすることの難しさに比べれば、それ程難しい話でもない」
「そもそも、この矢ってなんなの?」
「お前の理想」
「私の、理想?」
「君がこの戦で一番望んでいるものをその矢に入れた。君が俺を助けたあの日言った志をまだ失っていないのなら、その矢は必ず望んでいた理想の片鱗まで届く」
「………」
正直、コレはさっき雲長に渡そうとしていたものだ。
だけど今の玄徳の姿を見ると、どうしても玄徳に撃たせたいと思った。
「分かったよ。朱里ちゃんを説得して、私も前に行くよ」
「まぁ、君のがんばり次第だな」
「うん、私も頑張るから、一刀さんも元気出してね」
玄徳はいつもと変わらず微笑みながら俺に見ていた。
とても戦場に立つ者に作れそうにない、無邪気な笑顔がそこにあった。
玄徳の強さはまさにそこから出ているのだろう。
仮に玄徳に孟徳程度の才があったら、このような人の群れが出来たとは思えない。そして、俺も彼女に興味など持たなかっただろう。
彼女の力の全てがその笑顔を篭っていた。
彼女の義妹たちや軍師たちが玄徳のために必死である理由が分かるというものだ。
「……一刀さん?」
「………」
「あ、あの、そんなじっと見つめてたらちょっとはずかしいんだけど」
と言いながら玄徳は俺から笑顔を逸した。
でも、もういいだろ。
「やる気があるなら急ぐといい。もう直に華雄が関を出てくるだろう」
「え、大変!早く華雄さんにこれ伝えないと」
「…待て、俺は華雄に渡せとは一言も言ってない」
「へ?でも、あの関に居る将って、華雄さんでしょ?」
「……華雄が孔明たちの策に乗るほどのバカだとしたら、董卓が馬鹿で無い限り、その歯止めのための知将を置いてないと思うか?君が狙うのは、そっちの方だ」
「ほんとにそんな人が居るの?でも、そんな人が居たら、華雄さんって出てこないんじゃ……」
「……早ういけ」
一々説明するのも面倒くさい。
「わ、わかったよ。行く。行くから」
俺が露骨にうんざりしてる顔をすると、玄徳は慌てながら天幕を出ようとして、ふと振り返った。
「何だ…?」
「ありがとう、側に居てくれて」
「……」
「他の皆にも同じだけど、一刀さんも、わがままな私の夢に付き合ってくれて、ほんとにありがとう」
「………」
玄徳はそのまま矢を持って天幕を出た。
雛里SIDE
それは朝の朝議のことでした。
典韋ちゃんは帰る前に、桃香さまに例の手紙の件について持って行って曹操さんに見せたいと言っていました。
「うん、良いよ」
「!!」
私は驚きました。
私は幾ら桃香さまでも、今回は駄目と言うと思ったのです。
「ありがとうございます!」
「誤解、ちゃんと解けたらいいね」
「はい!」
それから幾つか話がありましたけど、そのまま典韋ちゃんが私たちの軍から後衛の曹操さんの陣に戻りました。
「それでは、これから汜水関攻略に当たっての策を説明しま…」
「待って、朱里ちゃん」
私はどうしても黙って居られなくて、大事な軍議中であることを知りつつも、公の場で桃香さまにこれを聞かなければなりませんでした。
「桃香さま、北郷さんを曹操軍に帰らせるおつもりですか?」
「ふえ?」
「雛里ちゃん?」
朱里ちゃんが驚いた顔で私を見て、他の人たちも私に視線を注目しました。
いつもなら恥ずかしくて凹む所ですけど、それどころじゃありません。
「桃香さま、答えてください」
「そ、そんな訳ないよ。だって一刀さんはもう私たちの仲間だもん」
「なら、どうして典韋ちゃんに、曹操さんと北郷さんが和解出来る種を与えたのですか。あの手紙を見たら、流石の曹操さんも自分の潔白を主張するために動くはずです」
「良い事じゃない。それで誤解が解けたら一刀さんもまた曹操さんたちのことで悩まなくても……」
「そして北郷さんを曹操軍に帰らせるのですか?」
「雛里、少し言い方が荒すぎるぞ」
愛紗さんが私を止めるつもりでそう言いましたが、やめるつもりはありません。というよりわざとそう言ってるんです。
「愛紗さんとは何の関係のない話です。黙っていてくれますか」
「なっ!」
「ひ、雛里ちゃん」
「桃香さま、そもそもどうして北郷さんが曹操軍の手紙の件においてここまで落ち込まなければならないんですか?北郷さんが本当にもう私たちの軍の人なら、以前居た軍の大将が自分をどう思った所で、構わないで私たちと一緒に居たら良いわけです。なのに、私たちは北郷さんがどんな状況であっても何も構わずに、ここに北郷さん無しに集まって朝議を始めています。こんなの可笑しいです」
「でも…それっていつものことじゃない」
そう、北郷さんが朝議にろくに参席しないことは別にいつものことです。
愛紗さんじゃないですけど、
だからそれがいけないと言ってるんです。
「私たちはまだ北郷さんのことを本当に仲間と思ってないんです」
「!」
「それだけじゃないです、北郷さんも、まだ全然私たちのことを仲間と思ってないんです。何で誰も気付かないんですか?北郷さんが変わった人で、ちょっとおかしな人でわがままな人であることを踏まえて尚、なぜ気付かないんですか?私たちは北郷さんのことを未だ仲間として思ってないんです。北郷さんのことを私たちと同じ壇上に居させないで、違う場所に置いてるんです。北郷さんはこの軍に置いて未だに『部外者』です。今回だってそうです。北郷さんが曹操軍の人たちと和解したら、
北郷さんが居ないことを当然のように思ってる私たちと、
必死に北郷さんの心を引き戻そうとする曹操軍の人たち、
北郷さんがどっち選ぶと思いますか?」
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黙々シリーズを見た人なら私がどれだけ連合軍戦をどうでも良く思ってるか分かるはず。
そう!連合軍なんてどうでも良い!
これは、曹操軍と劉備軍の一刀を巡った壮大な争奪戦なんです!!
ナ、ナンダッテー