注今回は最後のページにアンケートがあります
大蓮花や太史慈についての説明が必要かなと思ったので、『真恋姫†無双~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉書・外史~海戦!邪馬台国』を読んでいない人の阿為の注釈を最初に載せたいと思います。頭の中に既に入っているという人はすっとばして下さって構いません。
太史慈(たいしじ)……大蓮花を孫策から託された女性。麦藁帽子をかぶり、竿に鉄の鎖をつけた奇妙な武器を手にしている。その名前をゴムゴムの竿という。昔孫策に助けられ、其の恩義に応えるため、戦艦大蓮花を守っている。作品内で大蓮花をかけて一刀と釣り勝負をすることになるほどの釣り好き。
○太史慈伝……太史慈は万年ヒラのヒラ武将で釣りバカと呼ばれる無類の釣り好き。ひょんなことから知り合ったサーさんという女性と知り合い、釣りを教える師匠と弟子の関係に。でも後ほど、そのサーさんが、あの孫家の大将・孫策と気づいてびっくり仰天、奇妙な友情関係を続けていたという。
大蓮花(だいれんか)……別名「神にも悪魔にもなれる力」搭載兵員五千を越える大陸史上最大の巨大戦艦、孫策と周瑜が遺した終わりなき夢の船。その外見は一つの島であり、孤島に化けている。孤島は夷州(台湾)の北東に位置しており、睡蓮島という。普段は石旬に舵輪が隠れており、その舵輪を動かすと島は覆われていた岩や土をひきはがし蓮が大輪の花を咲かせるように広がる。
以上が概要です。説明不足でしたら、すみません。
それでは本編どうぞ。
第八話 大蓮
呉蜀同盟から四年。
邪馬台国の海戦から三年が経とうとしていた。
海戦後、すぐに孫呉に世継ぎとなる姫が立て続けに六人生まれ、天の御遣いこと北郷一刀は『呉の種馬』として天下に勇名を轟かせていた。
陸遜との娘、第一王女陸延
周泰との娘、第二王女周卲
呂蒙との娘、第三王女呂琮
甘寧との娘、第四王女甘述
黄蓋との娘、第五王女黄柄
そして、呉王孫権との娘、第六王女孫登
末の娘でありながらも、孫登は孫呉の正統後継者である。彼女を支えるように上の姉たちは孫呉の忠臣であることを彼女達なりに示していた。
一刀を介しているがために、一刀を天帝としそのの妻が全て王であり后である天帝皇后説が生まれるのはまだ先の話であるが、三国時代を生き抜いてきた彼女達には呉国は孫家のものであるという意識が強かった。それ故に子供たちも、呉の正統後継者は孫家から輩出されると自然と感じ取っていたのであろう。
今日も玉座の間に集められた姉たちは、孫登の面倒をよく見ていた。
しかし、その陽蓮ももう二才である、この聡明な王女は母である孫権の隣で掴まり歩きをする必要はなくなっていた。
「りくえんおねえさま、しゅうしょうおねえさま、りょそうおねえさま、かんじゅちゅおねえさま、こうへいおねえさま?」
五人いる自分の姉のほうへ顔を向けて名前を確認するように、読み上げた。
「よくできました」
蓮華は愛娘の頭をなでる。
いつも一緒にいられるわけではない。
ましてや同時期に呉の重臣が皆子を産んだのである、政治を停滞させるわけにも行かず、適度に負担を減らしながら子育てと両立させるしかなかった。
現実世界で子育てを放棄してしまう人がいるが、それと比べれば彼女達は、親としても優秀といえたであろう。
まぁいい伴侶を得たことが大きな要因であったかもしれないが。
一刀の報で今日はある大事があることを知り、呉の重臣たちが久しぶりに一同会する結果となったのである。
「おう、思春、息災であったか?」
「は、祭殿。母子ともに健康でありますれば」
「さいさま、おひさしぶりです」
「おう、甘述。ずいぶんと言葉が堪能になったのぉ~、……おい、宴お。お前も挨拶をせんかい!」
「は、はい。おひさしぶりです。かんねいさま」
「あぁ、この前会ったのは……」
「共同水練のときじゃろ」
「そうでしたね、……ほら、想蓮、他の所へいって挨拶をしにいってきなさい」
「はい」
「宴も一緒に行って来い」
「は、はい」
二人の娘達はとてとてと他の武将のもとへ挨拶をしにいった。
「お主と同じように育ってるのぉ、思春」
「ええ、私の仲間と一緒に水に慣れ親しんでるからでしょう。蓮華様や孫登様にご迷惑をお掛けしなければいいのですが」
「鈴の甘寧も、子供のこととなるといっちょ前に母親の顔になる、か」
「あやつの子でありますれば」
「違いない、だんな様の子、我等が大事にしないわけがない」
二人は笑みを浮かべて自分達が同格の存在であることを認識しあった。
「「しゅうたいさま!!」」
「はい、おひさしぶりですね、元気でしたか?」
宴と想蓮が声をかけると、太陽のような暖かさで笑顔を浮かべる明命がいた。
「「はい!!」」
明命は呉の武将格のなかでは圧倒的に子供との親和性が高い。
「誠、ご挨拶は?」
「はい、かあさま。おはようございます、かんじゅつさま、こうへいさま」
第二子として生を受けた誠は姉としての自覚からか、生真面目な本性からか既にこのような公の場では、たとえ父親の一刀であっても砕けたしゃべり方をしない
邪馬台国の海戦にて曹操と共同戦線を張った孫呉は、曹操が本拠地を置いたとされる倭国との交易を開始。
「「お、おはようございます」」
それに対する二人の反応は、少し畏まった形になってしまう。そこへいつもやって来るのが
「あれあれ、みなさんどうしたんですか?……しゅうたいさま、おはようございます」
「はい、おはようございます」
現れたのは陸延だった。この長姉は既に『授名の儀』を経て、真名である優を得ていた。
この『授名の儀』は親子またはそれに類するものの間で交わされ、その時期は各家庭によって違うとされるが、戦乱中は真名を知らずに死んでいく子供も多かったという。
この儀式を受けるまでは幼名で呼ばれ、真名は家族の中でのみ使われる。儀式以降は、真名は家族以外からも呼ばれ、成人になり幼名は捨てるようになるのである。
「ゆうねえ、ひさしぶり」
「ゆうねえさま、おひさしぶりです」
「はい、甘述黄柄もしばらく見ない間に立派になりましたね」
「優お姉さま、それはすこし老け込んでいる感じですよ」
「むむむ、周卲それは少し言い過ぎですよ」
「そうですよ、誠、優に謝りなさい」
母の言葉に誠は素直に従った。
「少し言い過ぎました、ごめんなさい、優」
「いえいえ、気にしてませんから。……どうやら母も来るみたいですね」
優の言葉に皆が振り向くと、大きな胸を揺らしながら走ってくる女性の姿が。
その女性に対して明命は頭をたれた。
「穏様、お勤めご苦労様です」
「明命ちゃんも毎日情報収集お疲れ様ですぅ~」
「いえ、任務ですから」
二人の話が始まったので子供たちは優の先導によってもう一人の姉妹のもとへ向かった。
そこには、もう一人の将呂蒙がいる。
「りょそうおねえちゃん、おはよ……」
想蓮が声をかけようとすると、燐音は恐ろしい笑顔を浮かべていた。
宴が想蓮に耳打ちする。
「だめじゃよ、じょうおうさまなんだから、さまをつけてよばないと」
「あ、そう、だった、へぐぅ」
燐音の迫力に恐れをなしたのか、想蓮は少し涙顔である。
「燐音。妹はもっと大切にしなさい」
「でも、お母様」
「でもじゃありません、今度やったらごまだんごをおやつのときに抜きますからね」
「はい……ごめんなさい」
姉妹に対してはどこまでも強気な燐音だったが、やはりそこは時代の流れ。親の世代の言葉は絶対である。
素直に母親の言葉に従った。
また優と同じく、燐音の知育の速度は速かったのだが、唯一ごまだんごが大好きという弱点があった。
「それで、陸延?孫登様の所に行くの?」
「ええ、そうしようと思うわ」
優の問いかけにはっきりと燐音は答えた
「そうね、私もこうしてみんなで会うのは初めてだし」
「私もです」
「じゅつもー」
「わしもー」
優の同意に続くようにして、誠、想蓮、宴も声をあげる。
しかし、その子供たちのところへ一人の女性がおなかを膨らませて近づいてきた。
赤壁以降加わった呉の重臣の一人である
「せっかくの所悪いんだけど、お姫様方、すこしばかり待っててくれよ」
「あー、たいしじだ」
「ああ、太史慈だ。悪いんだけどな、今あの二人があんなだからな、姫さんの子供が生まれてから孫登様にはお会いしてくれ」
「あの二人?」
「王様とだんな様さ」
太史慈はトレードマークの麦藁帽子を深くかぶりなおすと、微笑ましく自分のだんなを見守っていた。自分のお産のときもあのように振舞ってくれているだろうか、と。
そう、すでに太史慈は天の御遣いの后となりそのお腹には子供を孕んでいたのである。
子供たちの見守る先にいる玉座の間においてデリケートな二人は今、ある意味いらいらしていた。
そのいらいらは城を忠臣に呉国建業を緊張に走らせた。
呉王孫権、天の御遣い北郷一刀。この二人が平時でない行動を見せるということは、それだけ国家の大事にかかわることだと皆が理解するからである。
とりわけ今回は一刀の行動が奇々怪々であった。
「あー、あーあーあーあーあーあーーあーあーあーあーあーーああーあー!!!!」
北郷一刀は重臣達が集まっているにもかかわらず玉座の間にて、一人大声を出し徘徊していた。
腕組みをしたり、貧乏ゆすりをしたり、ラジオ体操を始めたり、逆立ちをしてみたり、子供たちとしりとりをしてみたり、ととにかく落ち着かない。
「落ち着きなさい、一刀」
蓮華はその様子を見せる一刀に、王として落ち着かせながらも、自らの左右に伸びた髪を指先でくるくるとせわしなくいじっていた。
「ふたりともどうちたの?」
そんな二人の様子を見て、一番年下の宴が疑問を投げかけた。
「うん、夫と姉の憂鬱というやつだ」
そう、ついに今日北郷一刀にまた新しい家族ができるのである。
一刀としては今すぐにでも自分の妻のもとに駆けつけたいのだが、現在その妻すなわち后の部屋には女官以外立ち入り禁止となっている。
その后は孫家の正統なる血筋を汲む姫。名を孫尚香、真名を小蓮といった。
難産になるだろう、といわれたとき、一刀は我が身のことでもないのに胸が張り裂ける想いであった。
しかし、当然といえば当然である。一刀の寵愛をシャオが受けたのは、まだ成人して間もない頃。
お世辞にも身体は二次性徴に入っているとは思えない体つきであったし、事実初潮も来たばかりだったのである。
しかし、人間成長というものは早いもので、僅か数年にしてシャオは見事なまでのプロポーションを経て孫家の血筋を引く人間であることを証明したのである。とはいえ、上の二人の姉とは異なり、すらっとしたした身体つきの彼女はそのことに少しばかりのコンプレックスを抱いているようだったが。
ともかく先代孫策、現王孫権、末妹孫尚香の孫三姉妹といえば、後では三美姫として名を轟かせていた。
それでも、やはり難産ではあるのだ。ただ、一刀の中であった一つの安堵というものは、初めてまぐわったときに、着床しなかったことである。
今でさえ難産であるのにもかかわらず、もしそれが当時のシャオの身体であったならば、……恐ろしくて考えたくもないと一刀は思った。
そんなことを考えたくもないのだが考えてしまう。一刀は身体をせわしなく動かしていた。
そんな一刀の服のすそを引くものがいた。
「ととさま、ねむい」
「陽蓮……」
ささくれ立った親の心を慰めるのはいつだって子供である。
一刀は陽蓮を抱き上げると、あらためて玉座を見渡していた。いつの間にか皆がいる。
そう、一刀はみなが集まっていることにすら気がついていなかったのである。
あの、皆へ気配りをすることによってのみ、信頼を勝ち取っていったといっても過言ではない一刀が、である。
そんな旦那のことが心配になったのか、太史慈、真名を水拠が話しかけた。
「一刀殿、皆心配なんだよ。あんただけじゃないんだ。俺たちも一旦部屋に引き返すから、……明日の朝になったらシャオも終わっている頃だろう? そうしたらもう一度集めてみてはどうだ?」
今はまだ、子供がお腹にいる水拠だけが、割と呉の中で育児との両立については公正に判断を下せる。
なにせ、皆が初めての出産なのである。
宿将である祭だけが、現国王孫権の出産に立ち会ってはいるが、とはいえ自らの子育てを楽観視できる状況ではなかったからだ。
まだまだ、成長期の子供たち。精神と肉体が安定しないうちは母との離別はあまりにも酷である。
一刀はそう判断し、彼女達を一旦自分達の部屋へと下がらせた。
よくよく考えてみれば、早産にならない限り、大概の場合、人間は夜から明け方に生まれるのだ。今、ここで待つのは俺だけでいいだろう、そう一刀は考える。
「蓮華、君も孫登を寝かしつけてきてくれないか?」
「でも、……シャオが」
「わかってるよ、だから俺がいる」
一刀の目が蓮華を安心させる者に変わっていた。先ほどまでのヒステリックなものと異なっている。
その瞳を見てほっとしたのか、蓮華は笑って陽蓮を一刀から受け渡されていた。
陽蓮が離れたくないと手を伸ばすが、一刀は代わりに陽蓮の頭をなでてやる。
父親になってから身についた特技なのか一刀が子供たちをいつくしむように身体を撫でると、すぐに子供たちは寝静まるのである。
それを評して、蓮華があるとき「まるで神の手ね」などといったものだから、一刀が「俺は薬物中毒者でもマフィアのボスでもないよ!」と叫んだのはまた別の話。
そうして、それぞれの子供をあるものは手を引き、あるものは抱きかかえ自室へと帰っていった。
玉座の間には、一刀だけが取り残される。
「……頑張ってくれ、シャオ」
もう一人、孤独の中で戦っている自分の妻のことを思い、一刀は祈りをこめるのだった。
子は寝静まっていても、親は起きている。というよりも寝ていられる状況ではなかった。
孫呉の姫が、蓮華にとっては実の妹が出産の際を迎えようというのである。
今までは自分達が彼女に励まされ、その際を乗り切ってきたという思いがとても強い。
だからこそ次は自分の番だ、とそれぞれが思ったのはえてして無理からぬことだった。
あるものは祈り、あるものは願い、あるものはこれからについての書を読んだ。
彼女達の思いは一つ。ただただ、自分達の朋友に幸多くあれと。
やがて陽が昇る頃、建業の城に一つの声がこだました。
「ふふふ、よく眠ってる」
身体を軽くぬぐわれた彼女は、寝台の上で自らの身体の一部を抱き上げ、そしてその一部と出会えたことを嬉しそうに口付けで表現した。
(みんなそうだったけどシャオもそうだな、顔つきが変わった)
もう一人の自分を得ること、それがとても大きな変化を彼女達に与えると一刀は身をもって知っていた。
一刀自身ですら、子供というものがまさか自分にこれほどまでに変化を与えるとは思わなかったからである。
蓮華達いわく、一刀の愛が男女のそれから、家族のものへと代わりつつあるという。
実際一刀も、閨で女性と過ごす機会が減ったと感じていた。代わりに寝室で一緒に過ごすことは多くなったと自覚している。
だがそれをいうなら一刀を変えたのは女性達であったかもしれなかった。
是が非でも子供のことを考える彼女達に、男女の仲を持ち込もうとすることは無理というものである。
更には彼女達は呉の重臣だ。そのため、彼女達の子供の世話を一刀がしなければいけないのは、当たり前のことなのである。
シャオもこれからどんどん変わって行くだろう。
自分のために。
何よりも、もう一人の自分のために。
彼女は姓を孫、名を仁。字を早安。孫家第七の姫君である。
破水がおき、宮女たちの動きが騒がしくなる中で、一刀は一人動かずただただ、彼女の心を落ち着けるためだけに手を握っていた。
苦悶の表情を浮かべるシャオ。
そんな表情を見ることなどめったにない。いや、初めてだったかもしれない。
いつも明るく笑顔を見せてくれる自分の妻を一刀は今すぐにでも抱きしめたい衝動に駆られた。
だが出来ない。だからその代わりその気持ちを手を握ることで伝える。
それは穏のときからずっとしている一刀にできるただ一つのことだったのだ。
そしてその手は今シャオを包み込むように、さらには孫仁を抱きしめる形になっていた。
「一刀、私もうこの子の真名考えてあるんだよ?」
「え?」
「うん、大蓮っていうの。シャオとは逆の字」
「由来、訊いてもいいかい?」
「変なこと訊かなくていいよ。一刀は夫なんだもん。当たり前じゃない。ちゃんと話すよ」
「うん」
一刀はシャオを寝台に一度横たわらせ娘を隣の専用の寝台に寝かせた。今までの娘たちも生まれてすぐこの寝台に寝てきていた。
「由来はね、シャオが小さかったからかな? 孫家の娘だから蓮の字は入れたかった。だからもう一文字でこのこの全てを現してあげたかったの」
「うん」
「シャオは、今でこそお姉さまの補佐もちゃんとするようになったけど、昔は酷いものだったと思う。遊んでばかりいたし、迷惑ばかり変えていた」
「でも、そんなこと誰も思ってないよ。みんなシャオのことが好きだからね」
「もう、一刀ったら」
笑顔を浮かべるシャオ。その笑顔には少し疲れの色が漂っていた。
(この話が終わったら一旦寝かせよう。やっぱり疲れが出てる)
「シャオはそんなだったからね、シャオはこの真名を付けたんだと思う」
「みんなの役に立つようにって?」
「うーんと、ちょっと違うよ一刀」
「じゃあ……」
「みんなを包み込めるような大きな蓮の花ようにってことだよ。みんなで乗ったあの大蓮花のように、みんなだけじゃなくて、呉の、ううんこの世界のみんなを笑顔に出来る真名を付けたつもり」
「……シャオ」
一刀は嬉しかった。世界という概念。シャオはその概念を理解していた。そしてこれから、その時代がやってくることも考えたのだろう。
そのことが、嬉しかった。
「一刀私、少し……」
「うん、眠っていいよ。俺がいるから」
「ありがとう、私嬉しかったよ、一刀の子供が産めて」
シャオの瞳から涙がこぼれた
「俺もだよ、シャオ、僕の大事な大事な女の子」
一刀はその涙を拭い去るように目元に口づけをした。
今日も建業に光がさす。
この光は今日の希望となるだろう。
全てを包み込む大きな蓮、呉国を包み込んできた小さな蓮、将来そうなるであろう自分の娘としばしの眠りについた自分の妻を愛おしく一刀は見つめ続けるのだった。
あとがき
投稿遅れて申し訳ない。
理由は、難産だったんです。このものがたり。
てかきっと初めてだよ、物語の中でこんなにキャラクター動かすの。
頭の中がぐっちゃぐちゃだよ。
はい、投稿遅れて申し訳ない。
二度いいます。
……連休だったしね、これくらいの誠意は必要だ。
今回は、子供というよりも、シャオの話になってしまいましたね。
大蓮の本名の由来ですが、孫朗の別名ですね。
孫尚香の名とも言われていたりしてはっきりしないので、そのあいまいな所を使わせていただきました。
正史と演義の食い違いをこういう名前の場面では上手く利用していきたいですね。
それでは次回からは、ようやく本編にはいりますが、ここでアンケートです。
本編と同時にスタートさせようと思っている企画があります。
それは、呉√アフターの魏の短編集です。
彼女達は赤壁の戦に負け中原を飛び出しました。海を越え邪馬台国へ向かったとされています。
そんな彼女達の日常みたいなものを書こうかなと考えています。
それでその形式なんですが、
1.呉√アフター次世代編の後におまけ感覚で連載していく。
2.出来上がり次第、随時アップしていく。
3.読者のご意見を参考にその方向で
という感じを考えていますが、意見をください。
今の所作者としては、2で行こうと思っています。
それではご意見ご感想お待ちしています。
ではでは、ごきげんよう!!
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チルドレン編最終話
だから何、という感じでこれから物語は始まるのですよ。
伏線回収など考えていない。
歴史なんて伏線張りっぱなしだぜ。
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