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No.1073169
みらくる☆さん
火の手は建物を覆う 「この建物、ほかに住人は?」 彼女は首を横に振った 「よかった」
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他に犠牲者はいなかったのだ 「全然よくないわ!」 叫んだように言い放った 「私の居場所、大事なもの 全部燃えていってるのよ これ以上学校生活を続けていくのは無理だわ どうすればいいのよ! 何もなくなってしまった。これから、どうすれば…」 俺は言葉をのんだ。普段寡黙な彼女が ここまで饒舌になるなんて 泣きさけぶ姿はまるで別人のようだ 奈々「こら!」 そいう言って百瀬の肩に服をかける 奈々姉だった 奈々「アンタねぇ、こいつがいなかったら死んでたかもしんないのよ 見なさいな、こいつの手 素手でガラスぶち割ったから ボロボロじゃない 足も傷だらけになってるし まずはお礼でしょ ありがとうくらい出てこないわけ? 服だって、家具だって替えはきくけど 死んだらそれでおしまいよ?」 「やめなよ奈々姉、いきなりこんな災難にあったら 取り乱してしまうのも仕方ないよ」 奈々「だからアンタは甘いのよっ」 いつの間にか俺の父親と母親も来ている 火も消防によって急速に消されていった 母親「救急車呼んだわ」 父親「君が百瀬君だね。いろいろ大変だったね とりあえず、病院で診てもらった方がいい まずは身体の無事の確認が一番大事だと思うよ」 父と目を合わせず、うなだれる彼女だったが 奈々姉に促される形で、救急車に乗った 「どうにかならないの?」 父親「それは相手の親族次第だろう うちがどうこう言える立場ではないよ 気の毒だけど」 親父も心配していたようだった 間もなく警察や消防が来て、第一発見者の俺に 話を聞きたいと声をかけてくる 怪我の痛みもあるけど、ここは話をしておきたい その前に、俺は父親に… 1. 彼女のお見舞いを頼む 2. 親族への連絡をお願いしよう 3. おやすみなさいと伝える ++++++++++++++++ 眼鏡、描けないと悲しいですね 結構描くときは難儀することもあるんですが
2021-09-28 04:34:05 投稿 / 889×1000ピクセル
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火の手は建物を覆う
「この建物、ほかに住人は?」
彼女は首を横に振った
「よかった」
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