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No.1072893
みらくる☆さん
「奈々姉、消防に通報して!火事だ」 奈々「え?え?」 それだけ伝え、目の前の窓を開ける スリッパも捨てて、燃える建物に向かった
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ここまでほとんど時間はかかってない けど 普通、建物に備えてあるべき消火器などはなかった 建物の古さもあって、セキュリティの雑さが目立つ でも 雑だったからこそ、窓に格子もなかった 侵入が容易なのは ここにきて最大のチャンスと言っていい ガシャン! パンチで強引に窓ガラスを割る 拳の痛みと引き換えに。 割ったガラスから内鍵を開けた (バットやブロック石があればこんな思いはせずに済んだのに) 色々準備不足が悔やまれたが、時間的には大して変わらないだろう 窓から入ると、奥に彼女の姿が見えた 「大丈夫か?」 意識があればいいけど 百瀬「どうしてあなたがここに?」 「話は後だ 急いで出るぞ」 百瀬「起きたら周りが煙だらけで、急に気分が悪くなって…」 煙を吸ったのだろう、咳交じりで彼女が答えた 俺は百瀬をおんぶすると、出口に向かって急ぐ 百瀬「制服…」 恐らく持ち出したかったんだろう でもこれ以上ここに居たら危険だ そもそも、周りは暗闇の上、煙だらけで周囲もまともに見えない 俺はその訴えを無視すると、入り口に走る ドアを開けると同時に、消防車のサイレンの音が耳に入ってくる 奈々姉が通報してくれたのだろう 1階に降りると、安全な場所で彼女を降ろし 安否を確認した 躊躇せずに突っ走った結果は 満点とはいえずとも 及第点以上の成果をたたき出したようだ (続く) ++++++++++++++++ 昔貧乏で(今もキングボンビーですがw) 友人のマンションに住まわせて貰っていた時 火災報知器が誤作動して、消防車が数台来たことがありました それ自体は仕方ないものの 周囲のやじ馬が消防車バックに自撮りしたりしてたのが嫌だったですね
2021-09-25 03:52:35 投稿 / 889×1000ピクセル
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「奈々姉、消防に通報して!火事だ」
奈々「え?え?」
それだけ伝え、目の前の窓を開ける
スリッパも捨てて、燃える建物に向かった
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