No.935221 九番目の熾天使・外伝 ~短編EX8~竜神丸さん 2017-12-30 20:52:40 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:4930 閲覧ユーザー数:2267 |
これは、望まない結末を強いられた者達の物語…
「そう、全てはこの地で始まった……」
管理局の暗部に消された一つの村。
その生き残りは、美空だけではなかった……
「あれは…!!」
「黒い魔法使い…!?」
海鳴市での任務中、旅団メンバーの前に突如現れた謎の魔法使い…
「もしかして、鶫君…!?」
「お久しぶりです、ウルティムスさん」
魔法使いの正体は、あの消え去った村の生き残りだった…
「緊急事態発生! 緊急事態発生! 世界各国に、次々と怪人が発生してます!!」
「グロンギ、オルフェノク、ファンガイア……どんどん増えて行きます!!」
「くそ、何がどうなってやがんだ!?」
それと同時刻、地球の世界各国に次々と怪人が出現。世界は混乱へと陥っていく…
「!? アンタ、進兄さんや姉ちゃん達が言っていた…」
「会うのは初めてだったか? お初にお目にかかるぜ……詩島剛」
異なる地球から迷い込んできた一人の青年は、事件の中で太古の破壊者と対面する…
「久しぶりだな……一緒に戦うぞ、貴虎!! ミッチ!!」
「あぁ!! 俺達はもう、世界を蝕む悪意には屈しない!!」
「守ってみせるんだ……僕達が、ヒーローになって!!」
かつて多くの罪を重ねた兄弟は、支配人と再会し、共に世界を蝕む悪意と対峙する…
「は、腹減ったぁ……魔力が無いと死んじまう…」
「おい見ろ仁藤、あんなところにファントムがウジャウジャいるぞ」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!? ピンチはチャンス、ランチタイムだぁっ!!」
ファントムの宿りし青年は、魔力を喰らうべく大量発生したファントムに挑みかかる…
「よせ、無茶をするな剛!!」
「俺は、こんな所で死ねないんだよ…!! もう一度、“アイツ”に会うまでは…!!」
地獄より蘇りし強敵達を前に、ライダーの力を失った戦士は窮地に陥る。その時…
「何だ? マッハドライバーが勝手に…!?」
「俺だって譲れないんだよ……チェイス、もう一度一緒に戦ってくれ…!!」
≪シグナルバイク! ライダー! チェイサー!≫
その時、一つの奇跡が戦士を復活させる…
「駄目だよ鶫君!! こんなの、やってる事が管理局と全く変わらないじゃないか!!」
「黙れ!! この僕を邪魔をしてくれるな…!! 僕は成し遂げてみせるんだ……僕から全てを奪った、管理局への復讐を!!!」
果ての無い復讐に染まり切った黒い魔法使い。
そんな彼の耳にはもう、かつての友の言葉は届かない…
「それが君の絶望だというのなら、僕がその絶望を受け止める……さぁ、終焉の時間だ!!!」
「たとえ君だろうと、僕の邪魔をするのであれば容赦はしない……さぁ、滅びの時間だ!!!」
世界を守る為に。
復讐を果たす為に。
二人の魔法使いは、己の願いの為に、かつての友と激突する…
九番目の熾天使・外伝 ~短編EX8~ 絶望の魔法使い
「ゆっくり見物させて貰うよ、君達のショータイムとやらを」
更新日、未定…
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