No.890302

真・恋姫†無双 ~彼の見つめる先に何があるか~ vol.9

朝日の男さん

2017-01-24 22:28:26 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:1130   閲覧ユーザー数:1066

前書き~

おはこんばんわ『朝日の男』です。

この度、調子に乗って9回目の【真・恋姫†無双】の二次創作を書きました。

文法おかしい所や時系列がおかしいところ(三国志 年表 で調べた程度)があると思いますが、軽い気持ちで読んでください。

今回も台詞が多くて読みにくいかも

台本形式でいきま~す

では、どうぞ~

連合軍の本陣から激しい銅鑼の音が聞こえてきた

戦の始まりである

 

ボス「いいか!敵は我らに罵倒を浴びせて来るだろう。しかし、無視しろ!いかに頭に来ることを言われてもな。わかったか!?」

「『応!』」

 

そして劉備軍による董卓軍の罵倒が始まった

聞けば確かにカチンと来るところもあるがどうも思わない

なぜなら・・・

 

アニキ「追撃部隊、部隊長アニキ歌いマース!」

董卓軍6「よっ!待ってました、アニキ!」

 

酒盛りをしているからだ

普通、戦のさなか酒盛りなぞしない

しかし篭城とは、引き篭ること

入り口をけ組により改造し、あちらからでは開かないようにした

あとは夜になるまで待つだけだ

 

霞「いよ~北刃、呑んどるか?」

ボス「あぁ、呑んでいるよ。」

霞「それにしてもこの作戦ほんまにうまくいくんか?」

ボス「どうだろうな・・・全ては運しだい・・・大局の流れさ。」

霞「ふ~ん。」

ボス「そういえば、張遼には夢があるのか?」

霞「勿論あるに決まっとるやないか。いずれ大陸中が平和になったときにな?自分の心に決めた人と羅馬(ローマ)に旅行するっちゅう夢が・・・」

ボス「成る程、新婚旅行というわけか。だが羅馬は言葉が違うぞ?」

霞「うそやん?!ほんまかいなそれ。あちゃ~、?その言い方もしかして・・・」

ボス「行ったことあり。」Vサイン

霞「うわ~うらやましいわ。そうや、北刃。通訳人として着いて来てくれへんか?旅費はだすから。」

ボス「だが、断る。」

さて、先陣を切らされた劉備軍

先ほど行った【罵倒で敵を誘い出そう作戦】の結果はよろしくない

華雄あたりが怒りにかまけて特攻してくると踏んだのだが、まったく出てこない

もしや砦に人が居ないのでは?

という考えが浮かんだが、声がするためその考えが無くなった

その日の夜に作戦を練り直していると、天幕に【魏】の王 華琳が姿を見せた

なんと、彼女らに援軍を差し出すというのだ

作戦としては、軍を細かく分け昼夜問わず罵倒したり威嚇射撃をして相手の精神的疲労を誘う

疲れきった所で一気に叩くというものだった

細かくその作戦を煮詰めている時

事態が動く

 

ヒュ~!バーン!

 

華琳「何の音かしら?」

桃香「おっきい音だね。」

鈴々「あわわわ!いったい何なのだ?!」

愛紗「皆様、ここでお待ちを。様子を見てまいります。」

星「おや、お主だけいいところは見せられんぞ?私も行く。」

 

2人が天幕を出ると・・・

夜空に花火が上がっていた

 

愛紗「ほぉう。」

星「これはなんと雅なものか。酒とメンマに合いそうだ。」

愛紗「じゃない!どこから打ち上げているんだ?!」

 

砦城壁~

ボス「よしよし、みんな上を注目しているな。下の準備はどうだ?」

チビ「け組とみ組のおかげでほぼすべての土地の耕しが終了いたしやした!」

董卓軍1「ご指示どおり、術布も埋めておきました!」

ボス「これでいい、後は明日になれば効果が出る。」

 

ピクリとも動かなくなった葛篭を軽く小突く

 

ガタ!ガタガタ!

ボス「明日の朝から作戦開始だ。期待しているぞ。」

ガタ!

翌朝

劉備軍と魏軍の合同作戦が開始しようとしていた

だが出鼻をくじかれた

昨日までは当たり一面が地面だった

しかし、今ではぐちょぐちょとぬかるんでおり、沼に入り込んでいる感覚だった

これでは馬での進軍は無理、なら徒歩で・・・とおもったが思った以上に深く足が深く土に入り込んでしまう

一歩一歩が酷く遅い

その時、甲高い笛の音が聞こえた

 

天幕~

桂花「この笛の音 先生の部隊の物だわ!」

華琳「なるほど、ならこの現象は・・・」

秋蘭「妖術の類でしょう。天和たちが持っていた魔射口(マイク)にも妖術が使われていました。」

 

前線~

一刀「う~ん、」

真桜「隊長どないしたん?ぬかるんだ土みて。」

沙和「こんなところで戦ったら、お洋服がいつも以上に汚れちゃうの~。」

一刀「これどうやったのかな~と思ってさ。」

凪「恐らく農業に詳しいものが手を貸しているのではないでしょうか?土の耕し方が素人のものとは思えません。」

一刀「じゃあ、水はどこからだ?」

凪「それは分かりません。」

 

ピーーーー!

一刀「この笛の音!」

凪「北軍のものです!」

 

泗水関の扉が重々しく開く

そして田下駄を履いた兵士たちがいっせいに攻めてきた

彼らは足をとられることも無く進みあっという間に連合軍の兵士を無力化していった

しかも質の悪い生殺しだ

足が沈み身動きが出来ない状態で切りかかる

危なげなしにそれを受け止めたかと思うと、先ほど攻撃を仕掛けた兵士は次の獲物へと向かう

 

「お前なんぞ、いつでも殺せるぞ」

 

というのを遠まわしに伝えているようなものだ

兵士の士気は少しずつ下がっていった

やっと暴れられた華雄だったが、内心は不満だった

自分の武を相手に見せ付けられたが、清々堂々じゃない

卑怯な戦い方だ

これをボスに訴えると

 

ボス「明日は次の段階だ。それまで体を休めとけ。」

華雄「むぅ、しかしだな。こう体がうずいては・・・」

ボス「また葛篭に入りたいか?」

華雄「体を全力で休めてきます!」ピューン

 

翌朝、昨日の地面の様子と打って変わり地面がカラカラに乾燥していた

 

春蘭「華琳様、突撃準備が整いました!」

華琳「いいこと?今回の目的は泗水関の占拠、及び張遼の引き入れよ。そのことをしっかりと頭に入れること。わかったわね?」

春蘭「はい!泗水関に一番乗りして、張遼を仲間にすればいいんですね?」

華琳「そうよ、よく出来ました。」ナデナデ

春蘭「ゴロニャーン。」

一刀(猫だ・・・)

秋蘭「姉者はかわいいなぁ。」

 

進軍を始めた魏軍

先頭に破城槌隊(門をこじ開けるために丸太などを抱え突入すること)が走り次に春蘭、周りを劉備軍が固めている

劉備軍の泗水関の牽制射撃がおこなわれた

この時、1本だけ矢があらぬ方向へ飛び小さな叫び声があったが誰も聞こえてはいなかった

そして勢いよく門に破城槌隊が突入した

しかし、あっさりと門は破られ破城槌隊はその勢いのまま掘られていた穴に落ちた

 

春蘭「おい、貴様ら大丈夫か!?」

魏軍2「はい、夏侯惇殿。ん?油の臭い?」

 

次々と泗水関内に侵入する兵士たち

 

春蘭「どういうことだこれは!?人っ子一人、猫の子一匹もおらんではないか!」

 

そう辺りを見回しても誰もいないのだ

辺りを捜索させようと春蘭が号令を掛けた時、何処からか火矢が飛んできて油に引火した

そう、油は至るところにまかれていたのだ

たちまち辺りは火の海に変わる

 

春蘭「おのれ、泗水関を捨てるつもりか!一時退却せよ、火の海に飲まれるぞ!」

 

場所は変わり曹操軍、劉備軍の本陣を挟む崖の上

そこには泗水関にいるはずの董卓軍、北軍、華雄がいた

 

アニキ「よし、作戦通り。」

華雄「ついに戦が始まるのだな。よし、華雄隊 崖を下りて攻撃いくぞ!!」

「『応!!』」

 

本来の作戦では篭城だったが急遽、こちらも打って出る事にした

作戦としては曹操軍の先発隊を、泗水関に十分におびき寄せ泗水関の領内に火を放つ

といっても油だけではさほどもえないので安心して欲しい

慌てふためいてる隙に崖の上から曹操軍、劉備軍を射撃攻撃

さらに、泗水関外の崖に急ごしらえの隠れ場所を作り敵軍が退却の姿勢を見せた時に霞隊が襲い掛かり挟み撃ちする作戦だ

 

ボス「北軍も始める・・・全員生きて帰ること、では。」ピー!

 

そこには顔半分を布で覆ったボスがいた

ガキンガキンと鉄同士がぶつかり合う音が響く

 

春蘭「ぬぅぅ!挟み撃ちとは、これは厳しいぞ!」

魏軍1「夏侯惇殿!前方より【張】の旗有り。張遼です!」

霞「ちぃと失礼するで。あんさんが、曹操さんとこの右腕さんかいな?」

春蘭「いかにも。」

霞「うちとの一騎打ち・・・引き受けてくれへんか?負けたら降りるっちゅう単純な勝負で。」

春蘭「いいだろう。我が七星餓狼でお相手いたす。いざ」

「『勝負だ/や!!』」

 

春蘭VS霞の戦いが始まった

一方忘れているかもしれないが、本陣を構える都では~

十字侍の粛清を行っていた

汚れ役を率先として北軍【こ組】が買って出た

主力がいない今、なにかしらのチョッカイを出すはずなのでそれを理由に今まで悪政を行ってきたもの達を処刑したのだ

 

詠「悪いわね・・・汚れ役を押し付けてしまって。」

太子「いいのよ~ん。かわいこちゃんに手を出すのはこの・・・」

『「乙女姉妹(おとめシスターズ)がゆるさないわ!」』

 

筋肉達磨で有名な彼女達だった

【を組】にも所属しているが【こ組】にも所属している

 

恋「おなか減った。」

入鹿「はいはい、恋ちゃん炒飯が出来ましたわよ。月ちゃんも食べなさい。」

月「へぅ、戦場では皆さんがんばっているのに私達だけいいんでしょうか?」

妹子「いいのよ。月ちゃんの仕事はおなかいっぱい食べて体力つけて、戦が終わった後みんなのための(まつりごと)を考えることなんだから。」

詠「まだ、勝つと決まったわけじゃ・・・」

馬子「勝つわよ。」

太子「あらん、馬子。どうしたの怒り心頭て顔しちゃって。」

馬子「これを読めば分かるわ。」

太子「?」

 

それはチビがよこした現在の戦況だった

挟み撃ち作戦が成功したが、張遼が仲間の身を考え一騎打ちをし結果、魏に鞍替えしたこと

戦が終わるまであと少し と書いてあった

しかし、太子が注目しているところは其処じゃない

ボスの身体に起きたことだ

to be continued ?

後書き~

はい、すいませんがここで区切らさせてもらいます

ここにきて思ったことは、原作沿いだけど少し変わった【真・恋姫†無双】になりましたね

月の元にお姉さま達と恋がいればこうなると思って書きました!

さて、ボスの身体に起きたこととは?董卓軍は勝利するのか?

次回、それが分かります!!

 

今回の部隊

こ組・・・拷問部隊

精神的に参らせる恐ろしい部隊、主に【を組】が兼任している

け組・・・建築部隊

み組・・・密偵部隊


 
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