戦術闘議会会場。市民体育館ほどの広さのその場所に、大まかに分けて3種類の人が集まっている。
1つは、言わずもがな軍師の皆さん。
1つは、いかにも自分は文官ですと言った感じの人たち。
そしてもう1つは…秋葉原でよく目撃しそうなオーラを放つ人たち…
何故このような人たち(特に最後の)が集まっているのかというと、
その理由は、この会の種目にあった。
軍師達の勝負と言うことで、紙と筆で勝負すると考えている人が多かったと思いますが、
その二つを使用するのは審判や運営側の人たちだけです。
では、何を使って勝負するのかというと…札、カードを使用します!
カード…それもこの世界、この時代には存在するはずの無いトレーディングカードゲーム。
天界の遊びについて聞かれた一刀が、元いた世界にあった遊びを思い出し再現したゲーム。
これを開発しました一刀(大人)にその過程を説明してもらいましょう。
では、解説の北郷(大人)さん…
「ども、このシリーズが始まってから最初の一話以降全く出番がない北郷です。
えーっと…このカードゲームが生まれた経緯でしたっけ?
これは作者が言っているとおり、天界の遊びについて聞かれたのがきっかけだな。
鬼ごっこやかくれんぼはこの世界にもあったからこういうのがあった、って話しだけ。
缶(竹筒)蹴りや泥(賊)警なんかは上記の延長だからこれも同じく。
チェス、将棋ほかボードゲームは物を作ってルールを教えたら直ぐに覚えてくれた。
教えた本人がことごとく負けちゃうなんて情けないことになっちゃったけど…
で、結構好評だったのがトランプだな。合計54枚のカードでいろんな遊びが出来る。
もちろん、そのいろんな遊びもいくつか教えた。
最後に出てきたのがこのトレーディングカードゲーム。
カス、ノーマル、レア、激レアと種類豊富で集める楽しみもあり、
使用者、使い方によって様々な戦法がある。
それを教えたら「ではやってみましょう!」てことになった。
絵やら種類やら効果については俺一人だけじゃ不十分だから三国の皆に協力してもらった。
おかげでいいものが出来た~。
字が多少読めれば誰でも使えるから、すんごい勢いで売れたな。
でもって描いてる絵が絵だったモンだからそっち系の人にも…
肝心の軍師達の反応は…最初は「実戦がこのようになるわけが無かろう」って感じで否定的だったけど、
やり込んで行くうちに、あっという間に流行ったな。
後、これを使って歴史の勉強も多少できるようになってる。
漫画を読んで分りやすく親しみやすく勉強するのと同じ要領で、
カードゲームをしながら有名な武将についてとかを勉強可能。
最初は一部除いて反対されたけど(主に肖像権関係で)、歴史の勉強だって言ったら賛成してくれたな。
以後、カードの種類は増え続け、大会まで開かれてるんだ」
とのことです。
長々とした誕生秘話が終わりいよいよ大会!
の前にルール説明を…またも丸々一ページ使います…
では遊び方、ルール説明をば…
説明が若干面倒くさいので遊○王カードゲームの単語を今作品用語で()で書いて説明します。
ちなみに、この世界でのゲーム名は『戦火繚乱遊戯札』!。カードの事を、ここでは札とよびます。
山札(デッキ):枚数は個人の自由
手札:最大持ち数5枚
墓地:破壊された
拠点得点(ライフポイント、以後:拠)があり、これが0になると負け
ここまでは一緒。フィールドに関してが大きく違いますね。
・兵(モンスター)出撃場(ゾーン)、特殊札(魔法、トラップ)場が遊○王では5マスずつでしたが、
ここでは5マス4列、自分と相手の2エリア、合計40の札を置く場所があります。
・前から順に突撃兵(以後:突)、迎撃兵(迎)、弓(弓)兵、特(特)殊札の場となっています。
・兵札(モンスターカード)一枚に着き、突撃点・迎撃点・弓撃点(以後全部の数値含めて点)があり、
遊○王のように向きで変更するのではなく、どの場に出すかで決めます。(裏守備表示もありません)
それから、一部ぼ兵に関しては特別能力(特殊効果、モンスター効果)
・特殊札は裏向きで伏せておくことも可能。
・フィールドカードはありません。
フィールドに関してはこんなもんでしょうか?たぶん…
では戦闘について。
・兵札には上位と下位があり、出撃(手札から場に出すこと)する時は、
下位は普通に出せるが、上位は下位を一体場から墓地に送らなくちゃいけない(要は生贄)
ただし、特殊札・特別能力の効果によって出されるなら生贄不要。
・一ターンに手札から出せる兵は一枚だけ。出撃後は次のターンまで表示を変更できない。
・攻撃については、3役それぞれに特徴あり。↓
・突の点が相手の突・迎・弓の点を超えている場合破壊可能。
破壊する際、その差分を拠へのダメージ分とする。
・迎は文字通り迎撃のみ。自分からは攻撃できない。
突から攻撃を受けたとき、迎の点が突の点を越えていれば破壊可能。拠へのダメージは無。
・弓は、点が相手を越えていれば破壊のみ可能。ダメージは無。
突からの攻撃を受けたときは、弓撃点の半分の数値で対応。
・前から順に破壊していかなければならない。
(例:弓に攻撃しようとしても突が残っていたらそちらを攻撃目標に)
・相手の場に兵がいなかったら拠への直接攻撃が可能
…こんなところでしょう。
後、この試合はトーナメント戦ではなくリーグ戦です。
最も勝利数の多い人が優勝となります。
では遊び方やルール説明を終えたところで本編に入ります。
会場の構造は、これまた市民体育館と同じく上に観客席、下にコート…じゃなくて広場となっている。
その広場は今、とある巨大な装置で埋め尽くされている。
広場の床を覆い尽くしているのは、魔方陣の様なものが描かれた合計40枚のパネル。
左右両端の真ん中には演説用の台、のようなもの。その上には広場の縮小版+2の様な装置が設置されている。
観客席は全て埋まり、試合直前の今はかなり騒がしくなっている。
あの装置は一体なんなのか?という話が一番大きい。
その疑問に答えるべく…ではないが結果的には答えることになる…司会者が出てくる。
「え~、皆さん。長らくお待たせいたしました。参加者の山札の確認が完了しましたので、
これより『戦術闘議会』の開催をここに宣言いたします!」
返ってくるのは壮絶といえるほどの声援。
老若男女、平民貴族、、文官武官、汚拓に腐女子…最後の本当にいます。スイマセン
そんな感じで、何故こんなにいろんな種類の人が、特に自分とは無縁かもしれない人たちがこの大会を楽しみにしているのかというと、
「今大会での種目は、現在巷で大流行している『戦火繚乱遊戯札』でございます。
が、ただただ卓上で札遊びをしているのを眺めるだけでは一部しか確か楽しめないでしょう。
ですがご心配無く!その問題は、我らが天の御遣い様が解決してくださいました!!
今まで恐怖の対象として恐れられていた力、妖術を使役する部族。
だが、御遣い様は恐れずに彼らと対峙する…
そして、苦難困難を経て…ついに彼らと和解することが出来ました!
皆さんの目の前にあります巨大なもの。これは天界の知識、魏のカラクリ師の技術、
そして件の妖術を結集して出来ましたるこの会場!
床に描かれているこの紋様、これは他人に幻を見せるという幻術が使われております。
「力ってのは使う人によって変わるんだ。
包丁を料理人が持ったら調理器具に、殺人鬼が持ったら凶器に変わるように…
だから君達の力も争いのためではなく平和のために使ってくれ!」
いや~、御遣い様のこの言葉を聞いたときは不覚にも心に矢を撃たれたような感じがしましたね。
彼の部族も同じく心打たれて、快く協力してくださいました。
床一面に描かれた紋様、この一つ一つから、今回使用する札の絵の幻を映し出します。
例えば…現在私の手には『槍を突き出す兵』と『盾を構える守兵』の札があります。
これをこうしますと…」
言いながら、会場の両端の台の装置それぞれに札をおく。すると…
なんと!?卓に置いた場所と同じ位置に当たる床の紋様が光り、兵士が現れた!!
「では、コッホン…『槍を突き出す兵』で『盾を構える守兵』へ突撃!」
司会者が指示すると、先程現れた兵士のうち、槍を持っているほうが突撃し、
構えられた盾に当たり火花を散らす。だが、どちらの点も同値であったために両方とも健在だ。
「今お見せいたしましたように、今日お越しいただいた皆様には、
この幻が映し出す戦闘を見て楽しんでいただきます!
では早速…第一試合を開始いたします!選手の方、ご入場ください!!」
装置についての説明が終わり、いよいよ試合開始となる。
さて、これから試合風景を書いていくわけですが…
本当なら一組一組の試合を最初から最後まで書きたかったんですが、
残念ながら、試合の一部しか書くことが出来ませんでした。
組み合わせは武将達同士だけでも28通り、これに武将以外の参加者のことを考えると…
一試合だけでも一投稿分使うかもなのに、こんだけあったら…
と、言うわけで、試合の一部…具体的に言いますと、
特殊効果を使用するときや武将の札を使用しているときなどを書いていきます。
こういうときが一番個人個人の個性が出てくるところだと思いますから。
ではどうぞ!
桂花vs朱里
「では、私は『南蛮育ちの大亀』を下がらせ、
『巴郡の金棒・魏延』を突撃隊形で出撃です!
『魏延』で『略奪者に堕ちし兵』に突撃します!!」
「ニヤリ)掛かったわね」
「え?」
「伏せ札『落とし穴』を発動!
これで、相手の突撃隊形の兵を一枚破壊よ!
『落とし穴』の効果により『巴郡の金棒』を破壊!!」
「はわわ~!?え、焔耶さーん!だからあれほど蒲公英さんの罠には気をつけるようにと!」
「これは私の罠よ!!#…まぁいいわ。
じゃぁ私の番よ…(手札を見て考え中)……
今の私の手札の中じゃこれがいいかしら(ニヤリ
この回、私は手札から兵の出撃はしないわ。
代わりに…特殊札『兵糧攻め』を発動!
出撃している相手全ての兵の数値を下げさせてもらうわ!」
「はわわーーー!?れ、恋さーん!鈴々ちゃーーん!
お、お腹が空いたならこのお菓子を上げますから頑張ってくださーい!」
「…なんで、こんな所にお菓子なんか持ってきてるのよ?」
「ふぇ!?…え~っと、一刀くんに食べさせてあげようと思っていまして…」
「………」
雛里vs稟
「それではこちらの番です。
『魏武の大剣・夏候惇』に装備札『猪突猛進』を着けます。
突撃力が倍になる代わりに、以後突撃隊形を解除できないのが残念ですが…
迎撃、弓撃に回ったときを考えるとこの方が良いでしょう。
では、『夏候惇』にて『黄金を纏う袁家』に突撃!」
「あ、あわわ~…え、えっと…ふ、伏せ札『鏡の盾』を発動します!
これにてそちらの今回の攻撃を封じます」
「くっ…ま、眩しい!おのれ…
日の光を反射させることがこれほどの脅威になろうとは…
ですが、所詮一時凌ぎ。次は確実に破壊させてもらいますよ(眼鏡をクイっ」
「あ、あわわわわ…で、では私の番です(ドロー)…!!や、やった(小声で)
特殊札『腐食武具』を発動します。
これで、『夏候惇』の突撃力を、元々の半分にします」
「な!?」
「で、では『むさ苦しい筋肉達磨』を下がらせ『美髪公・関羽』を出撃。
『関羽』にて『夏候惇』へ突撃です!」
「っく…それなら、こちらは…伏せ札『籠絡』を発動!
この札の効果により、そちらの出撃している兵を一枚我が軍に引き入れます。
そして…かねてより、関羽雲長の身を欲していた華琳様は、彼女を閨へ呼び…
逆らいたくとも逆らえない彼女のその肢体を舐めるように見つめ、やがて…
プーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「あ、あわわ~…///」
冥琳vs風
「では、伏せ札『潜入兵』を発動。
場の突撃隊形である兵『弓腰姫・孫尚香』を潜入兵とする。
手札より『密書鳩』を発動させ、この二枚の効果により、
そちらの手札全てを見せてもらおうか」
「おやおや~参りましたね~。それではどうぞ」
「…その緊張感の無さは何とかならぬのか…
まぁ良い、では…っな!『魏の覇王・曹操』だと!?」
「ありゃま、ばれちゃいましたかー」
「ふっ、まさかその様な札を持っていようとはな…
だが、あるとわかった以上、出撃を許すわけにはいかんな。
伏せ札『工作員』を発動、『鈴の音の江賊・甘寧』を工作員とし、
更に伏せ札『裏工作』を発動。
これで相手手札一枚を破壊できる。破壊するのは『魏の覇王』!」
「あちゃー、まさか出撃前にやられてしまうとは」
「まだ私の番は終わらんぞ!
弓兵が5札出撃している条件が整った今、特殊札『雨の如き矢』が発動できる!
これにより、そちらの全ての兵を破壊!!」
「う~…せっかく『ヒゲ』『チビ』『デブ』が揃うことで出撃できる『黄布賊』、
『天和』ちゃん、『知和』ちゃん、『人和』ちゃんがいることで出せる『黄布党』
を全て出すことが出来ましたのに~…」
「ふっ、無駄にしてすまないな。さて、最後に全ての弓兵により拠点直接攻撃!!」
「ぉお!?……ふー、何とか生き残りましたねー」
「だが次で終わるさ、さぁどこまであがけるかな?」
「ではでは(ドロー)…ふむ~、まずは伏せ札『お茶会』と『宴』
を発動させてもらい、拠点得点を大幅に回復しておきましょぅ」
「ぬ…だが、その程度回復した所でこちらの優勢は変わらぬさ」
「そうでしょうかー(ニヤ)、手札より『医師王・華陀』(特殊札)を発動いたしちゃいましょー。
これにより、墓地から一体の兵札を復活させちゃいマース」
「なっ!?」
「出撃は手札から出なくても出来ちゃうんですよー。
ではー墓地より『曹操』を復活ー!
そしてー、拠点が攻撃された次であるので発動できます伏せ札『激怒逆襲』を発動ー。
突撃力を倍にし、更に伏せ札『裏道』を発動ー!
拠点へ直接攻撃をしちゃいましょー!!」
「っっぐ!?」
「ふっふっふー、勝負はまだまだ分らないのですよー」
「……ふっ、面白い。受けて立とう!!」
穏vs亜莎
「で、では『盾兵の踏み台』を発動し、突撃兵・迎撃兵を通り越し、
『音無き隠密兵・周泰』で弓兵『孫呉の宿将・黄蓋』へ突撃します!」
「おぉー!まさか味方を踏み台にするとは…
亜莎ちゃんも生長しましたね~。で・す・が…
そう簡単に祭様を失うわけにはいけませんよ~。
『捨命禁止の命』により、拠点に損害は出ますが、祭様は破壊させませんからね~」
「うぅ…訓練ならば『乳に栄養行き過ぎ』って書くほどの勝利を収めましたのに…」
「あの時は私も『存在価値は巨乳のみ』なんて書かれちゃいましたね~。
ですが、この勝負なら明命ちゃんには負けませんよー」
「確実に倒せるかと思いましたのに…これで私の番は終わりです」
「それじゃ~(ドロー)…ムフ♪
それじゃ~…手札から『投石器』と、伏せ札から『櫓』を~、
祭様に装備しちゃいます~。こ・れ・で…祭様の弓撃力大幅上昇で~ス~。
それでは…明命ちゃんを攻撃しちゃいましょ~」
「さ、させません!伏せ札『立ち塞がる盾兵』を発動!
例え(穏様が出撃した)祭様であろうと、私の親友は討たせません!!」
「ぉおー!中睦まじくて良きかな良きかな~。
で~も、まだ私の番は終わりませんよー。
伏せ札『捕虜捕獲』と『追撃の一撃』を発動しちゃいましょう!
これで、『周泰』を倒しちゃいまして私の兵にしちゃいます~」
「ああぁ、明命!?そちらに御猫様はいませんよ!!」
「(実は山札の中には『幸運の招き猫』があるんですけどね~)
ではでは~、伏せ札『援護射撃』を発動いたしまして~、
今の『黄蓋』の弓撃力を『周泰』の突撃力に加えちゃいますー。
『周泰』で突撃して私の番は終わりですよ~」
「あうぅ…まさか明命を奪われた上に攻撃されるなんて…」
言わせて見たかった一言
冥琳vs朱里で…
「伏せ札『雨の如き矢』を発動!出撃している全ての兵を破壊!!」
「はわー!?せっかく出撃できた皆さんがーー!!」
「がら空きになった所で…弓兵全員で拠点直接攻撃!」
「はわわーー!?も、もう後が…
えっと、拠点に損傷を受けたことにより、伏せ札『抜道』を発動し、
手札より『白馬長史・公孫賛』を特殊出撃!
更に伏せ札『野を駆ける名馬達』を発動し『公孫賛』の突撃力を上げます!
もう拠点得点も僅か…白蓮さん、影が薄いと言う汚名を返上しちゃってください!」
「ふむ…私の番の最中でありながら上位兵を出撃させてきたか。
突撃力からすれば我が軍の弓兵の点はいずれも下か…
だが…残念ながら無駄になるな(ニヤリ」
「ふぇ!?」
「私は伏せ札『繰り返される歴史』を発動!
自分の番の終わりに発動することで、その時に自分の取った行動を全て再現する」
「行動を全て再現…と言う事は……はわわわーーー!?」
「『雨の如き矢』で『公孫賛』を破壊!そして…」
「はーわわわわーーーー!?や、やめてくださーい!!
もう私の拠点得点は零ですーーーーーー!!!」
激希少札連携(激レアカードコンボ)
雛里vs??
「あわわ~…もう後少ししか拠点得点が…と、とにかく(ドロー)
!?き、来た…手札から『占予言』を発動します。
これで後五回後に特殊札『流れ星』を発動できる…それまで持ちこたえなきゃ…」
5ターン後…
「やった…凌げた。手札から『流れ星』を発動。
これで手札から突撃・迎撃・弓撃を倍にして兵を一枚特殊出撃できる…
私は手札から『光り輝く衣をまといし平和をもたらす者・天の御遣い』を突撃体勢で出撃します!
(ご、ご主人様が助けてくれた~///)
『天の御遣い』の特殊効果、自分と相手全ての兵の体制を任意に変更し、
その番で倒した兵を自分の軍に加えることが出来ます。
では現在こちらの突撃・迎撃体制にいる兵を弓撃に変更し『雨の如き矢』を発動、
そして『天の御遣い』のもう1つの効果、その突撃・迎撃・弓撃の点は、
自軍のそれぞれの体勢にいる兵の合計値になります!
取り入れた敵兵の中から突撃力の高い兵を突撃体制にして、その合計値が突撃力に!
では…『天の御遣い』で拠点を直接攻撃です!!」
「…ま、参りました……」
「(ご主人様、勝てたよ♪)」
「え~…長きに渡る『戦術闘議会』が終に終わってしまいました。
ご来場の皆さんは楽しんでいただけましたでしょうか?」
その答えは観客の表情を見れば直ぐにわかった。
皆大変満足そうな表情をしており、一部ではもっと見たいと希望する者や自分もやりたいと思っている者も…
「それでは集計が終わりましたので、これより優勝者を発表いたします!」
リーグ戦で行われた今大会。
軍師勢の中では、一番勝数が多いものが(ショタ)一刀との祭り期間中の同伴権を得ることが出来る。
身内内での勝負、一般参加者での勝負で、
勝つときもあれば負けるときもあった。
勝敗は審判司会者など運営がわしか知らされなかったので、
最終的に誰がどれだけ勝ったかは、今この司会者から発表されるまで分らなかったのだ。
参加者全員、特に軍師勢が手に汗を握りゴクリと喉を鳴らす中…
「第?回『戦術闘議会』、優勝者は…」
一刀との同伴権を得る人物が発表される!?
to be continue…
あとがき
いかがでしたでしょうか?遊○王カードの恋姫ver…
実際に商品化されたらもしかしたら買っちゃうかもです(笑
ゲームの中でしか出来ない兵札(モンスターカード)のヴァーチャル映像を、
現実じゃ再現できない技術を妖術を使って再現してる辺り、
こっちのがすごいと自分で書いてて感じちゃいました。
この技術が更に進歩し、いずれはデュエルディスク的なものが開発され、
以後『戦火繚乱遊戯札』は全国的な…なんて展開にはならないと思います…多分…
なってもその話はかけませんが…
一番達成感を感じたのは朱里のあのセリフ、
「や、やめて!もう私のライフポイントはゼロよ!?」
を言わせることが出来たことでしょうかww
さて…いよいよ個人ルートに突入いたします。
そこでちょっとアンケート!(任意です。答えていただけるか否かは自由です)
皆さんは誰ルートのどんな話しを希望しますか?
出来れば感想とは別で回答願います。
それでは、この辺で終わります。
また次回投稿でお会いしましょう!
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皆さんお待たせしました。
ショタ一刀シリーズ、軍師達の勝負の話です。
何故にカードゲームなのかと言うと…読めば分ります!