No.813907

【サイバ】もうすぐ豊穣祭ですよ【交流】

古淵工機さん

11月も下旬、1年の実りに感謝するお祭り。
天空稲荷神社「豊穣祭」開幕です!
関連作品には「【サイバ】豊穣祭」タグをつけてください。

愛「…バイト雇ったから屋台巡りできると思ったのに…」

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2015-11-15 23:01:20 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:820   閲覧ユーザー数:797

天空稲荷神社社務所。

 

「はぁ~~~、例大祭もやぁっと終わり。ゆっくり羽を伸ばせるわねえ」

「ホントね~」

思わずゴロンと寝転ぶのは北城唯と今河和美の二人だ。

「あとはもう年末までゴロゴロして…」

だが、その時である!!

 

「はい、何ゴロゴロしてるの!?」

「お母さん!?」

「おばさん!?」

現れたのは唯の母親である北城愛。

 

「例大祭が終わったからって休んでる暇なんてないのよ。もうすぐ豊穣祭の日なんですからね!」

「「そ、そうでした…」」

説明しよう。

豊穣祭とは読んで字のごとく、一年の実りに感謝するための祭りである。

稲荷神社は稲作や農業と深いかかわりがあり、そういった食糧生産者たちから

神への感謝の意を伝えるために開かれるのが『豊穣祭』なのだ。

「そういうわけだから二人とも、準備よろしく頼んだわよ」

「「へーい」」

 

…境内、鳥居前。

「でもさあ唯ちゃん」

「ん?」

「この神社って結構しょっちゅうお祭りしてるような気がするんだけど」

「まぁ、由緒ある神社ですからねえ。一年中いろいろと忙しいのよ」

「へー」

すると、そこを通りかかったのはシンシアとテムナの天満橋母娘。

「よ!唯ちゃんに和美ちゃん!」

「何してんのこないなトコで」

「「あ、シンシアさんにテムナさん」」

「実はこれから豊穣祭の準備で…」

「そうそう、なぜかあたしも一緒に手伝ってるのよねw」

「シンシアさんたちは?」

「もちろん屋台の準備や。もちろんミーアたちも屋台出すコトになってんねんで」

「せやせや!」

「「屋台…」」

 

突然、目の色を変える唯と和美。

「(ねえ和美ちゃん、やっぱりお祭りといえば屋台メシじゃない?)」

「(やっぱりいつの時代も祭りと言ったら…よねえ?w)」

「「(フッフッフのフ)」」

その怪しい光景を見たシンシアとミーアはたじろぐ。

「(しもた、こいつらには何度もエラい目に遭わされてんねやった!)」

「(せやな母ちゃん…)」

するとその時である!

「ぎゃっ!」

「へぶ!?」

突然頭を殴られる唯と和美。

 

「なによからぬ事考えてるんだい…?」

「げっ、お天さま!?」

「げっ、とは何だげっ、とは。巫女の仕事ほっぽって屋台巡りなんて考えてるんじゃないだろうね」

「…どうしよう和美ちゃん」

「…どうって…言われてもねえ…?」

「…とにかく!愛にも釘刺しといたけどくだらないことは考えないように。神様(あたし)はお見通しだからね!」

「「はーい…」」

 

結局この二人は食うことしか頭にないのか…。


 
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