今は昔。時は1911年。
天空駅前にて天空電気軌道の開業式典が行われた。
和太鼓が打ち鳴らされ、歓声が響くさなか、祝賀電車がゆっくりと動き出した。
「始まりましたね、社長」
「…ああ。この小さな街にも新しい時代が訪れたのだ」
一番電車には初代天空電気軌道社長・山家陣祐が同乗していた。
「この小さな電車が、この天空という街をどこまで育てていけるかが腕の見せ所だな」
すると、突然後ろから若い女性の声が。
「あ!もしかして山家陣祐さんですか!?」
「な、なんだ君は!?…見たこともないお嬢さんだ」
「その電車って天空電鉄ですよね!ほら、こうなってるんですよ!」
その少女…砥部おれなは、学生服の懐からスマホを取り出すと、一枚の写真を見せた。
「に、2015年9月XX日…み、未来から迷い込んできたと言うのかね君は!!」
「せ、先生落ち着いてください!落ち着いて…」
「あ、あぁ。少々取り乱したようだ。しかし君は…」
と、陣祐が訊ねようとした時には、おれなの姿はなくなっていた。
「っていない!?一体どこに行ってしまったのだ!?」
…2015年、北岡光太郎の家。
「…と、言うわけで電車に乗ってたら昔に行っちゃったみたいでwww」
「どこのバックトゥザフューチャーですかそれ」
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もう一体何者なんだこの娘www
■出演
(2015年)
光太郎:http://www.tinami.com/view/789157
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