No.752571 恋姫天下統一伝 2-42015-01-19 23:44:01 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:1021 閲覧ユーザー数:982 |
第四話『黄巾賊征伐』
黄巾賊の征伐に備えて一ヶ月が過ぎてその間賊の出現は一切なくなっており、信助はそれを嵐の前の静けさのように感じていた、そして今日…洛陽から朝廷の使いがやって来た。
「…ついに来たか…将全員に召集をかけてくれ!これより、緊急の評定を開く!」
「はっ!」
近くにいた足軽に詩乃達を召集するようと指示し、半刻もしないうちに全員が集まり、信助は全員の顔を見て話を切り出した。
「これより、緊急評定を開く、皆も薄々予想しているだろうが…ついに、洛陽の朝廷から黄巾賊の討伐の檄文が届いた」
全員が薄々と気づいていた顔をだったが信助が黄巾賊の討伐というと顔を引き締めた。
「これより、我々は朝廷の要請に参じて近畿に蔓延る黄巾賊の征伐に乗り出す!今から征伐に付き従う者を言う、参謀は詩乃、補佐には義之をつける、武将は香風、それと和人、最後に総大将として俺も向かう!」
「俺か!?俺より、明日奈の方が…」
「明日奈にはこの城の守備を任せる…それに和人の方が腕がたつと聞いているぞ」
「うっ…わかった」
詩乃達から聞いていた情報を言ってみたら和人は図星のようで戸惑っていたんだが渋々と了承した。
「弟くん、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ、もしかしたら他のみんなも見つかるかもしれないから見つけたら連れて帰る」
義理の弟である義之の初陣が心配な音姫は義之に大丈夫かを聞くと義之も決意を来ている瞳で
「うん、気を付けてね」
「呼ばれた、以下のもの達は8000の兵を引き連れて近畿の室町に陣を敷く!呼ばれなかったもの達は城主の明日奈に美濃を一任するのでそれにしたがってくれ、以上、一同大義!」
評定が終わり、明日には準備が完了し室町に向かう準備が最終段階に入る中、その夜、信助はお茶をのみながら悠々と丸い月を眺めていた。
「信助様?」
そこに準備のために先程まで政務をしていた雫が屋敷に帰ってきて月を眺めている信助に気づいて近づいてきた。
「雫か、夜分、御苦労様」
「いえ、明日、戦に出られる信助様のことを考えれば私など…」
「雫達が準備してくれるから、俺たちは安心して行けるんだ」
「信助様…今日もいいですか… 」
「わかった」
そして二人は屋敷の奥…信助の寝室に入っていった。
翌日明朝、美濃の城下町の前では8000の兵が集結しているのだが、義之と音姫がまだ来ていなかった。
「遅いな…何してるんだか…由夢なにか知らない?」
「知りません、あんな兄さんやお姉ちゃんなんて…」
義之達が遅れていることに疑問に覚えて同じ屋敷にすむ由夢に聞いてみたが彼女は頬赤くして赤らめていてその上知らないと否定していた。
「す、すまん!遅れた!」
慌ててはしって来たのは義之と音姫であり一緒に走ってきていた。
「駄目だよ~遅れてきちゃ」
「すみません、少し…//」
少しといったとたん二人の顔が赤くなったがそれにきにする、余裕もなかった。
「義之、早くこの馬にのれ」
「おう」
そういって馬に乗馬して信助は留守組の雫達を見る。
「それじゃあ、義父上、雫…俺達が留守の間は稲葉山城を頼む」
「うむ、任せておけ、それともし織田にあったらよろしくといっておいてくれ」
「わかりました、全軍!京の都!二条城に向かって行軍開始!」
そうして、信助の号令により室町に行軍が開始して、信助達が先頭に8000の兵と共に西へと進んでいくのであった。
おまけ
信助達が室町に向かってから少ししたことのこと道三は城へと戻って他のもの達も自分の仕事に戻ろうとしていたとき、由夢は姉である音姫にこんなことをいった。
「お姉ちゃん、昨日は余程…楽しかったんだね~」
「ゆ、由夢ちゃん!?あのその…」
由夢がいったことにより、顔を真っ赤にしてあわてふためく音姫に回りの明日奈達も立ち止まって音姫達に向く。
「音姫、どうしたの?」
「いや、その…」
「結城先輩は気にしなくていいですよ、お姉ちゃんと兄さんが昨晩はめをはずしただけですから…」
「だ、だって…命懸けの戦いに出るんだよ…だから…その…つい…勢いで…////」
だんだんと真っ赤になっていく音姫をみて明日菜も察したらしく、頬赤くする。
(音姫も…してたんだ、あぅ~私もキリトくんとしてたから人のこと言えないけど…)
それから少ししてから冷静になって政務に戻った。
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色んなアニメキャラが出てきますが、舞台は三国と戦国の融合した世界です コメントなんかを受け付けています