No.735932

真恋姫無双幻夢伝 小ネタ6『Land Fishing』

いつも通り次章の前に小ネタを挟みます。真桜と沙和、そしてアキラがバカをします。

2014-11-08 18:46:17 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1965   閲覧ユーザー数:1825

   真恋姫無双 幻夢伝 小ネタ6 『Land Fishing』

 

 

「……何やっているのだ」

「釣りなの」

 

 訓練場の片隅に奇妙な光景が広がっていた。凪の目の前では、真桜と沙和が茂みに隠れていた。

 ところが“釣り”と言っているのに彼女たちは釣竿を持ってないし、なによりこんなところに川や池なんて存在しない。

 

「釣りとは、一体?」

「釣りというよりも罠やけどな」

「もうかかっているの」

 

 2人はブイサインを作る。視線をずらすと、茂みの向こうには巨大な穴が開いており、その穴の端には恋が、しゃがみ込んでその中を覗き込んでいた。中に何かあるのだろうか?

 

「ああ、そうだ。関係のない話になるのだが」

「なに?」

「私の下着を知らないか?どうも足らないのだ」

「じゃあ、関係のない話じゃないの」

「……はあ?」

 

 

 

「ああ!凪!良かった、助けてくれ!急にこんな穴に落ちちゃって、上がれないんだ。恋も全然動いてくれないし。えっ?その手に持っているものは何だって?……まあ、それはいいじゃないか。早く上げてくれ」

 

「……なんで手が光っているんだ?もしかして、これってお前の」

 

「しょうがないじゃないか!男だったら誰だって拾ってしまうさ!知っているんだぞ!お前だって時々俺のベッドに寝転んで」

 

「待て、話せばわかる!頼む!止めてくれ!こんな逃げ場のないところでやられたら……おい!恋!どこに行くんだ!や、やめろ!」

 

「うわあああああああああああああ!!!」

 

 

 

 汝南の上空、大きな土埃と小さな布切れが宙へと舞った。

 そして勿論、真桜と沙和もお仕置きされた。

 


 
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