清ら水の乙女、スグリははじめて食べたホットドックの味が忘れられない。
それはあつあつに焼け焦げたパンに・・・(おそらく適当に焼いたから)
肉汁したたる、合成ソーセージ・・・(天然肉よりも安いから)
そして、野菜(その辺で作ったもの)
素晴らしい。
アメリカ流。素晴らしい。
人工的なホットドック。
さすがに、清ら水の乙女。といえども空腹には勝てない。
大人になった、スグリはオフィスでの仕事を終えると、
友人たち、ユンファ、トーラ。スグリの三人は、ホットドック屋に行くのだが。
8%!!?
ホットドックが少しずつ小さくなっているような気がするが。
それは、たとえるなら、パン屋の1ダースと同じものであろう。
が、はじめて食べたホットドックの味が忘れられない。スグリには、その程度で、十分に幸せなのである。
小さな器に、大きなものがやどる。
ホットドック、ココア、コーヒー。冷たい水。
そして、わたしたちに。
はじめて食べたもの。はじめて吸った息。今日も惑星に風がふく。
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スグリははじめて食べたホットドックの味が忘れられない。