一刀「・・・・・ここまで逃げれば、もう誰も追ってこないか」
荊州、襄陽の建平、ここに沿って流れる長江の河岸まで一刀は逃走していた
かつては、この襄陽が荊州の中心的な都市だったが、今では天角が取って代わりつつある
しかし、この荊州全体の事を考え、州全体の治安体勢を均等にし、人が天角に集中し過ぎるのを抑えているため襄陽の賑わいは今までと遜色ない
人がなるべく通らない所を探し当てて、一刀は川辺に座り込んだ
雷刀(よう俺、随分とあっけない幕切れだったな)
一刀「(・・・・・雷刀)」
そして、問いかけてくる裏の自分
雷刀(流石のお前もショックか?いままで仲良くやってきた仲間の豹変ぶりには・・・・・だがな、これが最も自然な事なんだよ、もともとこの世界に北郷一刀なんて人物は存在しないんだからな)
一刀「(・・・・・・・・・・)」
雷刀(これで北郷一刀の名は歴史に残らない、その点に関して言えばお前も安心だろう、お前がこの世界に残したオーバーテクノロジーは・・・・・この国の歴史を考えれば、残る可能性は殆ど無いか)
そう、中国は一つの王朝が滅びる度に、その王朝が作り上げたものは全て打ち壊されるのである
華琳は、そういったものを残すことに意欲的だったようだが、この世界の歴史の流れは史実のそれと大差ないので、あまり意味はないだろう
雷刀(お前が今までしてきた事を考えれば、当然の帰結とも言えるがな・・・・・で、これからどうする?自首でもして処刑されるか?)
一刀「(・・・・・・・・・・)」
雷刀(まぁなんにせよここら辺が潮時だな、もうお前に出来ることは何もないし、してもならないんだよ・・・・・これ以上歴史に干渉するのは止めて大人しく消えていくんだな)
そして、雷刀の声は聞こえなくなった
一刀「・・・・・・・・・・」
長江の川岸に一人寂しそうに座り込む一刀
虚ろな目で見つめる長江の水面に川イルカが跳ねた
川イルカが跳ねる度に、その真珠の様な肌が空気に晒される
水飛沫が舞い上がり太陽の光を反射させ生命の息吹を感じさせる
一刀「・・・・・本当に・・・・・綺麗だな・・・・・」
この時代に来て川イルカを見ることが出来たのは幸運といえよう
一刀が暮らしていた時代では、中国の川イルカは絶滅してしまっている
人の活動によって蝕まれていく地球、悪化していく生態系
そう考えると、自分が行ってきた事は、将来この地球上の絶滅動物を増やしてしまうだけの愚行のような気がしてくる
その時
一刀「・・・・・管輅か」
管輅「っ!!?・・・・・よく分かったわね」
一刀「そりゃあな、前に二回も後ろを取られているからな、流石に三度目はありえない」
背後には、三国同盟締結時以来一度も会っていなかった管輅がいた
しかし、一刀は振り返ることなくそのまま言葉を紡いでいく
一刀「で、何しに来たんだ?他の世界の管理で忙しいんじゃなかったのか?」
管輅「この外史も私の管理担当の一つですもの、たまには顔を出さないとどこまで状況が進展しているか分からないわ」
一刀「そうか・・・・・」
管輅「・・・・・聞かないの?この世界の人々が貴方のことを忘れてしまった理由を」
一刀「聞いてどうなる、これが歴史からの制裁だっていうなら・・・・・これも一つの償いだって言うなら、受け入れてみせるさ」
管輅「抗ってみないの?私としては、貴方の足掻きをもう少し見てみたいんだけど」
一刀「これも、俺が今までやってきた事のツケだ、文句を言う筋合いはない」
管輅「そう・・・・・それで?貴方はこれからどうするの?そうして何もしていないで座り込んでいるつもりなの?」
一刀「・・・・・俺は・・・・・これからは、この世界の歴史に一切干渉せずに生きていく、今後人との接触を一切絶ち、山の奥で自給自足の生活をして、そこで最後の時間を過ごすさ」
管輅「随分とつまらないことを言うのね、もうちょっと気概のある人物だと思っていたけど、私の買い被りだったかしら?」
一刀「買い被りだよ、知っているだろ?俺は元々強くもなんともない、どこにでもいる一般人だって」
管輅「本当にそれでいいの?あなたは、心の底からそれを望んでいるの?」
一刀「誰も殺さず、死なせずに生きる事が出来るんだ・・・・・これほどの贅沢があるもんか・・・・・」
管輅「・・・・・・・・・・」
そして、結局一刀は一度も管輅の姿を見ることなくその場を去って行った
管輅「・・・・・行ってしまったけど、これでよかったの?」
貂蝉「今は、そっとしておいた方がいいわ・・・・・」
卑弥呼「うむ、漢には時に一人きりになりたい時があるものだ・・・・・」
彼女の後ろに、ビキニ姿のガチムチ怪人二人組が現れる
管輅「どうやら、貴方達が入れ込むほど、北郷一刀という人物は大した人間じゃなかったみたいね」
貂蝉「仕方ないわよ、あのご主人様はそれくらい多くの人々を、その手に掛け過ぎているわ・・・・・」
卑弥呼「うむ、一人で百万の人間を殺したなど、それだけでも廃人になっていてもおかしくない、むしろここまでもったことが奇跡と言えるくらいだ・・・・・」
管輅「・・・・・それにしても、あの二人にも困ったものね、邪魔が入らないように幾重にも鍵をかけておいたのに」
貂蝉「左慈ちゃんも于吉ちゃんも、自由の為に戦っているものね・・・・・」
卑弥呼「うむ、そこは否定できん、私達はこれを運命と受け入れているが、この現実を受け入れることが出来ない者もいるのもまた事実だ・・・・・」
管輅「まぁ外史の管理者なんて、同じような物語を永遠と繰り返し見ていく骨の折れる仕事ですもの、自由になりたいと思う気持ちも分からなくはないわ・・・・・」
貂蝉「私達にも人生はあるもの・・・・・仕事ばかりの人生なんて、ストレスが溜まるだけよ・・・・・」
管輅「・・・・・それで、北郷一刀には左慈と于吉の事は言わないの?」
貂蝉「それは、今後の左慈ちゃん達次第ね」
卑弥呼「まぁ、あの二人がこれだけで済ますはずがないだろうがな」
管輅「そうね・・・・・三国が統一される寸前で、この外史も佳境に入って来ているから、今更待たなくても自身で手を下すことも出来るわ」
卑弥呼「すぐにでもご主人様を殺しに来るかもしれんな・・・・・しかし・・・・・」
貂蝉「ええ、あのご主人様がそう易々とやられるとも思えないわね」
管輅「私が後ろから近付いて気付くことが出来るくらいですもの、相当に手を焼くでしょうね・・・・・」
そして、一刀が天角から逃走して三日目
華琳「どうかしら、もう手配書は出来上がったかしら?」
桂花「はい、後は三国にばら撒くだけです」
穏「それにしても凄いですね~、こんな短期間でこれだけの手配書ができるなんて~」
朱里「はい、これは我が国でもぜひ取り入れたいです」
天角の瓦版屋には、この国の文字が一つ一つ丁寧に彫られた印が厳重に保管されている
それに墨を塗り専用の型枠にはめて紙に押していけば、筆で字を書いていくよりも遥かに早く手配書を量産できる
木彫りで木板を彫れば、人の似顔絵も量産できるようになっていた
いわゆる、木版印刷である
雪蓮「それにしても、やっぱりいい男よね~♥殺しちゃうのは勿体ないわ♥//////////」
手配書に印刷された一刀の似顔絵を見て雪蓮はうっとりしていた
桃香「それにこの右頬の十字傷が良いよね~♥//////////」
天和「うんうん♪凄く綺麗な顔だし、この人なら私のお婿さんにしてあげてもいいかも~♪」
小蓮「あ~~~!!シャオが先に目を付けたんだからシャオのお婿さんだよ~~!!」
沙和「シャオちゃん、絶対に許さないとか、逃がさないって言ってたくせに~」
小蓮「え~~~、シャオそんな事言ってないも~~~~ん♪」
蓮華「シャオ・・・・・王族は、一度言ったことを曲げることは許されないのよ・・・・・」
手配書の似顔絵を見て一瞬で心変わりをした小蓮に蓮華は呆れていた
雪蓮「・・・・・ねえ、この賞金ってあたし達も貰えるの?」
斗詩「え?はい、例え役人でも賞金首を捕まえさえすれば、賞金は授与される決まりです」
霞「なに!!?それならウチがも~~~らいっと♪きっと浴びるくらい酒が買えるんやろうな~~♪」
祭「聞き捨てならんな、ワシが貰う♪」
桔梗「それはワシの台詞じゃ♪」
星「面白そうだ、私も負けていられないな♪」
三国を代表する酒豪達が次々と賞金稼ぎにエントリーしていく
そんな中
杏奈「~~~~~~~っ!」
風「・・・・・あの~杏奈さん、どうしたんですか~?」
亞莎「はい・・・・・三日前から様子がおかしいですよ・・・・・」
そこには、左目を抑え苦悶の表情を浮かべる杏奈がいた
恋「・・・・・杏奈、大丈夫?」
杏奈「大丈夫ですぅ・・・・・ちょっと、左目に違和感があるだけですからぁ・・・・・」
稟「しかし、辛そうですよ、杏奈殿・・・・・」
雛罌粟「華佗さん、杏奈さんを診てあげてください」
華佗「俺も杏奈の様子がおかしいのは分かっていたが、杏奈から病魔は全く見えないんだ・・・・・」
菖蒲「それはどういうことですか?」
華佗「分からない、杏奈が苦しんでいるのは、何か別の原因があるんだろう・・・・・違和感を感じたのは三日前からなんだよな」
杏奈「あ、はい・・・・・あの城に侵入してきた人に会う前から・・・・・朝起きてからですぅ・・・・・」
穏「ということは、あの侵入者さんは関係ないということになりますか~」
詠「それは分からないわよ、いつから侵入していたかにもよるんだし」
雫「ということは、杏奈さんの体調不良はあの人が関連しているということですか?」
麗羽「ますます許せませんわね、賞金の金額を上げてはいかがですか?」
華陀「いや、それは無いだろう」
柊「え?どうしてそんなことが言えるんですか?」
華佗「俺もあいつを一瞬だけ見たが、あいつは杏奈をこんな状態にできる技を持っているとは思えないんだ」
純夏「そんなの分からないじゃない」
華佗「理由はそれだけじゃない・・・・・俺も最近気付いたんだが、俺達の周りに微量だが邪気が漂っているんだ」
華琳「なんですって?」
凪「はい、それは私も感じていました、薄らとですが確かに見えます」
焔耶「それも、あいつがやったことではないのか?」
華佗「ありえない、あいつが最後に発した氣は間違いなく陽の氣だ」
桃香「うんうん、凄く暖かくて綺麗だったもんね♪」
思春「その邪気の原因は分からないのか?」
華佗「ああ、何せ微量だからな、どこから流れてきているかも分からない・・・・・」
杏奈「うう・・・・・ううぅぅぅ・・・・・」
明命「あ、杏奈さん!大丈夫ですか!?」
今度は頭を抱え、杏奈はその場で蹲った
雛里「杏奈さん!?」
月「だ、大丈夫ですか!?杏奈さん!」
雫「すぐに布団を用意します!」
華佗「徐栄、張済、担架を持ってきてくれ!」
徐栄「はっ!」
張済「杏奈殿、こちらに!」
担架に乗せられ運ばれていく杏奈
そんな状況下でも杏奈は考えていた
杏奈「(私は・・・・・あの人を知っている?・・・・・)」
自身の中の何かが、訴えてくる、叫んでいる
左目の金色の瞳が疼きなんとか思い出そうとするも、頭痛により記憶の扉が強制的に閉じられイタチゴッコに終わってしまう
杏奈「(うう・・・・・私は・・・・・私は・・・・・うあぁぁ・・・・・)」
頭痛により、杏奈の意識は徐々に闇に沈んでいくのであった
左慈「どうだ、この外史の人形の記憶は操作できたか?」
于吉「まぁ、なんとか・・・・・」
泰山の頂にある神殿にて外史否定派の神仙達が会議をしていた
左慈「しかし、調べてみるとこの外史の北郷は、寿命があと5年と無いそうじゃないか、このまま放っておけば、この外史は自然に消滅するだろう、わざわざこんな事をしてまでこの外史を破壊する意味があるとは思えないぞ」
于吉「そう単純な問題でもありません、すでにこの外史を起点として新たな外史が誕生しようとしていますからね、北郷が死ぬまでの5年間でそれらの外史は完全に形成されてしまうでしょう・・・・・それとも、これ以上強い北郷一刀が量産されてもあなたは構わないのですか?」
左慈「いいわけないだろう!!・・・・・しかしどうなっているんだ?計画では、北郷どころか三国同盟を締結させたことも忘れさせ、仲違いをさせるはずだった、だが消すことが出来たのは北郷の記憶だけだ、これはどういうことだ?」
于吉「私達の力だけでは、これだけ広い範囲一篇にそこまでの術は掛けられません・・・・・太平要術があれば何とかなったのですが、残念ながらこの外史の太平要術はすでに北郷一刀によって処分されてしまっていますから、そこまでの記憶操作はできません」
左慈「ちっ・・・・・まあいい、北郷を孤立させることには成功したからな」
于吉「こういった手もありなんでしょうが、彼女達を操って一気に北郷を殺してしまえばいいのではありませんか?」
左慈「意味は無いな、北郷の記憶を無くしたあいつらは、実際に北郷を殺そうとして殺せなかった・・・・・悔しいが、この外史の北郷の実力は本物のようだ」
于吉「確かに・・・・・」
左慈「まぁいざとなれば、俺が直接手を下すまでだ」
于吉「気を付けてくださいよ、今さっきあなたは言ったばかりですよ、この外史の北郷の実力は本物だと」
左慈「チートの北郷の相手は、今まで何度もしてきた・・・・・あの始まりの外史から俺の腕がそのままだとでも思ったか?」
于吉「それはまぁ・・・・・」
一刀「・・・・・ふぅ・・・・・もう少しで完成だな」
現在、一刀は荊州、荊山の山奥にて屯田作業をしていた
自分一人だけが食っていく広さだけ土地を切り開き、小川から水を引いて田畑に流し込む
すでに田畑の一角にはこれから暮らす為の木製の小屋があった
一刀「あとは、種を買って来て植えれば・・・・・お終いだな・・・・・」
この種の購入が人と触れ合う最後の機会だと思うと、憂鬱な気持ちになってくる
しかし、これでいい
この世界の歴史に一切干渉しないからには、これが一番の選択肢である
一刀「・・・・・・・・・・」
目を瞑り心を落ち着け、これからの生活に意思を向け、今までの生活と決別する事を心に刻む
その時
一刀「・・・・・っ!」
シュバッ!!
突然の背後からの攻撃に体が勝手に反応する
攻撃してきた人物の頭上を飛び越え後ろに着地する
左慈「ちっ!この一撃で終わらせるつもりだったんだがな」
于吉「やはり、一筋縄ではいかないようですね・・・・・」
一刀「・・・・・誰だ?」
左慈「ふん!貴様は俺の事を知らんだろうが、俺は貴様の面を嫌というほど見てきたぞ!」
于吉「お久しぶりですね・・・・・と言っても分かりませんか」
一刀「・・・・・・・・・・」
左慈「分かるはずがないだろう、何せこいつは「いいや、知っている」・・・・・なに?」
一刀「左慈と于吉だろ」
左慈「っ!!?どういう事だ、于吉!!?」
于吉「分かりません!この北郷が私達の情報を持っているはずがありません!」
一刀「答えは・・・・・管輅と言えば分るか?」
左慈「っ!・・・・・あの女め、余計な事を・・・・・」
于吉「そういう事ですか・・・・・」
一刀「かつて管輅が他の世界の場景を俺に見せた時、お前達の姿も見ていたからな・・・・・確かに俺とお前達に面識はないが、お前達は他の俺と何度も会っているんだろうな」
左慈「ほう、なら言ってやるか・・・・・どうだ?英雄王から一気に賞金首にランクダウンした感想は?」
一刀「・・・・・・・・・・」
于吉「流石のあなたも相当なダメージを受けたのではありませんか?なにせ今まで築いてきたものを全て壊されたのですからね」
一刀「・・・・・・・・・・」
左慈「おい、何とか言ったらどうなんだ!!?」
一刀「くくくく・・・・・」
左慈「あ?」
于吉「なに?」
一刀「ふふふふ・・・・・あ~~~~っはっはっはっはっは♪♪♪は~~~っはっはっはっはっはっは♪♪♪」
いきなり額を抑え天を仰ぎ見て盛大に笑い出す一刀
笑い過ぎによって、目の端に一粒の水滴が溜まっていた
左慈「な、なんだこいつ!?」
于吉「どうやら今までの権威を失っておかしくなったようですね」
一刀「いやいやいや♪・・・・・懐かしくて嬉しいんだよ、俺の世界の言葉で久しぶりにカンバセイションが出来た事にな、くくくく♪」
左慈「・・・・・・・・・・」
于吉「・・・・・・・・・・」
一刀「なぁ、もっと話そうぜ♪俺の世界の言葉でもっともっと♪」
左慈「ふざけるな!!!」
一刀「おっと♪」
怒り任せに放たれる左慈の右回し蹴りを一刀は余裕で躱した
一刀「こりゃ残念だ、もっと話したいのに♪」
左慈「俺達は、貴様と話す気など毛頭ない!!!・・・・・それにしても、さっきのはどういう事だ!?」
一刀「?・・・・・さっき?」
左慈「さっき貴様は、俺の不意打ちに反応した、俺達はここに転移した瞬間に攻撃をしかけた、躱せるはずがないんだよ!」
一刀「俺は以前、お前達と似たような奴に三回ほど同じ事をやられているからな、同じ技はもう通用しない」
左慈「ここでもあの女か!」
于吉「まったく、どこまでも我々の邪魔をするのですか・・・・・もっとも、彼女も北郷一刀がこの術に反応できるようになるとは思ってもみなかったのでしょうけど」
一刀「何だ?俺と話す気は無かったんじゃないのか?」
左慈「これが最後だ!!!死ねよ!!!!」
ドガキッ!!!
左慈「ごはああ!!!??」
于吉「左慈!!」
右回し蹴りで左慈は見事に吹っ飛ばされた
一刀「おいおい、大口叩いてその様かよ、これなら凪の方が強いぞ」
左慈「くっ!・・・・・馬鹿な、俺は今まで数え切れない貴様と戦ってきたのに、どうして・・・・・」
一刀「お前が戦ってきた俺がどんな奴で、どんな武器を持ちどんな技を使っていたかは知らないが、管輅は言っていたぞ、それぞれの俺は独立した俺だって、だったら俺と同じ技を使っている俺はいなかったんじゃないのか?」
左慈「・・・・・くっ!」
于吉「左慈、ここは退きましょう!この北郷は、我々が考えているより遥かに手強いです!」
一刀「いいぜ、何度でも来な、歓迎するぜ」
左慈「~~~~~~~っ!!その言葉を放ったこと、後悔させてやるぞ・・・・・」
そして、左慈と于吉はまるでカメレオンのように風景に溶け込むように消えていった
一刀「・・・・・残りの時間を過ごすには、いい暇潰しになりそうだな」
どうも、Seigouです
・・・・・左慈が雑魚扱いですね
なんというか左慈に申し訳ないような気がしてきました
しかし、パワーバランスはおかしくないと思っています
今の一刀は、例えるなら伝説のスー○ーサ○ヤ人
伝説のスー○ーサ○ヤ人は、確実にスー○ーサ○ヤ人3並のパワーがあるはずなのです
ですから、当時の悟○達がどれほど力を合わせて戦おうと絶対に勝てるはずがないのです
なのに勝てたのは、いわゆる主人公補正というやつなんでしょうね
今回は、逆主人公補正と言えるでしょう
ある意味今回の主人公は、左慈といっても過言じゃないかもしれません
どうか皆さんも左慈を応援してあげてください
では・・・・・待て!!!次回!!!
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神仙二人