次元震発生エリア
辺り一帯が海に囲まれた無人島は、普段の穏やかな風が吹かず。瘴気に包まれていた
小さな孤島を包み込む瘴気の中心には・・・魔神が鎮座している
闇の書の防衛プログラム
無限の再生能力を持つも、クライドとクライドの魔改造を受けたヴォルケンリッターの剛撃を持って爆砕されたナハトヴァールだ
だが、此処に居るナハトヴァールは違う
物理・魔法に絶大な防御力を誇る鋼の外殻に包まれた六本の脚と戦車の様な下半身
鈍い鋼色の外殻に、大地を引き裂く爪、その足は地盤を砕き、大地を揺らす
矢だろうが槍だろうがスターライトブレイカーだろうが貫けない巨躯の男神の上半身
蒼い肌に黒いライン、闇夜の様に暗い瞳
鋼の様な剛腕に、山をも殴り砕く手甲
そして男神の額から手首と下半身がくっ付いた成人女性位の体格を持つ女神
灰色の肌に血の様な真っ赤な無数のラインに、額と米神から突き出た赤黒い角と同色の瞳
下半身の多脚・上半身の男神・男神の額に居る下半身と両手の手首がない女神
それぞれが『リンカーコアを持つ三体の魔神』が合わさった魔神の中の魔神
そう、例えるなら・・・・ヤツの名は
魔帝 ナハトヴァール
無人島近海上空
一刀「おいおい、何だアレは」
クライド「コレは・・・僕達じゃないとタダじゃすまないね」
現場に付いた俺とクライドは驚いた
まさかこんな所で改変したツケが回って来るとは・・・・・と言うより
一刀「アイツ、特に上半身の男神が俺の事スッゲ~睨んでくるんだけど。俺ナニかしたか?」
クライド「僕は女神に睨まれているっていうか・・・・・頬を膨らませて拗ねてるっていうか」
一刀・クライド「・・・・・・・・倒すか」「・・・・・・・・倒そっか」
一刀「白鐘」
白鐘<standby>
クライド「グラーシア」
グラーシア<ready?>
白鐘・グラーシア<set up!>
男神『グォオオオオオオオ!!!(くたばれ種馬!!!)』
女神『クォ~!(私をダーリンのハニーにして~♡▽?)』
戦いが始まった!?byアサシン
一方某所では
はやて・すずか「「っ!何だろう?クライド(くん)に悪い虫(女)が付いている気がする」」
リンディ「エイミィ、アルカンシェルの発射準備を」
エイミィ「何故にっ!?」
電波?を受け取った女性と少女が三人痛そうな(誤字にあらず)
どうもクライドです
読者の皆様へ久しぶりに問題?(質問?)の様な物をだそうと思います
では逝きますよ?
クライド「どうしてこうなったの?」ナデナデ
??「クォ~ン♪」スリスリ♪
一刀「俺が聞きたいわ~!!」シュタタタタタタ
??『グォオオオオオオオオオ!(待ってぇ~んダ~リ~ンッ♡)』ドダダダダダ
一刀「クラッシュボール!」ゴゥ!
ドキャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!?
??『ブルワァアアアアアアアアアアア!!?』ボガァアアアン!
ドッシィ~ン・・・・・・
ホントに僕達はどうしてこうなってしまったのだろう?
まずは今の状況に至るまでの流れを離さなきゃね
デバイスを起動した僕と兄さん目掛けて女神と男神が先制攻撃を仕掛けて来たんだ
男神はその巨腕から降り抜いた拳圧の衝撃波と魔力の砲弾を撃ち出して来た
男神の額に居る女神は頭から生えた三本の角の先端から高速の魔力弾を連射してきた
男神の広範囲に影響のある攻撃とは違い、女神の魔力弾はかなり速い
フェイトちゃんのフォトンランサー以上の速度にリィンフォースのダガー並みのホーミング性能まで付いているんだ。紙一重で躱そうとすると確実に喰らってしまう
僕と兄さんは前後からの波状攻撃用魔法『シューティングスター』と『サンライトウォール』を僕の『氷河の槍』を投擲して動きを封じてから一時間くらい撃ち続けた
これは以前兄さんが考案した「ぼくのかんがえたかっこいいまほう!」を体現した物だ・・・・でも
実際にコレを見て喰らった僕からしてみればかなりエゲツナイ
何故かって?
それはね
ホーミング性のかなり高い連射性と弾速に特化した数十から数億単位以上にも及ぶ大小様々な魔力弾の壁を生み出すんだ
前も上も下も、右も左も全て魔導弾に埋め尽くされるんだ
そして相手目掛けてその星空の如く存在する全ての魔力弾が流れ星のように降って来るんだ
之を試しに僕が受けた時の感想を元に名前が付いた魔法『シューティングスター』
しかもこれの最も恐ろしい事は魔導弾一発一発が攻撃を回避しながら突っ込んでくるんだ
おまけに魔導弾を作る為の術式は意外に簡単なうえに、十個ぐらいならEやDランクの魔導師でもデバイスなしで使えてしまうんだ
それが対人・対地・対空・対艦・対要塞・対軍等の多種多様な相手に通用する万能型魔導弾
『シューティングスター』
そして今、僕と兄さんが使っているもう一つはシューティングスターの上位版である魔法
上位版魔法『サンライトウォール』またの名を太陽球
術者の周り、又は対象を中心とした三百六十度全てを包み、壁の様に迫り来る魔導弾っと言う事で名づけられたある種のチート魔法だよ
之の恐ろしい所は二つあるんだ
一つはさっき言ったように術者か対象を包み込んで波状攻撃してくる所にあるんだ
術者の場合は完全に孤立奮闘する際に使われる一騎当千の技
魔導弾で視界が無くなっても魔導弾の中にサーチャーを仕込んで状況を掌握
そして全体防御ともいえる状態で多数の敵を倒す
これがこの魔法の恐ろしい所
もう一つ
二つ目の恐ろしい所は対象を中心に囲んだ場合だね
対象は文字どうり逃げられない完全な袋小路に陥って。周囲を囲んだ魔導弾の餌食になるのを待つのみ
そしてこの魔導弾は一つたりとも同じ物はない
大小の様々な大きさから速度・火力・性能等全てが違い回避も迎撃も難しい完璧チートな魔法
シューティングスター同様、内側からは光の奔流が迫り来る事、外側からは光球が輝く様から太陽球と名付けられた
それを一時間も一切休まずに撃ち続けた
之を一時間も直撃し続ければいくら魔帝ナハトヴァールでもタダでは済まないだろう・・・・そう
僕達もタダでは済まなかった
俺とクライドが波状攻撃を止めると、辺り一帯の爆炎が充満し視界が悪い状態だった
ヤツのリンカーコアが三つともかなり弱っていることを感知した俺とクライドは警戒しつつほぼ崩壊してしまった無人島に降り立った
・・・ここからが俺達・・・イヤ、俺の悪夢の始まりだった
煙が潮風に流され晴れ来ると其処にさっきまで俺達が攻撃していたヤツがいなかった事に驚いた時
クライド「うわっ!?」ドサッ
クライドが驚いて尻もちをついていた、それはイイ、それイイんだが・・・・
一刀「・・・・・またか」はぁ
俺はため息を吐かざるをえなかった
其処に居たのは
クライド「ちょっ、何でえっと離れて?」
??「クォ~ン♪(イヤッ♪)」フリフリ
さっきまで男神の額に居たと思われる女神が抱き着いていたからだ
だが問題はそこじゃない『えっ?違うの?△?』
ああ、違う・・・・問題は
一刀「なんで人魚になってんだぁああああああああああああああああああ!!!?」
アサシン『なっ・・・・・・なんだってぇええええええええええええええ!!!?』
そう、女神の下半身には人魚特有の桃色の大きな尾ひれが、手は人間の様だが水かきがある
褐色の肌、深紅の瞳と腰よりも長い黒髪、そして無垢な少女を連想させる童顔
仮定として成人女性の様になった女神がクライドを押し倒して抱き着いていたのだ
・・・・・何故こうもシリアスがブレイクされるのだ?
俺がこの惨状に嘆いて頭を抱えていると、後ろから何かが近づいてきた
この時ほど俺は自分の選択を公開したことは無い
何故かって?それはなあ
一刀「ッ真っ白い肌なのに筋肉ムキムキ・銀髪・金と赤のオッドアイ・さわやか系美少年六本腕の阿修羅ホモ野郎が居たんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
そう、二次創作作品でよく使われる銀髪(金髪)イケメンオッドアイな自称オリ主(笑)くんみたいな筋肉モリモリな六本腕阿修羅?みたいなやつの掘られそうになったからに他ならない!!
そして俺の後ろの処女を掛けた鬼ごっこを繰り広げたのだ
クライド「以上が僕等が陥っている現状までの道のりでした♪」
一刀「そしてはぁはぁ・・・・冒頭にはぁはぁ・・・・戻るぞ?」
一刀「っで、コレとお前に引っ付いているマーメイドはどうする?」
クライド「どうするもこうするも此処に置いては行けないでしょう?」
一刀「となると教会に連れて行くしかないか・・・・・はぁ~」
一刀「とりあえず直接転移するぞ?武蔵」
武蔵『御呼びでしょうか?以上』
一刀「俺達の現状を見ていたな?」
武蔵『ジャッジ、一刀の後ろの処女は私の物です・・・以上』
一刀「そう言う事言ってんじゃねぇ!・・・・まぁいい、教会に直接飛ぶソッチは任せた」
武蔵『Judgement(ジャッジメント)』
俺はこの異変の観察を武蔵に任せて男神を足で蹴飛ばし、クライドはマーメイドになった女神に抱き着かれながらも魔法陣に入って教会へと向かった
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
なのは?シリーズで最も訳が分からなくなった話となりました
最早軌道修正など不可能なほどに滅茶苦茶デス
誰か何とかして(号△泣!?)
次回辺りでこのBOA編も終わろうと思います
次回のなのは?シリーズ第四作目であるGOD編はまだ全然書けていません(危△機)
ですので少し番外編、又は新たな外史へと渡った一刀を書こうかな?と思っています
BOA編が終わって少しした頃にアンケートを取ろうと思います
では次回予告を
次回 真・恋姫なのは? 消えぬ闇の欠片編 第二十二話
再びの平穏と束の間の別れ
ではでは
再来~~~
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破壊と混沌を望むマテリアルズと少女達がぶつかる頃
一刀とクライドは
魔神ナハトヴァールと