No.627099

一刀の晋王転生録 第六章二十七話

k3さん

荀彧は策を用いて、袁紹隊と馬超隊を攻略しようとする。袁紹の取る行動は?

2013-10-11 20:20:02 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2919   閲覧ユーザー数:2365

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

  第二十七話

   「汜水関の攻防 痛恨の誤算」

 

 

 汜水関に到着した荀彧は陣を整え早速袁紹を挑発、反応を待つ。

 

 少しすると、袁紹隊は彼女の思惑どうり打って出る。

 

「季衣、しばらく任せたわよ!」

 

「うん! 分かった!」

 

「念の為に言うけど、馬超が現れても我慢しなさい」

 

 許緒もまた親友の典韋を敵に殺された経緯を持っていた。だが、夏候惇と違って、時間が幾分か多く経っている事、そして典韋の仇

 

を討つというより、彼女の分まで曹操を守るという信念で動いていた。その為、荀彧は夏候惇より許緒を選んだ。

 

「分かってる! だから此処は任せて!」

 

「ええ、期待しているわ!」

 

 荀彧は期待どうりの返事を貰ったことで行動を開始する。

 

 彼女の策とは、まず袁紹隊に打って出させる。そして袁紹隊を許緒隊が囲んで矢などで迎撃。袁紹隊が危機に陥れば、汜水関に残っ

 

た者達は流石に彼女達を救いに出てくるだろう。その隙に汜水関を奪取。最後は奪った汜水関から、許緒隊との挟み撃ちの形で袁紹隊

 

を壊滅させるというもの。

 

 許緒は計画どうり、袁紹隊を囲んだ。そして彼女達を攻撃。

 

(さぁ、どうするの? 馬超?)

 

 そして予想より遅くはあったが、荀彧の狙いどうり馬超隊は袁紹隊の救出に向かう。

 

(今よ!)

 

 そして、荀彧は汜水関に突入した。

 

 だが、そこで奇妙な光景を目にする。

 

(守備兵が居ない?)

 

 荀彧は少し悩むが、ある可能性に気付くと納得する。

 

(成程、袁紹隊が囲まれた時に此方の意図に気付いたのね。確かにその時点で気付いても遅い、後は袁紹隊を救いに言って汜水関を捨

 

てるか、袁紹隊を見捨てて、汜水関を守るかしかない……馬超の性格を考えれば前者を選ぶでしょう。そして汜水関を捨てるとなれば

 

守備兵を置かず、全ての兵を袁紹隊を救い、虎牢関に退くことに使った、て訳ね)

 

 荀彧は敵の判断に関心しながらも、汜水関の制圧作業に写る。

 

 その最中だった。異変が起こったのは。

 

「え?」

 

 異常な熱気を感じ、その方向に振り向く。そして驚愕する。何と、汜水関が激しく燃え上がったのだ。

 

「う、嘘でしょ……」

 

 急いで兵達に鎮火の指示を出す。

 

「だ、駄目だ!? うわ!」

 

「あ、あぢぃ!」

 

 しかし、それでも炎は消えない。

 

「そ、そんな……か、華琳様……申し訳、ございません……」

 

 そして程なくして、荀彧も業火と化した炎によって焼きつくされた。


 
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