No.626806

一刀の晋王転生録 第六章二十六話

k3さん

魏は晋に戦いを挑む。はたして彼女達の取る行動とは?

2013-10-10 19:27:45 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2415   閲覧ユーザー数:2043

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

  第二十六話

   「汜水関の攻防 荀彧の自信」

 

 

 魏、襲来。

 

 その事を知った一刀は、成都にいる仲間を集め、早急に軍議を始めた。

 

 その結果、益州には江里香、理奈、澪羅、綺羅が残ることになり、一刀は瑠理、闇那及び、董卓軍をつれ、急ぎ洛陽に戻る。袁家軍

 

と馬超軍が持たせている間に辿り着く為に。

 

 汜水関の周辺にて魏軍は一時待機し、軍議を始める。

 

「華琳様、ここで勝利しても恐らく司馬昭率いる本隊と戦う事になるでしょう。その事を考えるとここで戦力を消耗する訳には行きま

 

せん。ここは策を用いて一気に片付けるべきだと思います」

 

「尤もね。で、何か策はあるの? 桂花?」

 

「勿論です。私に任せてくだされば、必ず成功させます」

 

 荀彧は自信を持ってそう答える。彼女のその根拠は、袁紹の存在だ。彼女は袁紹については良く知っていた。彼女は元々過去に袁家

 

に仕えようとしていたが、袁紹の人格をよく調べてみた後、天下を取れる器では無いと知り、彼女に仕えるの止める。実際に荀彧の予

 

想は当たり、袁家は一度滅んでいる。その事もあり、荀彧は袁紹に罠を嵌めさせるのは容易いと思っているのだ。

 

「分かったわ、では誰を連れて行きたい?」

 

「季衣をお借りしたいと思います」

 

「ちょっと待て! どうして私では無いのだ!」

 

 荀彧の答えに夏候惇は文句を言う。

 

「今のあんたが居ると策を成功させる事が出来ないと思っているからよ」

 

「何だとぉー! どういう事だ! 秋蘭の仇を討てるかもしれんのに!」

 

(だからお断りなのよ!)

 

 夏候惇の反応は荀彧の予想どうりだった。今の彼女の様子を見る限り、妹を殺した袁家と対峙した瞬間、何も考えずに突撃してしま

 

うだろうと想像するのは簡単だった。

 

 その荀彧の心理を察した曹操は彼女の要望に応える。

 

「分かったわ……貴女には季衣を付ける」

 

「か、華琳様!?」

 

「春蘭、貴女は私と此処で待機よ」

 

「し、しかし!」

 

「命令よ」

 

「! しょ、承知しました……」

 

 流石の夏候惇此処で引き下がり、軍議は終了する。

 

(袁紹なんて私の敵じゃないわ! 見ていてください華琳様! 必ずやご期待に沿います)

 

 荀彧は許緒を連れ、勇んで汜水関に向かう。

 

(あの女なら自尊心を逆撫でさせれば間違いなく打って出てくる。それで罠に嵌めればお終いよ!)

 

 荀彧はそれを前提とした策を練っていった。


 
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