僕が八神家で住み始めてしばらくたった
初めの頃はヴォルケンリッターの皆に常識を教えたりして過ごし
僕とはやてで。皆の服を買いに行ったり
シグナムと初めて会った日に約束した手合せをしたり
シャマルの料理を食べて皆ではやてが御世話になっている病院に運び込まれたり
ザフィーラがご近所の子供達に大人気になって、モシャモシャになって帰って来た日は。ヴィータと一緒にお腹を抱えて笑い転がったり
ヴィータは、はやてと僕が買い物に行った時に買ってきた、ウサギのヌイグルミに喜んでくれたりと
平穏な日々が過ぎて行った・・・・・・だが
やはり世界は彼女達を苦しみの道を歩ませる
兄さんとは学校でよく情報のやり取りをしている
今回はやての病気が悪化したことも話した
おそらく今日、彼女達が動き出す。計画にずれが生じるけど兄さんは僕の行いを了承してくれた
一刀『クライド、大分予定とは違ってしまうが。気にしなくていい』
一刀『今クライドがやろうとしている事が、今後の未来が予測できなくなってしまうかもしれない・・・だがな?』
一刀『目の前で苦しんでいる友を助けない者は、俺達の中に居ない、居てはならない』
一刀『迷うな、進め!停まるな、進め!振り返るな、進め!』
一刀『今の汝の行いこそが。我等の存在する理由なのだから』
一刀『お前に、神のご加護を・・・・・・・・・・・しっかりやれよ?我が賢弟』
・・・・やっぱり兄さんには敵わないな
さてと!
兄さんの許可も取れた事だし。やりますか?!
今はお昼を廻った頃かな?
僕は今、はやてが居る病室に来ている
クライド「本当に大丈夫かはやて?」
はやて「もう、皆心配性やなぁ。大丈夫やって!ちょ~っと胸が痺れてるだけやって」
クライド「胸が痺れるって大丈夫に聞こえないんだけど・・・・・・・はやて」
はやて「ん?何やクライド」
クライド「今後はやてに何が起こっても僕は君を守る事を約束するよ」
はやて「・・・・・ぷっははははははは♪何や何や?!」
はやて「急に真面目な顔したおもたら、いきなり口説かれるとは・・・ぷっぷっぷ」
・・・なんか不本意だけど笑ってくれるならいいかな?
クライド「それじゃ僕は家に戻るよ。何かあったら連絡してね」
はやては笑いながら手を振って見送ってくれた
これからが本番だね?兄さん
深夜とある場所の屋上
そこではヴォルケンリッターが揃い。はやての病の事について話している
ヴィータがはやてを助けようと叫び
他の皆もそれに同意し
デバイスを起動した所に僕は『空から降りてきた』
僕が突然それから降りて来たのに皆が驚いている
少しして最初に戻ったのはシグナムだった
シグナム「クライド、お前のその恰好は」
クライド「これは僕のバリアジャケットだよ」
そう、僕はバリアジャケットを着て降りたのだ
恰好はクロノのバリアジャケットを蒼白くし、金属の部分を深い青にした物を想像してください
クライド「皆には謝らないとね」
シャマル「クライドくん、魔導師だったの?」
クライド「うん、秘密にしていてごめんね?」
シャマル「・・・・・もしかして管理局の?」
クライド「いや、管理局には所属していないよ」
クライド「僕が所属しているのは『バルスブルグ教会、聖天十字騎士団、極東本部』って言う所」
ヴィータ「アルバス・ダンブルドア協定、赤道十手騎士団、教頭の頭は藻?」
ヴィータの素の疑問を聞いた途端、ヴィータを除く僕達はズッコケ。甲子園球児顔負けのヘッドスライディングをした
少し落ち着いてから
ザフィーラ「クライドが魔導師と言うのは分かったが。此処に何しに来たのだ?」
ヴィータ「蒐集を止めろってんなら、いくらクライドに言われても・・・・はやてとの約束を破ってでも止めないからな!?」
シャマル「はやてちゃんを蝕む病を止めるために、今動かないで」
シグナム「何のための守護騎士か?!」ギャキン!
レヴァンティンを抜刀したシグナム
その目は騎士の眼をしていた
主の為ならどんなことでもやり遂げんとする覚悟が
ヴォルケンリッターの皆の眼からも、覚悟の炎が溢れている
クライド「止めるつもりは無いよ、僕も手伝うよ」
クライド「闇の書は教会側でも危惧していたんだ。それで情報を見て見たんだけど。一定期間蒐集しないと所有者であるはやての命を蝕んでしまうんだ」
シャマル「そんな・・・・じゃあ、はやてちゃんの病の原因は」
クライド「そう、シャマルとシグナムが考えていたとうり。闇の書の所為だ」
クライド「教会の情報は管理局の無限書庫よりも正確だよ?」
クライド「教会の方でも闇の書で犠牲になる人を救おうとしている。僕とはやてが出会ったのは全くの偶然だったけど」
クライド「とにかく今は蒐集をしないとはやてが危ない」
シグナム「その言葉に、嘘偽り無いな?」
クライド「僕の魔導と騎士としての誇りに賭けて」
しばらく僕とシグナムは見つめ合う
他の皆はただ静かに見守っている
少しして表情を崩したシグナムに握手を求められた
シグナム「これからもよろしく頼むぞ、クライド。共に主を護ろう」
僕はその手に応え、誓いと名乗りを挙げる
クライド「凍土の氷騎士、クライド・ハラオウン・北郷!ヴォルケンリッターが末席に加わります」
クライド「共に皆の主を。はやてを護るために」
それこそが
ヴィータ・ザフィーラ・シャマル・シグナム・クライド「「「「「夜天の主を守りし守護騎士なり!!!!!!」」」」」
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
クライドが八神家側に付きました
管理局にクライドの存在がバレたらどうなってしまうのでしょう?
クライドの生い立ち等は、はやてが家に帰ってくる前にヴォルケンリッターの皆に説明しています
一刀はしばらく裏方になります
では次回予告を
次回 真・恋姫なのは?第十七話
死神から逃れ。猫の襲撃を警戒せよ!
ではでは
再来~~~
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教会で騒動があり
八神家で家族が増えてしばらくした頃
悲劇が動き出す