No.575522

IS−インフィニット・ストラトス−黒獅子と駆ける者−

トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!

2013-05-12 13:14:51 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:705   閲覧ユーザー数:686

 

 

 

 

episode165 真実

 

 

 

そうしてネェル・アーガマに隼人達が帰還する。

 

「・・・・」

 

隼人は両脇に抱えていたシノンと颯をゆっくりと甲板に下ろすと、リインフォースとツヴァイとユニゾンアウトする。

ユニコーンとバンシィも抱えていたセシリアとラウラ、マドカを下ろし、一夏も箒をゆっくりと甲板に下ろす。

 

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

 

箒たちは隼人の無事を聞こうとしたかったが、雰囲気に押されて聞けなかった。

 

甲板には千冬、輝春が待っていた。

 

「・・・隼人」

 

「・・・・」

 

千冬は何て言ってやればいいか分からなかった。

 

 

「隼人君・・・」

 

「・・・・」

 

『隼人・・・』

 

 

隼人は千冬よりある場所を聞き出すと、格納庫へと向かう。

 

 

「兄さん・・・」

 

皮膚が抉れて内部機器が露出している右腕を押さえている颯は後を追おうとするも、シノンが肩を掴んで止める。

 

「今は・・・・・・そっとしておいた方がいい」

 

「・・・・」

 

「他の者も、今は放っておけ。その方が隼人の為だ」

 

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

 

「シノンの言う通りだね」

 

「・・・・」

 

『・・・・』

 

『・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

隼人が向かった場所はネェル・アーガマのとある部屋で、部屋の中央に白い布が被せられた一つのベッドがあった。

 

隼人はゆっくりと近づいて白い布を退かすと、そこには鈴の遺体が安置されていた。

 

「・・・・」

 

隼人は右目を細めて見る。

 

悲しい雰囲気が漂うが、隼人は一切悲しみを感じてない。いや、感じる事が出来ない・・・

 

(父さんと母さんが死んだ時も、どこか悲しめなかった。その時から悲しみの感情が無いから、か)

 

ナハトヴァールを二度と目覚めさせない為に闇隼人は消滅した。元々闇隼人が居たからこそ隼人は悲しみを感じるようになり、力が戻った。しかしまた一部の力を残して悲しみが再び無くなってしまった。

 

「・・・・」

 

少し鈴の顔を見てから退かしていた布を戻して鈴の顔を覆い、そのまま部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

それから移動して、ネェル・アーガマのブリッジ横の甲板上に立っていた。

 

空は既に暗くなって満月が綺麗に輝き、冷たい風が隼人のロングヘアーを靡かせる。

 

「・・・・」

 

隼人は左手でロングヘアーの根っこより少し前を束ねて掴むと、右手に持っていたナイフで掴んだ髪を切り落とした。

 

 

 

 

 

 

「・・・ここに居たのか、隼人」

 

と、扉が開いて千冬が甲板に現れる。

 

「千冬さん・・・」

 

隼人は後ろを振り向いて千冬を見る。

 

「ん?髪を切ったのか?」

 

千冬は隼人の髪が短くなっている事に気付く。

 

「気持ちの切り替えと言った所です」

 

隼人は一旦後ろを振り向いて左手に持っている切り取った髪を手放すと、髪は風に靡かれて宙を舞って飛んでいった。

 

「そうか・・・。長い方が似合っていると思ったが」

 

「・・・・」

 

「・・・凰の事は・・・・・・どう言ってやればいいか分からんな」

 

「・・・・」

 

「何を言っても、お前には悪いように聞こえるかもしれん。・・・目の当たりにしたのなら、尚更だ」

 

「・・・・」

 

「最も言えば、生徒を守れなかった私自身の無力さが・・・歯痒い」

 

「・・・・」

 

「・・・力があっても、私には守れないのか・・・。ずっと・・・これからも・・・」

 

千冬は拳を握り締める。

 

 

 

 

「・・・過去に何かあったのですか」

 

「・・・・」

 

千冬は黙り込む。

 

「・・・・」

 

 

 

 

 

「・・・あれは二年前の事だ。私がドイツの教官として赴いていた時だ」

 

「・・・・」

 

「当時はいつも通りに事が進むと思っていた。あの時まではな」

 

千冬の一言一言が重々しかった。本当なら言いたく無い事だろうに・・・

 

「教え子達と共に演習場でISの実機訓練をしていた。その中にはラウラとクラリッサも含まれていた」

 

「あの二人も・・ですか」

 

「・・・だが、訓練中にあいつらが・・・襲撃をして来た」

 

「・・・バインド、ですか」

 

「あぁ。そいつらが二体出現して突然私と教え子達を襲撃した」

 

「・・・・」

 

「当時はそれが何なのかは分からなかったが、相手がなんであろうと私は教え子を守ろうとISで応戦をした・・・」

 

「・・・・」

 

「だが、敵わなかった。手も足も出せずに私はやつらに倒された。そして・・・目の前でやつらに教え子の半分が・・・・・・殺された」

 

「・・・・」

 

隼人は少し反応する。

 

最近でもサミット防衛線やベルリン戦、ドイツ本土奪還戦で死傷者は出たが、それ以前の殺人は聞いてない。

 

 

「そしてやつらがラウラに襲い掛かろうとした時に、兄さんのAGE-1が現れたんだ」

 

「輝春さんが・・・」

 

「二体の内一体を撃破して、残りの一体は撤退し、兄さんはその場を去った」

 

「・・・・」

 

「結果的に教え子の半分がやつらに殺害されてしまった。それをただ見ているしかなかった私が・・・・・・悔しかった」

 

握り締めていた拳から血が滲み出てきていた。

 

「・・・・」

 

「ドイツ軍はバインドの存在を隠す為に教え子の死を事故死と隠蔽した。そしてその責任を私に押し付けた」

 

「冤罪・・・ですか・・・」

 

隼人はボソッと呟く。

 

(どこの時代どこの世界でも、やっぱり上の連中はまともなやつが居ないな)

 

表面には出さずに内心で怒りを表す。

 

「そのせいで私は教え子殺しの烙印を押され、周囲から非難を浴びるようになった」

 

「・・・・」

 

「生き残った教え子は情報の漏洩を防ぐ為にそれぞれ口止めがされ、バラバラの部署に移動された。監視付きでな」

 

「ラウラは知っていたが、恐らく何かで脅されて口止めがされていた・・・そう言ったところでしょうか」

 

「そうだろうな。だが、私にはそれよりも、教え子を守れなかったのが、何より辛い・・・」

 

「・・・・」

 

「何が世界最強だ。何が最強の力だ。教え子すら守れないのでは、何の意味も無い・・・」

 

千冬は俯いて歯を食いしばる。

 

「・・・・」

 

 

 

 

 

 

「一ついいですか、千冬さん」

 

「何だ?」

 

しばらくして隼人は口を開く。

 

「一夏達をブリッジに集めてくれませんか」

 

「何?」

 

「・・・みんなに話したい事があります」

 

「・・・・」

 

「全てをお話しします。包み隠さずに・・・」

 

「お前・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして一夏達は千冬に呼び出されて格納庫に集まっていた。

 

先ほど目を覚ましたシャルロット、楯無、簪、エリーナの他、輝春、アーロン、もいた。

 

「なぁ、千冬姉。隼人は一体何を話すんだ?」

 

「さぁな。私は何も聞いて無い。だが、言い方からすると重要な事だろうな」

 

「・・・・」

 

「重要な事、か・・・」

 

箒はボソッと呟く。

 

「一体何を・・・」

 

「・・・・」

 

簪は少し不安げな様子であった。

 

 

 

少ししてから隼人はリインフォース、ユニコーン、バンシィ、シノン、颯を連れてくる。

 

颯は束によって右腕の損傷を応急修復し、包帯で首の後ろに回して腕を吊るしていた。

 

「少し待たせたな、みんな」

 

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

 

するとみんなは目をぱちくりとさせる。

 

「どうした?」

 

「い、いや、どうしたって・・・」

 

「髪を・・・切ったのか?」

 

「まぁな。気持ちの切り替えだ」

 

「そ、そうなのか・・・」

 

 

「それより、隼人。一体何を話すんだ?」

 

「・・・・」

 

隼人は一回深呼吸し、一夏達を見る。

 

「これから話す事は全て事実だ。だが、信じられない内容かもしれん」

 

「・・・・」

 

「中には少しショックな内容がある」

 

「・・・・」

 

「心して聞いてくれ」

 

そして隼人は全てを一夏達に伝えた・・・・・・

 

 

 

一度は死に、転生している自分の事を・・・

 

 

バインドの正体とその出所を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――と、言う事だ。これが全てだ」

 

隼人は言い切ると、深くゆっくりと息を吐く。

 

話し終えた時には重々しい空気が流れていた。

 

(当然か・・・あんな事を聞かされて衝撃を受けないはずがない)

 

しかし同じ転生者である輝春、アーロン、エリーナは衝撃を受けてない。隼人の言う事を理解していた。

 

 

 

 

「お前・・・・・・一度死んでいたのか?」

 

一夏は声を震わせて言う。

 

「あぁ。言っておくが幽霊じゃないぞ。さっきも言った通りに転生している」

 

「転生・・・」

 

「よく御伽話とかで見たことはあるが・・・まさか本当に実在するとは・・・」

 

「・・・・」

 

 

「それで・・・今は戦闘機人として生きている・・・」

 

「・・・・」

 

「隼人が・・・戦闘機人・・・」

 

「でも、戦闘機人だとしたら、何で体が成長して・・・」

 

 

 

「そこからは私が説明する」

 

と、シノンが前に出る。

 

「神風隼人のもう一つの名はタイプゼロ。後の戦闘機人の技術の基となった・・・所謂オリジナルだ」

 

「タイプゼロ・・・」

 

「私や颯とは違い、ナノマシンとマイクロコンピュータによって構成された、限りなく人間に近い戦闘機人だ」

 

「だから、小さい頃からも、ずっと成長をしているのか?」

 

「そういうことだ。しかしタイプゼロの技術はあまりにも複雑かつ機密な構造な為、そのまま流用することが出来ず、一部の技術を応用し、身体の一部をサイボーグにした戦闘機人を誕生させた。私はそのプロトタイプ・・・№00ロストだ」

 

「・・・・」

 

「そこから更に颯や他の戦闘機人が誕生したのだ」

 

「・・・・」

 

 

 

 

 

「まぁ、そういう事だ。どう思うかはお前達次第だ」

 

重々しい空気の中隼人は口を開く。

 

「・・・俺をどう見るかも、自由だ」

 

それは覚悟を決めての一言だ。隼人が人間で無いのは確か。ナハトヴァールの件もあって、化け物として見るのも、それでも人として見るか・・・・・・それを決めるのは一夏達だ。

 

 

 

『・・・・』

 

みんなはしばらく黙る。

 

 

 

 

 

「・・・そんなの、関係無いだろ」

 

そして一夏が口を開いた。

 

「例えお前が一度死んだ人間で、今は戦闘機人でも、隼人は隼人だろ」

 

「一夏・・・」

 

「そうだな。私も同じ考えだ、隼人」

 

「箒・・・」

 

「どんな存在でも、隼人に変わりは無いんだ。それが人間じゃなくても」

 

「・・・・」

 

「わたくしもですわ、隼人さん」

 

「セシリア・・・」

 

「むしろ隼人さんの仲間になれた事がわたくしにとっては名誉な事ですわ」

 

「名誉、か」

 

「僕もだよ、隼人」

 

「シャル・・・」

 

「隼人が戦闘機人でも、僕のお兄ちゃんに変わりは無いからね」

 

「・・・・」

 

「私もです、師匠」

 

「ラウラ・・・」

 

「少し衝撃は受けましたが、それでも、師匠は師匠なのですから。それは変わり無い事実です」

 

「・・・・」

 

「私もよ、隼人君」

 

「楯無さん・・・」

 

「むしろ、あなたの様な助手が居てくれたら、これほど心強い事は無いわ」

 

楯無は悪戯な笑みを浮かべる。

 

「心強い・・・ですか」

 

隼人は苦笑いする。

 

 

「・・・・」

 

「簪・・・」

 

簪は少し戸惑いを見せるが、覚悟を決めて隼人を見る。

 

「・・・隼人が・・・例え人間じゃなくても、戦闘機人だとしても、私は構わない」

 

「・・・・」

 

「隼人は隼人だから・・・・・・私はそう思っているよ・・・」

 

「・・・そうか」

 

 

 

隼人はみんなを見る。

 

「みんな・・・・・・ありがとう」

 

「お礼はいいさ」

 

「あぁ」

 

「そうですわよ」

 

「そうだよ」

 

「えぇ」

 

「そうね」

 

「・・・うん」

 

重々しい空気が軽くなった瞬間で、同時に隼人の不安要素の一つが無くなった瞬間でもあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

細かな話をユニコーン達に任せて、隼人はネェル・アーガマの中央格納庫にいた。

 

隼人は格納庫のハンガーに安置されているバンシィ・ノルンを見る。

 

本来バンシィ・ノルンと隼人は二身一体であるが、損傷箇所の修復は基本事故修復だが、それでも追いつかない損傷箇所はこうして一時的に切り離して独自展開をし、修復を行う。

 

バンシィ・ノルンは外装に傷を多く負い、内装部に多くの損傷を受けている。

 

「お前のお陰で俺はこうしていられる。ありがとう」

 

何も語らない戦友に隼人は言葉を掛ける。

 

「これからも、よろしく頼むぞ」

 

すると返事をしたかのように、バンシィ・ノルンより唸り声の様な音がする。

 

 

 

 

 

「・・・隼人」

 

すると格納庫に簪が入ってきた。

 

「簪か」

 

隼人は後ろを向いて簪を見る。

 

「・・・今日は・・・その・・・何て言うか・・・」

 

「驚いたか?」

 

「う、うん」

 

「そりゃそうだろうな。空想的な内容を信じろと言われてもすぐには信じられないよな」

 

「・・・・」

 

「でも、それでも真実なんだ。全てがな」

 

「・・・・」

 

「信じられないか?」

 

「ううん。隼人が嘘を付くとは思えない。だから、信じられるよ」

 

「そうか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「お礼・・・言い遅れたけど・・・・・・助けてくれて・・・ありがとう」

 

少ししてから二人は格納庫の壁にもたれかかって話していた。

 

「何のお礼だ?」

 

「それは・・・バインドに誘拐されてから助けてくれた事・・・」

 

「あぁそれか。お礼を言われる程じゃないさ。当たり前の事をしたまでの事だ」

 

「・・・でも、命懸けで助けたんでしょ?」

 

「・・・まぁな。何で知っているんだ?」

 

隼人は怪訝そうな表情を浮かべる。

 

「リインフォースさんから聞いたの・・・何があったのかを・・・」

 

「そうか」

 

「・・・色々と大変だったんだね」

 

「まぁな。俺も大変な目に遭ったが・・・」

 

隼人は苦笑いする。

 

「・・・正直の所ね・・・隼人が連れ去られた時は・・・・・・ショックだった・・・」

 

「・・・・」

 

「隼人が目の前から居なくなってしまって・・・毎日生きた心地がしなかった・・・」

 

「簪・・・」

 

「そんな時に、バインドの襲撃があって、誘拐されてしまった・・・」

 

「・・・・」

 

「目が覚めるまで、その間の事はほとんど覚えて無い」

 

「やっぱり、簪も覚えてないか」

 

「・・・・」

 

「他のみんなと同じなのか・・・何か一つでも得られたらと思ったが・・・虫が良すぎるか」

 

 

「・・・・・・でも、一つだけ・・・分かる事はあるよ」

 

「・・・・?」

 

「かすかに、隼人の声だけが・・・聞こえていた」

 

「俺の声が・・・?」

 

「うん。それだけは・・・覚えてる。・・・隼人の声が聞けて・・・とっても、安心感があった」

 

「・・・そうか」

 

「・・・・」

 

「でも、みんな無事だったのが――――」

 

 

 

と、隼人は途中で口が止まり、表情が暗くなる。

 

「・・・・」

 

「・・・鈴さんの・・・事だけど・・・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・どう・・・言ったら良いのか、分からない」

 

簪は表情を暗くする。

 

「・・・・」

 

「何を言っても・・・隼人には悪い事にしか聞こえないと思う・・・」

 

「・・・かも・・・しれんな」

 

「・・・・」

 

「・・・もう少し・・・俺がしっかりしていれば・・・こんな結果にならなかったはず・・・」

 

「隼人・・・」

 

「・・・でも、過ぎた過去を悔やんでも、もう結果なんだ。それを変える事はできない」

 

「・・・・」

 

「・・・今は、前を見るしか無いんだ。鈴の死を・・・無駄にしたくはない」

 

「・・・・」

 

「あいつだって・・・ずっと俺が悔やむ事なんか・・・・・・望んでは無いだろうし」

 

「・・・・」

 

「それに、約束したんだ。世界をバインドから守るって・・・。あいつとの最後の約束を・・・」

 

「約束・・・」

 

「それだけは・・・貫き通す。どんな事があっても・・・」

 

「・・・・」

 

簪はゆっくりと隼人に近づいて身を寄せる。

 

 

「・・・その気持ちは・・・みんなだって同じだよ」

 

「・・・・」

 

「一人だけで抱え込まないで。仲間を頼りたい時は・・・頼ってね」

 

「・・・あぁ。そうするさ」

 

隼人は少しぎこちないが、左腕を簪の背中に回して、左肩を持つ。

 

簪は少し驚くも、気にしなかった。

 

「その為の仲間だ」

 

「・・・うん」

 

二人はしばらくそのまま格納庫で話し続けた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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